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ポーリーヌ・レアージュ, 澁澤龍彦 / 河出文庫 (45件のレビュー)
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総合評価:
mag2000
想像力がふくらむ
前から読んでみたいと思っていたが、思いのほか長くて手こずった。もう少し娯楽性があるなら軽かったけど、哲学的でもあり、途中で”なんだかなぁ”と食傷気味になって疲れた。1950年代発表当時はこれはセンセー…ショナルだっただろう。自分には誰かの所有物になって思いどおりになり愛を得るなんて理解できない。自由や自我に対する考え方は欧米人と日本人では異なるので、小説に関する感じ方もまた違うのだろう。続きを読む
投稿日:2014.08.05
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kindle探検隊@エンタメ垢
変態SM小説。傑作の名高い作品だけど、今のご時世叩かれそう。 読み手を選ぶ、R指定モノ。 いきなり拉致監禁に始まり、奴隷として目覚めていく主人公O。狭い世界で男たちが入り乱れて行為を楽しむわけだが…、空間的な広がりが乏しいところがあまり好きではなかった。 日々、女性に虐げられてる、男性陣はストレス発散できるかも。続きを読む
投稿日:2021.03.26
hide02961
3.8官能小説と呼んでもいいのか?見たことない世界に一気読み。まあ理解されないやろな。ドキドキする。
投稿日:2020.08.14
水琴桜花
性器にピアスしたり全裸で鳥の仮面かぶったりして、人間性が剥奪されていく快感がここにはあります。 作者は女性なんでしたっけ? 登場人物の誰に感情移入しながら書いていたのかは、ちょっと気になります。
投稿日:2019.07.07
ふみ子
何たる一冊…………。 結局Oは、男たちのオブジェ、蝋人形のような存在であったのか。 フランケンシュタインのように、どんどん改造されていく恐怖、不安、嗚咽が生々しくそして痛々しい。 奴隷制度がありました…よという訴えもあるが、その中身を抉り出してあるんだけど、性交渉の描写は実は殆どない。 その幸福は、本物でありながら読み進めていくうちに感情論になっていき、ラストに近付くにつれ戦慄を齎される。 これも運命なのかと考えさせられた一冊。続きを読む
投稿日:2019.06.07
SHE, her.
スーザンソンタグの「ラディカルな意志のスタイルズ」のなかで書かれていたことが全て、なような。あれを読んでから読んだことで、小説全体を覆う死の香り、崇高な文章表現がスッと入ってきてただただ過激な物語では…なく読めたと思う。続きを読む
投稿日:2019.04.22
Στέφανος
原書名:Histoire d'O ドゥ・マゴ賞 著者:ポーリーヌ・レアージュ(ドミニク・オーリー)(Réage, Pauline(Aury, Dominique), 1907-1998、ジャーナリ…スト) 序文:ジャン・ポーラン(Réage, Pauline, 1884-1968、文芸評論家) 訳者:澁澤龍彦(1928-1987、港区、小説家)続きを読む
投稿日:2019.01.04
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