レビューネーム未設定さんのレビュー
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32
このユーザーのレビュー
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東京喰種トーキョーグール リマスター版 1
石田スイ / 週刊ヤングジャンプ
なんだこれ。無茶苦茶面白い
5
寄生獣に近いという意見があるけど、どちらかというと小野不由美の屍鬼の影響を感じた。タイトルからホラーを連想してしまって手を出していなかったのだけど、これは損をしたな。と思った。
何が正しくて何が正…しくないのか。追う側も追われる側もそれぞれ、苦悩しながら生きている。そういうテーマが根底にあるのだけど、戦闘シーンとか、色々アレな描写とか色々楽しませてくれる。
強引にまとめてしまうと、不良の抗争の物語とそれを取り締まる警察官の話 と言えなくもない。 続きを読む投稿日:2014.02.28
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零戦 その誕生と栄光の記録
堀越二郎 / 講談社文庫
傑作!
4
零戦の主任設計士の書いた本だというから堅苦しい技術書を想定していたら良い意味で予想を裏切られた。
筆者が三菱に入った経緯。三菱の仕事の進め方。はじめて任された飛行機の設計。テスト飛行。零戦の設計など…など。それらに加えて、どうやって非力なエンジンを使いながら、航続距離が長く、速く、運動性能の高い飛行機を実現できるのか。その辺りの技術的な話を非常にわかりやすく説明してくれる。
筆者は非常に優れた映像的記憶力を持っている。文章を読んでいるのに、今、まさに飛行機の開発が行われているさまを目の前で見ながら、優れた解説者に実況中継をしてもらっているような。そんな臨調感を感じながら、気がつくと本書を読み終わっていた。
筆者は天才的な技術者であるが、その辺りの小説家が束になっても叶わないほど文才にも恵まれている人だったのだと思った。
本書を読んでからジブリの風立ちぬを観に行った。本書を読まずに映画を見ても十分に楽しめる作品だと思った。けれども、本書を読んでいけばより一層風立ちぬが楽しめるし、堀越次郎の凄さ、零戦の凄さを理解できると思う。
続きを読む投稿日:2013.11.23
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勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。2
左京潤, 戌角柾 / 富士見ファンタジア文庫
1巻がおもしろかったのでつづきに手をだしてみた
3
思ったよりもサービスシーンの多い作品なのな、、、。某魔王さまのヒロインが不憫だ。
さてさて、今回は主人公のライバルだったアイリのターン。業界最大手のアマダが近所に進出してきたことで窮地に陥るラウル達…、という展開なのだけど、アマダってあのアマダだよなぁ。いいのかなぁと思うような扱いが、、、、。
相変わらず面白いし、中盤からはバトルもあって盛り上がる。ただ、展開があざと過ぎるのが若干気にならなくもない。 続きを読む投稿日:2013.10.02
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宮本武蔵(1)
吉川英治 / 吉川英治歴史時代文庫
地の章
2
芥川龍之介の羅生門の雰囲気を感じた。泥の中を這い回るような武蔵の荒々しさが吉川英治の確かな筆致で躍動的に描かれている。
評判に違わず面白い。そして読みやすい。実は三国史よりもこっちのほうが有名? 時…代劇というか、極上のエンタメ小説だな。これは。 続きを読む投稿日:2014.02.17
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甘城ブリリアントパーク2
賀東招二, なかじまゆか / 富士見ファンタジア文庫
祝 アニメ化決定 最近、京アニの氷菓、見直してるけど面白いよね 2/17'04
2
ふもっふ に近い感じ。いすずが可愛い。 西也よりもモッフルに肩入れして読んでしまうのは自分が年を取ったからなのか、、、。いや、モッフルと姫様の過去話もやってほしいなぁ。 ビジネス小説であるのだけど、…なんというか全うにファンタジーをやっていて作者を考えると結構、驚いてしまう。 続きを読む
投稿日:2014.02.17
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甘城ブリリアントパーク1
賀東招二, なかじまゆか / 富士見ファンタジア文庫
おすすめです
2
賀東だけど、血と硝煙の香りがしなかった! 全うなビジネスというか経営?小説になっていて驚いた。ファンタジーなのは登場人物だけで、ストーリーはあくまでリアルに進んでいくのかと思ったら、最後の最後でどん…でんがえしがあって、そこは一気に引き込まれた。 賀東招二のすばらしいのは、ミリタリーだけでなく、魅力的な悪役を作るところにもあったよな。と改めて思い起こされたり。 続きを読む
投稿日:2014.02.17