Slackが見つけた 未来の働き方 いつ、どこで働いても全員が成果を出せる組織づくりのすべて
ブライアン・エリオット(著)
,シーラ・スブラマニアン(著)
,ヘレン・カップ(著)
,山本真麻(著)
/翔泳社
作品情報
『ウォール・ストリート・ジャーナル』ベストセラー! こうすればみんなが充実して働ける! ◎リモートワークの悩み・不安が解消「コミュニケーション不足になる」「生産性が落ちる」「みんなちゃんと働いているかわからない」「イノベーションが起きなくなる」「帰属意識が損なわれる」「新人や若手の育成は?」――ビジネスコラボレーションアプリを開発するSlackが、社内実験と他社事例から導き出した具体的な解決策を伝授。◎グローバル企業の事例が豊富IBM、DELL、Dropbox、ボストン・コンサルティングなど、世界の先を行く企業が試行錯誤して見つけたものとは?◎巻末付録のツールキットが充実みんなが働きやすくなるためのフレームワーク、テンプレート、ワークシートを掲載。◎具体的なノウハウがたくさん#組織を貫く「ルール」を決める方法#対面・非対面でメンバーの「つながり」を構築する方法#新しい働き方の時代に求められるマネージャーが育つ方法#成果に基づき評価する方法#意味のある会議を行う方法◎今すぐ役立つヒントが満載#重要なのは「どこ」より「いつ」働くか#勤務時間が自由でも、会議が多すぎたら意味なし#「対面をデジタルで補う」から「デジタルを対面で補う」へ# 1人がオンライン参加なら全員オンライン参加#コア・コラボレーション・タイムを設けよう#“カレンダー掃除”をしよう...and more!■目次■◎未来の働き方について考える1 「9時から5時」の働き方はもう機能しない2 柔軟な働き方を進めるべきこれだけの理由◎7つのステップで未来の働き方を実現するStep 1 「方針」を策定する――そもそもの目的とねらいStep 2 「ガードレール」を決める――方針を行動に落とし込むStep 3 チームの「取り決め」を定める――個別の事情に配慮するStep 4 メンバーを巻き込む――実験と変革を続ける体制Step 5 つながりを築く――社内文化を育む仕組みStep 6 リーダーを教育する――求められる管理スキルStep 7 成果に基づき評価する――「監視」から「信頼」へ【巻末付録】未来の働き方ツールキット※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
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商品情報
- 著者
- ブライアン・エリオット, シーラ・スブラマニアン, ヘレン・カップ, 山本真麻
- 出版社
- 翔泳社
- 書籍発売日
- 2023.01.20
- Reader Store発売日
- 2023.01.20
- ファイルサイズ
- 5.3MB
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この作品のレビュー
平均 3.0 (2件のレビュー)
-
コロナ禍からすでに4年以上が経過し、本書に記載されていることは、当社では概ね達成できている気がする。
当然世界的IT企業には及びもしないし、できていないことも多数あるが、企業文化の違いという側面もある…ため、何が最適なのかは企業ごとに決めていかざるを得ないだろう。
そういう意味では、現時点では合格ラインな気がしている。
ただし、これからも天災厄災に関わらず、働き方という面では益々変化をしていくだろう。
そもそも、ビジネスモデル自体が大きく変化していくのだ。
そういう環境変化の中で、自社がどういう位置を取っていくか。
さらに言うと、その先の目指す道はどこなのか。
そういうことを、経営者だけではなく、社員も含めて見つけていく必要性がある。
どうしてもデジタル化できなくて、出勤せざるを得ない職場もまだまだあるだろう。
エッセンシャルワーク(essential work)とは、人々の生活にとって必要不可欠な仕事のことだが、そこまで行かなくとも、出勤が必要で対応しなくてはいけない仕事は社内に確実に存在する。
工場や設備がある会社は、当然誰かが出勤する必要がある訳で、すべてが遠隔操作で完結するのは難しい。
