CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる
J.C.カールソン(著)
,夏目大(訳)
,佐藤優(解説)
/東洋経済新報社
作品情報
インテリジェンスの技法をビジネスマン向けに解説した「最高のビジネス実用書」がついに日本初上陸!
インテリジェンスのプロ中のプロである佐藤優氏がここまで絶賛した本はかつてなかった!「こんな本は今までなかった。日本語で読める最高の1冊だ」
CIAで 10年ほど秘密任務に従事し、活躍した伝説の諜報員。
「スターバックス」「バクスターインターナショナル」「テクトロニクス」など有名企業での勤務経験もあるからこそ書けた1冊!
驚くほど読みやすい!夢中になって読める面白さ!
そして、ビジネスにも実生活にも役に立つ!
こんな本、今までなかった!待望の日本初登場!
【主な内容】
【第I部 CIA諜報員の基本テクニックを身につける】
第1章 CIA諜報員のテクニックはビジネスに活かせる
第2章 CIA諜報員が身につけている基本テクニック───話の聞き出し方、人物の見抜き方、信頼関係の築き方
第3章 内外の敵から情報を守る技術───スパイ行為にどう対抗するか
【第II部 CIAの組織能力に学ぶ】
第4章 CIAが実践している採用・人事戦略───なぜCIAは優秀な人を安い報酬で雇えるのか?
第5章 CIA諜報員が不要なウソをつかない理由───倫理的にふるまうことは自分に利益をもたらす
第6章 CIAが実践している危機管理術───なぜCIAは9・11直後から素早く、また柔軟かつ前向きに危機対応ができたのか?
【第III部 CIA諜報員のテクニックを応用する】
第7章 CIA諜報員が実践している説得術───人脈構築術から交渉術まで
第8章 業者に不祥事を起こさせないために───サプライチェーンでの諜報活動
第9章 敵と関わる技術、敵を味方にする技術───社内での競争、他社との競争にどう勝つか
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.6 (23件のレビュー)
-
CIAがもっと頼りにするのは、人間の知性である。人間の知性がすべての基礎だといってもいい
この本の柱は二つ、危機的状況に陥った組織のありようと個人における情報の収拾と漏洩の防止におけるCIAにおけるノウハウです。
あくまでもビジネスに応用できる範囲でありますので、国家規模における手段や法を…破るようなことがらは書いてません。一応、この本はCIAの検閲を受けてるそうです。
危機的状況に陥る組織とは、いわゆる倒産の危機に直面した会社を指してます。
このような企業は、下記のような特徴を持つそうです。
1.経営陣が雲隠れ(対外的だけでなく、社内に対しても)
2.命令系統が混乱(忙しいだけで、生産的活動ができない)
3.正当な評価がされなくなる(愛社精神がなくなる)
これに対して、CIAは9・11のテロの時にアメリカの至る所から、このテロは未然に防げたのではないかと総攻撃を受けてたそうですが。
上記の1・2・3のような事は起こらずに、トップの人間は現場の様子を伺いに顔を出し、縦割りや現場組とディスクワーク組の仲の悪さが改善され、「お前のがんばりはちゃんと見ているぞ」というバックアップがあったため、仕事へのテンションが下がらずに済んだそうです。
次に個人が持ってる情報について。
どんなにテクノロジーが発達しても、人間が面と付き合わせて入手する情報には敵わない。
サダム・フセインが「大量破壊兵器」を所持しているという事前情報をもとに軍事活動を行いました。
イロイロ憶測があって、「大量破壊兵器を持ってる」はでっちあげて軍事行動を行ったという話もありますが、本著では「本当に大量破壊兵器を所持してる」と思い込んでいたと告白しています。
衛星写真を使い通信を傍受し、施設では博士号を持った科学者が勤務し衛兵が施設を護衛し、真夜中に物品を軍に納入する。これは、黒だなと現場に行ってみれば、その施設は単なる食塩生成の工場だった。
”本当に理解するには、ただ現場に行くだけでいい、ということも少なくないのだ。”
これは、「インターネットで情報収集して分かった気になる」ことへの戒めとしたい。
さて、情報を入手するには「人と会う」が最適だと言ったように、CIAでは次の4つの基本を徹底的に鍛えられるそうです。
「協力者の候補を決める」
「候補者と接触する」
「協力者として適切かどうか見極める」
「候補者と親しくなり、信頼関係を築く」
この中には、スキルとして相手から警戒されないよう情報を得る話術なるものありますが、
『人と確実に親しくなるテクニックなど存在しない』とバッサリ切ってます。
なぜなら、誰かと信頼関係を築くことはスキルではないからです。
そういうわけで、諜報員というと「嘘」だらけってイメージを持ちますが、『嘘は極力つかない』ことをCIAでは重視して、「嘘」をついたことを謝ることも行うそうです。
ちなみに、「嘘」と情報操作は明確にわけてます。情報操作とは「確信は話さない」「誤解されるように話す」などのことです。
また、自分から情報を取られないための注意事項も本著では一つの章使って警告を与えています。
今の時代は国よりも産業スパイの方がお金になるから、情報を盗まれる危険性が高くなっています。
情報の価値は人によって違います、自分には価値がなくても相手にはお宝の山かもしれません。
特に、SNSは情報を共有するためのものであり、情報を保護するものではないことを頭に入れる必要があります。
CIAでは、個人の王国を作ることを奨励してます。
別にこれは、組織のトップになれということではなく、あらゆる情報が耳に入るようなネットワークを作れということです。
CIAでは将来出世が見込めるような若手にネットワークに引き入れることが当たり前だそうです。なぜなら、偉くなってからだと会うことすら困難になるからです。
そして、自分が偉くなっても、このネットワークの面々には態度を変えてはいけないそうです。なぜなら、真っ先に現場の異変や危機を告げてくれるのは彼らだから。
ビジネスにおいても諜報活動においても、信用と信頼は裏切ってはいけないのです。
そして、本当に情報が欲しいなら情報を持ってる人に会いに行け! なのです。
これらを確実に実行するに一番大事なのが、”知性”なのです。続きを読む投稿日:2015.11.23
-
人脈と情報がもっと欲しいと思っているあなたに最適!
この本が教えてくれることを端的にまとめると以下になります。
・初対面の人間にいかにして自分とまた会いたいと思わせるか。
・初対面の人間からいかにして短時間で本音を語らせるか。
・自らへの協力…者の見つけ方
・以上のことから自身の身の守り方
これらのどれか一つを学びたいと思っている方は読んで損はありません。続きを読む投稿日:2021.11.29
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です
続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能です