BtoBマーケティング偏差値UP
庭山 一郎(著)
/日経BP
作品情報
BtoBマーケター必読!売上UPの王道示す BtoB(製造業など)企業のマーケティング意欲は高く、「MA」などのマーケティングツールが導入され、最近では「インサイドセールス」という専門組織もつくられています。 しかし、本書の著者は「マーケティング活動が売上に結びついていない」と主張しています。いろいろなツールが導入されていますが、「それらが部分最適でうまくつながっておらず、効果を発揮できないでいる」というわけです。 思い当たるふしがある方は、本書が助けになることでしょう。 著者は、「日本のBtoB企業はなぜマーケティングで効果を出せないでいるのか」という課題に向き合い、その本質を解き明かすとともに、効果を出すために必要な方法を提示しています。 新たな方法といっても、「ツール導入など」の話ではありません。すでに各社には「使えるツールがある」という前提で、それらをうまく使うための、基本的なマーケティングフレームワークを学び直そうという話です。 学ぶべき知識は、この本にすべて載っています。例えば、「STP」「イノベーションのベルカーブ」「ホールプロダクト」「キャズム」などです。どこかで聞いたことがあるキーワードがたくさん出てきます。ポイントは、「企業として」マーケティングの知識を学び直すことです。「マーケターだけ」が学んでもダメなのです。BtoB企業の役員・社員が本書を手に取り、自社の「マーケティング偏差値」を上げることができれば、おのずと売上UPがついてきます。
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商品情報
- シリーズ
- BtoBマーケティング偏差値UP
- 著者
- 庭山 一郎
- 出版社
- 日経BP
- 書籍発売日
- 2020.08.21
- Reader Store発売日
- 2020.08.21
- ファイルサイズ
- 4MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (6件のレビュー)
-
前半では、日本の多くの企業によるマーケティングが如何にイケてないか、そして、どうしてそうなったかを丁重に説明し、後半ではマーケテングは経営戦略の根幹として、その偏差値を上げるイケてるマーケティングを指…南します。零細企業的にはそもそもマーケティング部門も無いので部門間のアラインメントは成る程と思いつつもあまりご縁がありませんが、目的、戦略、戦術、戦闘そして戦闘教義のところはさすがは歴史に詳しい著者だけあって読み物としてもとても面白いし、かつとても刺さり勉強になりました。それから、巻末のマーケティング用語集もとても重宝してます!続きを読む
投稿日:2020.09.06
このレビューはネタバレを含みます
正しい知識がない故に不幸に陥るケースは後をたたない。「B2Bマーケティング」でも同様である。自分にとって関係ないと断じる前に一度開いて欲しい本である。
レビューの続きを読む
世界における日本のB2Bマーケティングの状況…、日本企業というか日本の産業が苦境に立つ理由、デマンドセンターの重要性(日本ではあまり重要視されていなかったが実は大事)、戦争における戦略・戦術のおさらい、B2Bマーケティングに従事している人なら知っていてあたりまえのこと、等々をうまい感じにまとめた本である。
正直言うと「この本自分にあってないのでは?」と思って読み始めたのだが実にぴったりはまった。グラフィックレコーディングおよびその界隈のしごとは実はB2Bになることが多いとは思っていたのだが、MAとかは夢のまた夢と諦めていたというのもある。
ところがどっこい、著者の庭山一郎さんはやはり基本に忠実、本質を打ち出すのが得意、かつご自身が「正しい」と思ったことは譲らないという性格のおかげでビビビッとくるところが多数ある。内容というよりも著者に惚れたって感じかも。
なるほど自分のビジネスが苦境に立たされている理由がここにあるのか!と膝をうつこと多数だったのだが、中小企業、大企業問わず経営をしている人なら一度は読むべきであろう。マーケティングの正しい認識を持てるのは素晴らしいと思う。続きを読む投稿日:2021.10.10
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