直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍―経営の知的思考
伊丹敬之(著)
/東洋経済新報社
作品情報
決断と実行の集合体が経営なのである
企業の全体の方向性を決めるような戦略の決断、あるいは後継者人事の決断、大型買収の決断、海外進出の決断・・・・・・。
経営者はさまざまな決断を下さなければならない。
そして、決断を下すのは、経営者だけではない。組織の中のそれぞれの立場の人が、大なり小なり「自分にとっては決断」というべき行為をとっている。
多数の決断と実行の集合体が、経営であり、組織なのである。
決断には、発想、検証、跳躍、この3つのステップが必要である。まず発想、次にその発想の適切さの検証、そして最後に迷った末の跳躍である。この3つのステップを支えるものが、直感、論理、哲学である。
直感で発想し、論理で検証し、哲学で躍進する
直感で発想し、論理で検証するのは、読者みなさんの納得を得やすいだろう。なぜ哲学が決断の本質である最後の跳躍に必要なのか。「思い切る」「見切る」という跳躍らしい行為を人が行なうためには、単に論理的な正しさに加えて、哲学がなければ跳べないからである。とくに、大きな決断であればあるほど、哲学の支えを必要とするだろう。
本書は、直感、論理、哲学、この3つの要素がどのうように影響し合い、支え合っているのかを明らかにしつつ、経営の知的思考の本質を明らかにしていく。
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この作品のレビュー
平均 3.7 (7件のレビュー)
-
伊丹先生の本は今まで読んだことがなかったのですが、
期待に反してとても面白かったです。
大学の先生の書く本って何だかつまらないイメージがあって、
さらにこの人、結構なおじいちゃんなので、なおさらつまら…なさそう…という偏見を持っていたのですが、
完全なる偏見でした。。すみません、伊丹先生。。
むしろ、おじいちゃんの割に表現がオシャレ。
哲学で「跳躍」って…。跳躍ってどういうことや??と思いながら、読んでいましたが、
読みながら納得。自分なら味気なく「実行」とかにしそうなところ、
「跳躍」ってオシャレ過ぎます。
本の内容に全然言及していませんでしたが、
人が「決断」するときのプロセスについて、論じた本です。
ちょうど「決断」系のよいコンテンツを探していて、手に取りました。
著者はこの決断のプロセスを過去の決断の事例から帰納的に分析しています。
違和感が全くない訳ではないですが、そこそこの納得感もあります。
ちょっと気になったのは、
・事例が古すぎる(小倉昌男とか本田宗一郎とか安藤百福とか西山弥太郎とか)。
・古すぎるが故に、今も当てはまるのか不明瞭。特に変化の激しい現代において、
昔の人のように2年も考え続けていたら、外部環境が変わってしまう。
・データの裏にあるロジックが大事という意見もその通りだが、
ロジックが不明瞭でも相関や因果が見えるビッグ・データの価値はますます上がっていくのではないか。
あたりです。
頭の良いおじいちゃんの考察なのですが、
現代でも果たして通用するのか(もちろん基本的なところは通用すると思いますが)、
それはそのうち歴史が教えてくれるのかもしれません。
面白かったので、他の書籍も読んでみたくなりました。続きを読む投稿日:2020.09.11
購入した本。経営する上での思考力を磨こうと思い、読了。
結論として、経営をする上で「直感で発想し、論理で検証し、哲学で跳躍する」ことが大切であるとこの本は述べている。
コンサルチックな定型的な分析…方法やデータだけに頼ってはいけない。
本田宗一郎は成長のためにしばしば洪水を起こすことが必要と説く。一度根底を壊す。
「論理の蓄積が直感を生み、論理の堅牢さが哲学を支える」
意外さのある発想を生み出せる人は「頭が柔軟で、気楽さ、楽観性、常識にとらわれない非真面目」な人。
「今日の直感は昨日までの論理の蓄積の成果」
「哲学とは物事の本質を考え抜くことによって生まれる」
起業する上で「バカな」と「なるほど」が大切。一見、バカらしいと思われることでも、説明するとなるほどなと思うようなアイデアが必要。ビルゲイツも言っていたように、まず人からバカにされるようなアイデアでなければ、大事を成すことはできない。
今の自分にとっては、子供心を忘れず、論理性を磨く必要があると感じた。めんどくさがらずに論理的に思考していきたい。続きを読む投稿日:2022.08.07
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