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吉川英治 / 吉川英治歴史時代文庫 (26件のレビュー)
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水の章
明鏡止水の境地というのか、1巻のときの泥の中を這うようであった武蔵が、人間 となり順調に剣客としての実績を上げて行く様子が作者の筆で生き生きと描かれている。 若干、野性味が足りない気がしてそこが、タ…ケゾウを知る読者からすると物足りないのだけど、それは今後の話を待てばいいのかな?続きを読む
投稿日:2014.02.17
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キじばと。。
槍術の名門として知られる宝蔵院の阿巌に勝利しながらも、老僧の日観の人間としての器の大きさに敗北を悟った武蔵は、つづいて剣の道でその名をとどろかせる柳生家を訪ねます。柳生家にはお通が滞在しており、老石舟…斎に笛を聞かせて彼の心を慰めていました。武蔵は石舟斎と剣を交えることはかないませんが、彼が生けた花を見て、その枝の切り口から石舟斎の真の力を知ります。 他方、お甲のもとを去った又八は、石夫として働いているときに、佐々木小次郎の印可目録を手に入れます。その後、彼は老母のお杉と再会しますが、武蔵への憎しみをわすれず復讐をめざして突き進む彼女についていくことができず、ふたたび彼女のもとから去っていきます。 登場人物たちが行く先々でニアミスをくり返すエンターテインメント作品らしい展開が巧みに構成されていて、たのしんで読むことができました。続きを読む
投稿日:2022.01.28
まな
2巻では、武蔵の挫折と心身の成長、沢山の出会いと別れが描かれる。 城太郎という弟子との出会い、吉岡門下との戦い、何より石舟斎に出会わずして挫折する場面は印象的。また、青年らしく、お通に心惹かれる自分を…戒める姿に人間らしさを感じる。 功名心に燃える武蔵が、剣宗石舟斎の門の前で詩を読んだ時、 「届かない!自分などには届かない人物だ」と感じる場面がある。 それは武蔵にとって挫折であり転換点でもある。剣の技ではなく、剣の真理を求める厳しい修行の始まりだったのだと思う。 武蔵は自身の未熟さを克服するため、「今から小理屈は早い、剣は理屈じゃない、人生も論議じゃない、やることだ、実践だ」と山沢に駆けていく。 机上ではなく、実践に答えがあるというのは、時代は変わっても通ずる考えであり、私も肝に銘じたい。 続きを読む
投稿日:2021.04.16
bosch
今回の目玉?は柳生一族、そして佐々木小次郎の登場? 以前、もう少し先まで読んでいたのだが、こんなに早く小次郎が登場したとは。と同時に又八が痛いし、お通の武蔵を追う姿もストーカーと紙一重では?般若の面と…ダブらせる描写が秀逸で怖い。続きを読む
投稿日:2020.10.04
yoichiokayama
武蔵は剣の修行に専念するため、お通を突き放してます。 宝蔵院で味わった敗北感、柳生石舟斎が手向けた芍薬の花で感じた挫折感。 武蔵を追うお通、お杉ばば、又八。 佐々木小次郎も登場し、物語はさらに進んでい…きます。続きを読む
投稿日:2020.05.13
ともくん
[再読] 武蔵、又八、お通、佐々木小次郎、それぞれの人生が動き出す。 それぞれが、自分の目標を持ち、それに向かって駆け出す。 出会いと別れを繰り返し、武蔵も成長してゆく。 何事も近道は無い。 遠回りで…も、それが自分にとって成長してゆく大切なのプロセスなのだと思える。 何事も経験だ。続きを読む
投稿日:2018.12.24
nuhuaueo0
映画化・ドラマ化・漫画化など、様々なかたちで紹介されてきた大人気歴史小説の第二巻。ここでのクライマックスは「般若坂の決闘」と「佐々木小次郎の登場」だろうと思う。書かれた時代を感じさせない読みやすい文体…なのが、とても印象的だ。続きを読む
投稿日:2018.06.24
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