【感想】肩ごしの恋人

唯川恵 / 集英社文庫
(377件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
74
137
117
19
6
  • さくさく読める

    お互いに正反対な萌とるり子の友情が良かった。
    恋愛のことしか考えてないるり子。でもこれだけ自分の欲求に素直だと逆に好ましくなってくる。
    ただ、私的に最後が微妙。そんな簡単に親になってはいけないと思う。
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    投稿日:2013.10.10

  • 生き方

    生き方、仕事の仕方の多様性を感じました。
    自分の未知の世界に踏み込むことで、見つける新しい生活。
    女性の登場人物達が、いろんな出来事にたいして、困惑し、迷い、決断して生き生きしていく姿は、個人的には楽しめました。
    すごく読みやすくて、あっという間に読了できます。
    女性に限らず、男性でも働き方、生き方等、多様性を生み出してもいいんじゃないかなぁ?そう思いました。
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    投稿日:2015.07.13

  • めんどくさ

    率直にいうと、こうですよね。
    男性からすると。
    やはりわかり合えないかも。

    投稿日:2019.04.21

ブクログレビュー

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  • おもち

    おもち

    このレビューはネタバレを含みます

    男に幸せにしてもらう女も、自分ひとりで幸せになれる女も、どちらも好きです。私は人間味溢れるるり子が結構好きです。「自分が女であることを武器にする女か、弱点に思う女か」「我慢強い女にだけは絶対ならないでおこうと」。自分大好き、自分勝手でプライドが高くて負けず嫌い。男に幸せにしてもらって当たり前。男性から見たら勘弁してくれ、と思うのかもしれませんが。周りなんて気にせず幸せになろうとするるり子はかっこいいです。しかし本当は寂しくて満たされない。抱いて欲しいのではなく、抱きしめてほしいるり子、好きです。

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    投稿日:2024.03.24

  • Sayuri

    Sayuri

    2004年(発出2001年) 331ページ

    第126回直木賞受賞作です。

    著者の唯川恵さんは、若い頃にコバルト文庫で作家買いしていた小説家です。やさしい雰囲気の恋愛小説が大好きで新刊が出ると買っていた記憶があります。小説をめったに読まなくなっていた時期に直木賞受賞のニュースを見て、ジュニア向けから大人の小説へシフトしてたんだなあ、と思いました。久々の唯川恵さんでしたが、読みやすさは変わらず、軽快なテンポで物語が進んでいきました。

    対照的な2人の女性、るり子と萌は5歳の頃からの腐れ縁。るり子はまさに『女の敵』という表現がピッタリの女性。わがままで強欲。自分の欲しいものは手に入れないと気が済まない。『女』という自分の武器を最大限に駆使して他の女から奪った男は数知れず。対する萌は、普通に常識的な女性。
    しかし、るり子の3回目となる結婚相手の男性はなんと萌の元カレ。その3回目のるり子の結婚式のシーンから物語はスタートします。

    私は萌タイプなので、るり子には最初反感を抱きました。萌の視点に立ち、るり子を腹立たしく思いました。しかし、あまりにもるり子が一貫性のある突き抜けた性格だったので、最後の方はるり子に好感を抱いてしまったほどです。るり子にも共感できる部分はあります。こと恋愛に関しては、好きな相手に可愛く思われたい、家庭的なふりしたり、一生懸命おしゃれして相手に気に入られようと努力するのは一緒だな、と過去の自分を振り返りました。痛い。一方の萌の方は、なんかわかりにくいと思ってしまいました。他人も自分も信頼できない萌に思うところは、いくら幼なじみでも、彼氏を盗られたら絶縁するでしょ!
    で、最後の萌の決断がぶっ飛んでいるが、おいおい、ちゃんと高校生に避妊を教えてあげなさい、とツッコミたくなったのでした。

    対比されている2人の生きざまと読後感のよい結び方。2人とも強い女性でしたね。おもしろいお話でした。

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    投稿日:2024.03.17

  • サクラサク

    サクラサク

    このレビューはネタバレを含みます

    直木賞の作品らしい。

    おぉこんな内容だったか!
    JKが好きな唯川さん×直木賞ということで、読んでみる。
    しかもドラマやってた気がして、期待して読む。

    すごい女がいた!
    るり子、私の周りににはいなかったなぁ。でも、萌のような子もいなかったなぁ。
    それぞれが、すごく魅力的。
    自分の行動に自信を持っていること、27歳にして後悔のないような生き方をしていること。言い切るって難しい。でもこの2人は行動も選択も迷いがないことに、すがすがしい感じがする。あとがきに、江國さんが唯川さんの作品を“梨”の筆と言っていた。“あるのまみずみずしさと、さくさくとした歯ざわりの良さ”と書いている。まさに!!!
    読み応え(噛み応え?)抜群だった。

    P206
    「後悔するかどうかは私が決めることよ。」
    P304
    「それにね、私は自分が幸せになれないなんてどうしても思えないの。だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。人生を投げたりしないもの。頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけないじゃない。」

    3回結婚して、3回離婚して、結婚で私が幸せになることしか考えていない、女の武器を誇らしくかざするり子を、かっこいいと思うなんて!!!
    でも、生き方に筋が通ってて好きだなぁと思った。

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    投稿日:2024.03.05

  • あすか

    あすか

    間反対の2人の女性を描いていたら、結局のところ2人とも同じ感じに収まっていて面白かった。
    ルートは違えど自由に生きる女性の形を表していて面白いかった。

    投稿日:2024.03.01

  • あっぽん

    あっぽん

    「女はいつだって女であるということですでに共犯者だ」
    「男が結婚しているという事実は、どこか安心感をつれてくる。」
    唯川恵さんの小説で出てくるこのようなアフォリズムは、小説を手にするたびにどのようなことがあるのだろうとワクワクしてみます。ただ私が未熟者なので、納得!とまではなりません。ただそんなことを考えれるレディーになりたいって思います笑。続きを読む

    投稿日:2024.02.28

  • maron

    maron

    私の身の回りには起こり得ない刺激的なお話だったけど、こうも自分を持ってるるり子がかっこよかった。でも実際にるり子が居たら嫌いなタイプ、って部類に入れてたなきっと。笑
    世の中にはいろんな人がいて、いろんな生き方があって、歳を重ねる度にそれを重々と感じる。そう思うと世界が大きく大きく見える。自分なんてちっぽけなんだって思う。でもそんなちっぽけな人生、自分が愛さなくっちゃ、とも思う。続きを読む

    投稿日:2024.02.21

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