旧暦で日本を楽しむ
千葉望(著)
/講談社+α文庫
作品情報
「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」―――そう西行が歌った“如月”とは2月じゃない? 織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中? 赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった? 正月とは、春の到来を祝うイベントだった? ……これらは暦のいたずらによって起きたこと。もはや失われたと思われている花鳥風月を愛でる日本人の心を、「陰暦」を通して蘇らせる。
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商品情報
- シリーズ
- 旧暦で日本を楽しむ
- 著者
- 千葉望
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社+α文庫
- 書籍発売日
- 2014.04.21
- Reader Store発売日
- 2014.06.06
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- ページ数
- 272ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (3件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
旧暦というものはカレンダーでは見るが実際、旧暦というものをよく知らない。そこでわからないのならこの本で勉強をしてみようとなった。歴史の勉強から遠のいているため、授業で習った事を思い出しながら読んだ。四季のある国である、日本に生まれてよかった。四季折々でいろいろな表情を見せてくれる事を感謝。少しだが旧暦というものがわかった気がする。
レビューの続きを読む投稿日:2014.05.16
「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」
――そう西行が歌った”如月”は2月じゃない?
「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」
――奥の細道で芭蕉が聴き入った5月に蝉はいないはず?
織姫と彦…星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中?
赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった?
お正月とは、春の到来を祝うイベントだった?
これらはすべて、暦のいたずらによって起きたこと。
花鳥風月を愛でる日本文化はもはや失われたと思われているけれど、著者は、私たちの中にひそんでいる情緒は今も健在だと考える。日本人が実感として心地よく感じられる季節の移ろいを、「陰暦」を通して蘇らせる。続きを読む投稿日:2015.05.26
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