日本は戦争に連れてゆかれる――狂人日記2020
副島隆彦(著)
/祥伝社新書
作品情報
災害のあとに金融恐慌、そして戦争が来る新型コロナウイルスの大騒ぎは、恐ろしい翼賛体制への道を開いてしまった。10年後、私たち日本人は“大きな戦争”に連れてゆかれるだろう。国民を大災害や未知の病気で激しい恐怖状態に陥れ、その隙に乗じて支配・統制する。これを「ショック・ドクトリン」もしくは「大災害便乗型資本主義」と呼ぶ。歴史を検証すれば分かる。第一次世界大戦の好景気から関東大震災を経て昭和恐慌、そして満州事変→国家総動員法→太平洋戦争・・・・・・日本が真珠湾攻撃で開戦したとき、全国民は舞い上がった。また同じことが起きる。当初からコロナ騒ぎを冷ややかに見て“狂人”扱いされるという著者は、やがて訪れる恐ろしい未来を予告する。
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商品情報
- 著者
- 副島隆彦
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 祥伝社
- 掲載誌・レーベル
- 祥伝社新書
- 書籍発売日
- 2020.07.31
- Reader Store発売日
- 2020.12.11
- ファイルサイズ
- 12.3MB
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この作品のレビュー
平均 3.3 (6件のレビュー)
-
読みながら違和感や嫌悪感を感じる読者も居るだろう。筆者は海が見える崖の上の居所から自身の考えを独り言の様な形で綴る独白体で記述していく。今日あった出来事や感じた事を書く日記ではない。日付(主に月までで…日付はX日としている)を書かないのは過去数十年に自身が研究された内容を纏める中ではさほど意味を持たないし、目まぐるしく動く社会の変化やニュースで流れる「今日の出来事」の様なピンポイントの事象との整合性を意識しての事かもしれない。恐らくは真実性が大いに疑われるネットやテレビ報道には全く関心は無いのだろう。その意味では同感する。
正義が何か、真実は何か、正しさとは何か、人間とは何か、これらは自分で探し出して答えを導き出すしか無い。与えられる情報をそっくりそのまま鵜呑みにするのは筆者が言う様に知的とは言えない。その点考え方には共感を多く覚えるのだが、内容については私含め読者の多くは、複数の違和感を持つのではないかと感じる。
今もなお世の中を騒がせる新型コロナに対する、国民の極端な反応に疑問を抱く気持ちも理解するが、リスクに対してどのレベルで応じるかは、やはり一人一人が決める事だ。両親、祖父母の健康と長生きを願う子や孫の気持ちも当然に存在する。ここまで筆者を孤独に感じさせる要因は何だろう。終始その様な疑問を抱きつつ、事象の要因や問題の原因を断定的に述べていく姿に若干の違和感を感じながら読み進める事になる。
筆者の狙いはそこではないかと思う。だから独白体を用い、断定的で物議を敢えて醸し出す様な記載をとり、我々読者に「自分の頭でしっかり考えなさい」と訴えているなら、私はその術中にはまっているのかもしれない。
静かな疑問と考察への熱い気持ちを捨ててはならない、そう訴えているようだ。続きを読む投稿日:2023.03.27
このレビューはネタバレを含みます
本日、ウクライナとロシアが戦争状態に入った。
レビューの続きを読む
本書が脳裏に浮かんだ。
ある意味、印象的だったのは、
1941年(昭和6)の2月8日の早朝、「大本営発表」で真珠湾攻撃があったとラジオで放送されたと…き。このラジオ放送で、日本国民の全員が一瞬、騒然となって血相を変えた(だろう)。けれども、次の瞬間から、日本国民は吹っ切れたように、戦争にのめり込んでいった。このとき日本人は、一瞬のうちに集団発狂状態に陥ったのだ。
しかし、日本がアメリカと戦争を始めるなどと思っていた日本人は、ほとんどいなかったのだ。日本政府の一番上のほうと、軍部の上のほうのわずかな人間たち以外は、アメリカと戦争するなどとは思いもしなかったのだ。
これが真実だ。それなのに一気に吹っ切れたようになって、日本人は集団狂躁状態に突っ走った。このことが怖いことなのだ。
というところ
(本著ではもう少し詳しく書かれています。)
自分は戦争したくないといくら思っても、そのように振る舞えない、もしくは今回のワクチンのように流されて行く人が多数になってしまう。ことをあらためて考えさせられる良書でした。
政治家選びは、慎重にしましょう。続きを読む投稿日:2022.02.24
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