こうやって、考える。(PHP文庫)
外山滋比古(著)
/PHP文庫
作品情報
本書は、東大生のバイブルとして名高い『思考の整理学』の著者が、これまでの著作郡の中から発想力を鍛えるためのヒントを150に厳選して紹介します。専門の英文学のみならず、思考、日本語論など、さまざまな分野で創造的な仕事を続けてきたことから「知の巨人」とも称される著者。「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」「思考に休符を挟む」「『まどろみ』の中で考える」「比喩で思考を節約する」など、誰でもすぐに取り入れることができる方法が満載です。発想力と思考力が同時に磨かれる1冊! 「校正などしている間に、おもしろいことに気付いた。引用された短文が、もとの本文の中にあったときとは違った、新しいニュアンスをともなっているのである。引用されることで、味わいが濃縮されるのかもしれない。本書の短いことばたちが、少しでも読者の役に立てば幸いである」(本書「はじめに」より抜粋)
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商品情報
- シリーズ
- こうやって、考える。(PHP文庫)
- 著者
- 外山滋比古
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP文庫
- 書籍発売日
- 2021.12.02
- Reader Store発売日
- 2022.01.21
- ファイルサイズ
- 0.4MB
- ページ数
- 192ページ
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この作品のレビュー
平均 3.8 (63件のレビュー)
-
190頁弱のうすっぺらい文庫本でたちまち読めてしまうありがたさ
無駄なノートは取らない なるべく少なく、少なくと心掛けてノートをとるのがノートの知恵である。
文章についても、短いことは良いことである…らしい。簡潔は智の真髄とある。
本書は、自書からあつめた、短い文章の解説集である。
気になったのは、次のとおりです。
・「未知のものを見つけ出す」
自分の生活の中にひそんでいる未知のものを見つけ出して、それをもとに自分の”知見”を創出する。これが”知的”である。
・「メモの習慣を身につける」
アイデアをとらえようとしたら、常住坐臥、寝てもさめても、来らば逃さじ、と準備の構えを怠ってはならない。その準備がメモというわけである。
・「寝させる」
思考の整理法としては、寝させるほど、大切なことはない。思考を生み出すのにも、必須である。
・「考えごとは朝にする」
ものを考えるのは、朝、目覚めてからの短い時間がいい。
・「知識に甘えない」
知識が多くなると、自分で考えることをしなくなる。知識が豊かであるほど思考力が働かない傾向になる。
・「感想を書く」
書くことはおっくうであるが、頭脳をよくするもっともよい方法は書くことだ。
・「一回性の思考を逃さない」
記録するノートはその人間の精神生活の履歴書のようなものである。このうえない貴重なものになる。ひとりの人間が偶然のように考えたこと、というのは一回性のもので、一度消えたら永久に還ってこない。
・「すてる知識を選ぶ」
たえず、在庫の知識を再点検して、すこしずつ慎重に、臨時的なものをすてていく。やがて、不易の知識のみが残るようになれば、その時の知識は、それ自体が力になりうるはずである。
・「強い影響力のあるものからは距離をおく」
自分の考えが生まれなくなるほどに感銘を受けるというのは不幸なことである。アイデアがほしかったら、決定的支配力をもつようなものに接しないのが知恵かもしれない。
・「分析の本質を知る」
分析はいわば破壊である。ものを創り出すには、ほとんど、まったく役に立たない
・「ヒマな時間をもつ」
忙しい人だけが、本当にヒマな時間をもつ。ヒマな人がヒマを感じることはできない。
・「空白の時間を持つ」
自由な時間を上手に使うというのは、ぎっしりつまったスケジュールをこなすことではない。まず、何もしないでボーッとする時間をもつことだ
・「読み捨てる」
本は読み捨てでかまわない。ノートをとるのも、一般に考えらているほどの価値はない。
・「あえてゆっくり話す」
大声ばかりでなく、早口もよろしくない。たくさんのことを言おうと思ったら、思い切って、ゆっくり話すと案外、たくさんのことがいえる。
目次
はじめに
第1章 発想力を鍛えるヒント
第2章 思考のプロセス
第3章 思考力を高める方法
第4章 知性を磨く生活
第5章 思考につながる読書
第6章 発想が豊かになる”おしゃべり”
第7章 未来を創るヒント
出典一覧続きを読む投稿日:2022.12.07
このレビューはネタバレを含みます
「本を読んだら忘れるにまかせる。大事なことをノートにしておこう、というのは欲張りである。心に刻まれないことをいくら記録しておいても何の足しにもならない。」
レビューの続きを読む
考えさせられた。
私はどちらかというとまと…めたがりで、この言葉いいな〜と思ったら日記なり手帳なりに書き残しておきたいタイプなのだけれど、「忘れないように残しておく」という心づもりでノートに残すのは、外山先生の考え方とは違うみたい。
でもどこかに記録を残したか否かにかかわらず、何度も思い返すフレーズや言葉、「この本といえばこのセリフ」、のようなモノもいくつもある。
そんな、記録をいちいち見返すようなことをしなくてもポッと浮かんでくる言葉や出来事が、自分にとって大切なことだったり、大事だと思える価値観だったりするのかな、と感じた。続きを読む投稿日:2024.03.28
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