無人暗殺機 ドローンの誕生
リチャード・ウィッテル(著)
,赤根洋子・訳(訳)
,佐藤優・解説(解説)
/文藝春秋
作品情報
卑劣な殺人マシンか、素晴らしき兵器か?無人偵察機からテロリストを殺害するまで進化した無人攻撃機。誰が何のためにここまで開発したのかを追及したノンフィクション大作。
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商品情報
- シリーズ
- 無人暗殺機 ドローンの誕生
- 著者
- リチャード・ウィッテル, 赤根洋子・訳, 佐藤優・解説
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 文藝春秋
- 書籍発売日
- 2015.02.25
- Reader Store発売日
- 2015.03.06
- ファイルサイズ
- 2.9MB
- ページ数
- 448ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (15件のレビュー)
-
民間での実用が先行して規制が後追いしているドローン。これだって
首相官邸屋上のヘリポートに誰も気づかないうちにドローンが停まって
いた事件がなければ、誰かが怪我をするまで考えなかったのだろうな。 …
アメリカでもホワイトハウスの敷地内に落下し、警戒態勢が敷かれた
のは記憶に新しい。
無人機ドローン。現在は民間での活用やそれに伴う規制がニュースに
なることが多いが、元を辿れば軍事技術の民間転用だ。
戦争はイノベーションの母である。こうして毎日のように利用している
インターネットも、害虫を退治する殺虫剤も、ドローン同様に軍事技術
の研究からの産物だものね。
搭乗するパイロットを必要としない航空機があれば兵士の犠牲を出さ
なくて済む。そんな無人機が作れないものだろうか。始まりはイスラエル
での開発だった。天才的なプランを持っていたイスラエル人の航空技術
者が新天地を求めてアメリカへ渡った。
当初は諜報機関も軍も「玩具じゃないか」とバカにしていた。特に偵察機
や爆撃機を操縦するパイロットたちは自分たちの腕を上回る無人機が
出来るはずがないと、鼻で笑った。
しかし、ボスニア紛争で無人偵察機が実用化されたから開発に拍車が
かかる。そして、アメリカの陸海空軍の間で始まる主導権争い。
偵察機としての役割を満足に果たすことの出来た無人機に、次に期待
されたのは攻撃機としての機能だった。そう、9.11アメリカ同時多発テロ
の後に一躍脚光を浴びた「プレデター」の誕生である。
本書はドローン開発の歴史を詳細に綴っているので、いかに戦争が
様々な技術開発の土壌になっているのかが分かる。
それにしても「プレデター」とはよく名付けたものだ。「捕食者」。それは
ターゲットを発見し、地球の裏側からの遠隔操作でターゲットの命を
奪うことが出来るのだもの。
ただ、これがアメリカ大統領令で禁止されている「暗殺にあたるのでは
ないかとも思うんだよね。CIAがキューバのフィデル・カストロ暗殺計画
を実行しようとしていたことが表沙汰になって、「暗殺はいけません」と
なったはずなのだけれど、テロを未然に防止する為ならば暗殺も単なる
「殺害」と言い換えられるのか?
アメリカの無人機が殺害したうちの9割が誤爆だったとの報道もあった。
開発者にとっては夢の平気だったのだろうが、誤爆された方は堪らない
よね。
アメリカはこの無人攻撃機の輸出に力を入れるらしい。買わされるの
かしらね、日本の自衛隊は。そんな懸念を持ちながら読み終わった。
この無人機の登場で戦争の在り様さえも変化したことまでフォローして
おり、情報量も豊富なのだが翻訳がとことどころ日本語の文章として
おかしいとことがあるのが残念だった。続きを読む投稿日:2017.08.22
このレビューはネタバレを含みます
イスラエル発アメリカ産まれのプレデターが
レビューの続きを読む
政治的イザコザとテロの間で揉まれまくって
育っていく
実はヒューマンドラマ。
軽く読める本じゃないけど
著者が5年間じっくり取材した内容が濃いエキスになって…
脳みそに入ってくる。
ガッツリ読書したいときにオススメ。
読みごたえ&読後の達成感がすごい。続きを読む投稿日:2022.07.14
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