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天野節子 / 幻冬舎文庫 (98件のレビュー)
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総合評価:
J.SUZUKI
5
コロンボちっくな展開ですが面白い
初めての著者ですが、ちょっと変わった書き方(刑事コロンボ的というのかな?)でなかなか面白かった。 終わり方は若干微妙でしたが、まぁ主人公のキャラを考えたらこれしかないかー、という印象。
投稿日:2013.11.05
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上海かんすけ
同じく、コロンボ風+土曜ワイド劇場な印象です
期待して読みましたが、主人公の女性が私が一番嫌いなタイプ(男性の多くが好まないタイプと思います)。ですので、読んでいて非常にむかっ腹が立ち、つらかったです。また、展開がある程度予測できるのと、何度も似…たような表現(回りくどいが印象付けようとする?)が多くて大変でした。 最初から映像化を狙ったのか?と思うほど、話の構成と背景・描写。途中まで非常に読んでいてつらかったです。ですが、後半からはだいぶん引き込まれました。結末は え? と言う感じで勧善懲悪なスッキリ感はなかったです。後半の盛り上がりで★を加えました。 恐らく、私が女性であったり、今風の小説が好きであれば印象は違うと思いました。何しろ華麗なる生活~と言うのは好みがわかれると思うのです。 人によっては★5になると思います。続きを読む
投稿日:2016.12.08
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ハルめめ
天野さんのデビュー作。一気に読ませる力量はさすがです。主人公は高慢でプライドの高い女性。夫の愛人を殺害するのだけど…。刑事との駆け引きなどドキドキしながら読みました。最後は恭子を応援していたので、ちょ…っと残念だったけど面白かったです続きを読む
投稿日:2023.10.25
verdeb
テレビドラマになったというけど知らなかった。これがデビュー作、しかも最初は自費出版だったのが信じられない。評論家はプロットやパターンは新しいものではないというけど、こういう話をよく考えつくものだと思う…。おもしろい。最初に出てきたおじいさんは誰と思っていたら後のほうでわかるし、主人公が人の家に行くところだって疑問な点はありつつもわからない。刑事もそうだけどその他の人たちの推理力もすごい。全体を読むと人を動かすのにあんなに思い通りになるかなという気はするけれど、ま、そこは小説なので。続きを読む
投稿日:2023.10.10
ひゃっほう
借りて読みました。 以前テレビでドラマ化されていたのを先に見てはいましたが、テンポ良く書かれていて読みごたえがありました。 女性の怖さを痛感する作品。 が、主人公の恭子ほど完璧(?)であると、憧れ…る気持ちが僅かながらにも生じ、自分が女であると、いやがおうでも実感します。 再読はありませんが、満足度は高め。続きを読む
投稿日:2022.10.19
npol
何度もひっくり返しの展開があり、長い本だが飽きずに読めた。 非常にプライドの高い女性と不妊症への葛藤をうまく描いており、女性作家らしい作品。 ストーリーを成り立たせるために、ほかの登場女性の動きはやや…疑問が無くもないが、あまり気にはならない。 自費出版でこれを作り上げたのは凄い。続きを読む
投稿日:2022.10.08
anakenn50
「氷の華」の初版発行日は、平成20年の6月30日になっている。 仕事帰りに時折寄る商業施設内の書店で、初めて天野節子の「氷の華」を手に取った時には、既にその書店の棚に「目線」も「烙印」も並んでいたから…、初版発行日よりは随分後のことだと思う。 初めの方を拾い読みして、面白そうだとは思ったが、その時は購入しなかった。 その頃、沼田まほかるの「九月が永遠に続けば」を読んだばかりで、幻冬社文庫に沼田の本があるのを知って、探していた時、たまたま天野節子に目が留まったのだと思う。 今の所に引っ越してから、6年以上経つから、それ以前に一度手に取っていたのだが、それを先日購入した。 元々目当ての本があり、色々大型書店を回ったが結局手に入らず、その時この本を買った。 書店の棚も生存競争が激しく、天野節子にスペースを割いている書店は近くには無いのも理由の一つだ。 先日、望月諒子の「蟻の棲み家」を読んで、女性ミステリー作家に、少し興味が増している。 この作品はいわゆる倒叙型で、最初に殺人が行われる。 しかし、それより気になったのは、プロローグでこれがどのように本文に繋がって来るのかを意識してしながら読んでいたが、やはりこれが大元の原因だった。 まだ、単純で未熟だった頃には、立件出来るとか、公判を維持するなどということなど知らず、犯罪は必ず罰されると思っていたが、現実はそうではないと今は分かっている。 タイトルは「氷の華」なのだが、事件は夏に起きる。 「氷の華」は違うものを象徴している。 自分にとって未知の作家を読むのは、違った世界に触れることである。 また一つ、新しい馴染みが出来た。 続きを読む
投稿日:2022.02.07
こじまる
このレビューはネタバレを含みます
読み出しが鈍かったかな。 読み始めるとおもしろくはなるんだけど、どんでん返しがあるとわかっていても、あらすじから大体の流れはわかるので、その意味で読み進めるのに少し時間がかかった。 犯行としては、人に殺人を仕向けるってこんなに上手くいくのかなってとこかなぁ。 旦那が不甲斐なさすぎる。 結局、全て主導するのは女側だったね。。 自分の将来のために結婚し、罪を犯し強請られ、昔の女とやり直すつもりがあったのかどうかも曖昧に、なんだか流され、結局迎えるジ、エンド。 女のプライドもすごいし、私は犯罪を犯して動揺しないなんてまず無理。 そこまでのプライドないから。 この本が米倉涼子の主演でドラマ化されていると知って、いかにもって思った。 何にも屈しない強い女。米倉さんだわ。
投稿日:2021.09.28
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