O嬢の物語

ポーリーヌ・レアージュ, 澁澤龍彦 / 河出文庫
(45件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
7
12
13
4
0
  • 想像力がふくらむ

    前から読んでみたいと思っていたが、思いのほか長くて手こずった。もう少し娯楽性があるなら軽かったけど、哲学的でもあり、途中で”なんだかなぁ”と食傷気味になって疲れた。1950年代発表当時はこれはセンセーショナルだっただろう。自分には誰かの所有物になって思いどおりになり愛を得るなんて理解できない。自由や自我に対する考え方は欧米人と日本人では異なるので、小説に関する感じ方もまた違うのだろう。続きを読む

    投稿日:2014.08.05

ブクログレビュー

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  • 水琴桜花

    水琴桜花

    性器にピアスしたり全裸で鳥の仮面かぶったりして、人間性が剥奪されていく快感がここにはあります。
    作者は女性なんでしたっけ? 登場人物の誰に感情移入しながら書いていたのかは、ちょっと気になります。

    投稿日:2019.07.07

  • ふみ子

    ふみ子

    何たる一冊…………。
    結局Oは、男たちのオブジェ、蝋人形のような存在であったのか。
    フランケンシュタインのように、どんどん改造されていく恐怖、不安、嗚咽が生々しくそして痛々しい。
    奴隷制度がありましたよという訴えもあるが、その中身を抉り出してあるんだけど、性交渉の描写は実は殆どない。
    その幸福は、本物でありながら読み進めていくうちに感情論になっていき、ラストに近付くにつれ戦慄を齎される。
    これも運命なのかと考えさせられた一冊。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.07

  • SHE, her.

    SHE, her.

    スーザンソンタグの「ラディカルな意志のスタイルズ」のなかで書かれていたことが全て、なような。あれを読んでから読んだことで、小説全体を覆う死の香り、崇高な文章表現がスッと入ってきてただただ過激な物語ではなく読めたと思う。続きを読む

    投稿日:2019.04.22

  • Στέφανος

    Στέφανος

    原書名:Histoire d'O

    ドゥ・マゴ賞
    著者:ポーリーヌ・レアージュ(ドミニク・オーリー)(Réage, Pauline(Aury, Dominique), 1907-1998、ジャーナリスト)
    序文:ジャン・ポーラン(Réage, Pauline, 1884-1968、文芸評論家)
    訳者:澁澤龍彦(1928-1987、港区、小説家)
    続きを読む

    投稿日:2019.01.04

  • arianrhod

    arianrhod

    O嬢に共感できるか、理解できるかというと難しい。だが読者の立場でなるたけ、できうる限りの最上の努力をしてみた。幾万もの自由を捨て厳しい戒律で束縛し苦行し、成程彼女には神による法悦のようなものに近い愛の物なのかもしれないと考察するものの、納得できなく受け入れ難い。続きを読む

    投稿日:2018.03.03

  • なな

    なな

    O嬢は恋人ルネのせいで鞭打ちなど苦痛を与えられますが、それでもルネを「愛してるわ(p47)」と本音で言います。

    彼女は“拷問という観念を愛し”、“拷問が終わったとき、彼女はそれに堪えたことに満足をおぼえ、しかも、拷問が残酷で長ければ長いほど、より大きな満足をおぼえる”(p205)のです。

    そして“ルネがOに自由をあたえているということ”を障害と感じ、Oは“自分の自由を呪わしく思って”(p145)います。

    残酷な拷問を受け、服従し、奴隷として身をささげることに満足をおぼえるOに、なかなか共感はできませんが、そういった幸福の存在をまざまざと感じる物語でした。
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    投稿日:2017.06.29

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