だからこそ、どういうバランスでどうやって働くのが最適なのかは、会社ごと、職場ごとに決めていくしかない。
当然、工場設備を遠隔操作する仕組みを導入検討することもその一つに入るだろう。
いずれにしても、環境変化に対応して行く必要があることは間違いない。
益々、チームビルディング含めた、仲間間の意思疎通をどう作り上げていくのかが、会社の競争力になっていくだろう。
そもそも働きづらい職場からは、人材が離れてしまいがちだ。
そうなると、さらに採用も困難になってしまう。
もし採用できたとしても、定着してくれなければ意味がない。
この悪循環でノウハウの継承が難しくなると、仕事の継続性という面でも不安が残る。
結果的に働きづらい職場こそ淘汰されてしまうから、経営者としては「そんな甘いことを言ってないで何とかしろ」なんて言っていられる余裕はないのである。
我々は変わらざるを得ない。
年齢を重ねるごとに、実は変わることが難しくなる。
今までの固定観念からどうしても抜けきれないし、新しい環境に慣れるのにも時間がかかってしまう。
これはある一定の年齢であれば、誰でも似たようなものだろうと思う。
当社でも、例え年輩であっても、学習して一部対応出来ているのは事実。
一方でGoogleドライブなどクラウドでのデータ管理などは、運用方法が部門・チームにお任せになってしまっているため、まだまだ使いこなせていない年輩の人も多い。
社内データのやり取りも、いまだにWordファイルをローカルPCに保存して、添付でメール送付する人がいたりする。
何度か使い方を教えているが、なかなか慣れた方法から変えられないようだ。
こういうところを改善していくのは、まだまだ時間がかかるのだろう。
とにかくチーム内で議論を重ねることが重要なのだ。
「我々はどういうルールで働くのが最適か」
当然、働きやすいだけではなく、それによって最大の結果を出さなくてはいけない。
最高のパフォーマンスを発揮できるのかどうか。
こういう議論を重ねることが、チーム内の安心感を醸成し、お互いの関係性を良くしていくことに繋がるだろう。
昔は社内での会食や飲み会もあったが、リモートワークが普通になれば、そういう時代ではないというのも確かだ。
オンライン飲み会も、最初こそ流行ったが段々と廃れてしまった。
一方で、人間の本能として、一緒に食事を重ねた人ほど、関係性が深くなっていくのも確か。
究極だが、家族であれ職場であれ、「人間関係をどうやって構築していくか」というのは、これからの時代の人生のテーマなのかもしれない。
寿命が100年と言われているこの時代、お金は確かに必要であるが、これから「社会関係資本が必要だ」とも言われている。
人同士がつながることで、困った際にお互い様で何とかするということだ。
こういうネットワークの中に入っていることが大切である。
一方で、こういう輪の中に入る難しさもあったりする。
会社の中で「我関せず」で働いている人もいるが、今後は益々1人で出来る仕事が限られるので、チームで働かざるを得ないだろう。
コミュニケーションが苦手な人にはしんどい部分もあるかもしれない。
しかし、全員と仲良くする必要はない。
チームの中で迷惑をかけない形で、上手に、そして最低限のコミュニケーションを取れればと思う。
大変な時代になったものであるが、社会全体が変化していることは間違いない。
自分自身、意識を持って変化していくことを、肝に銘じているつもりだ。
変化できなければ、生き残れないのだ。
そういう覚悟で、新しい時代に合わせていくことを心がけている。
(2024/5/31金)続きを読む投稿日:2024.07.06
副題に「組織作り」とあるように、基本的にはマネジメント層向けの話が多めだと感じました。
内容は、太字等でメリハリは付いているものの、少しボリューミーに感じます。
後半に「未来の働き方ツールキット」と…題された、前半部分の内容のワーク的な部分がまとまっているものが用意されているので、これも見ながらイメージできると読み進めやすいかな、と思いました。続きを読む投稿日:2023.03.05
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