ハクメイとミコチ 2巻
樫木祐人(著者)
/HARTA COMIX
作品情報
昨日は森の喫茶店へ。今日は川辺で魚釣り。じゃあ明日は、岩山へ行って山菜摘みだ! 身長9センチメートルのハクメイとミコチ。自然に抱かれたふたりの毎日は、いつも豊かで賑やかです。漫画誌ハルタで話題沸騰! 森で暮らす小人たちの日常劇、待望の最新刊。人気キャラクター“鰯谷親方”、“コンジュ”、“セン”の再登場はもちろん、個性的な新キャラが続々登場。さらに、沼狸のバス、レモンのお酒、卵の形の美容院、木陰のハンモック、ブドウパンのサンドイッチなど魅力的なアイテムも多数描かれ、森の世界がより一層の広がりを見せる! 1話ごとの描き下ろしコラム『足下の歩き方』に加え、『Fellows!(Q) 2012-AUTUMN』の表紙イラスト&カバー・ストーリーをまとめた特別篇も収録。
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商品情報
- シリーズ
- ハクメイとミコチ
- 著者
- 樫木祐人
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- HARTA COMIX
- 書籍発売日
- 2014.01.14
- Reader Store発売日
- 2014.02.14
- ファイルサイズ
- 107.8MB
- ページ数
- 187ページ
- シリーズ情報
- 既刊12巻
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
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この作品のレビュー
平均 4.7 (22件のレビュー)
-
何度もなんども。読み返す大人の絵本
登場人物は森の中に住んでいる「とんがり帽子のメモル」に出てくる小人のようなサイズの人間や昆虫・動物の日常を垣間見させてもらってるような、独特で美しい世界観。
果物や木や草、道具や土の細部まで丁寧に書き…込んであって、キャラクターも一人一人個性豊かで、「ミコチの食べ物や染物などに対する凝り性」と「ハクメイの物づくりや大工仕事に対する情熱(美味しい食べ物に対する情熱も)」に、彼らの周りの人間(動物)関係がとても見もの。
今回のよだれたらす食べ物
ミコチが作った「つみれとごぼうの味噌汁」
「スライスしたブドウパンにクリームチーズを塗る」
などなど。
作者の、とくに食べ物に対する情熱を感じ、ニンマリ。
番外編あとがきに作者の日常が描いてあるところもお気に入りだが、今回は特別編と題して、カラーありのハクメイ&ミコチが出てくる絵本チックな「クワ酒の樽」というオマケがニクイ。
続きを読む投稿日:2016.03.07
-
今は俺らの 呑み会場だ!
【感想】
・今年最初の読書。だいぶ前から決めてた。
【内容】
・凶暴なハンターとウワサのあるフクロウのオロシと遭遇。ミコチがケガをし洞窟に籠る。
・マキナタ中通の石垣補修…を手伝いたいハクメイだが会長のナライはなかなか許してくれない。
・ジャダの美容室と遭遇。ハクメイは髪を短くカット。後日コンジュも行くが・・・
・お茶菓子持参でないといけない喫茶店の話を聞き訪ねようとするが場所がわからないところに・・・
・おまけは、つくりすぎた桑酒。
▼ハクメイとミコチについての簡単なメモ
【アラビ】騒がしい港町。積み木市場が名物。場内市場でミコチは大人気。ハクメイにとっては動けと言われているような地でミコチにとってはむしろ時間が止まっているような感じ。
【石貫會】会長のナライ、副会長のカテンを中心にした大工の職人集団。
【鰯谷親方】通称「イワシ」。乱暴な言葉遣いだがわりと優しく細やかなところもある職人。ハクメイと一緒に仕事することがある。本来のサイズと思われるイタチ。
【歌姫】マキナタの街の収穫祭で毎年一人選ばれるが今年はコンジュとミコチが選ばれた。
【押し寿司の炙り】小骨のマスターが持たせてくれた弁当。アラビの旧中央広場の跡地で食べた。
【落とし物】港町アラビでうっかり財布を落としたりすると世話焼きどもが落とし主を探すリレーをしてどこに流れていくかわからない。
【オロシ】フクロウ。ハクメイたちにとっては超巨大。本来のフクロウのサイズと思われる。凶暴なハンターとウワサされているが・・・
【カテン】マキナタ大工組合「石貫會」のたぶん副会長。会長のナライの相棒。デカい。ハクビシンかなにかかな?
【カフゥ】ミコチが昔飼っていた白い鳥でミネストローネが大好き。
【グリマー】喫茶店。お茶菓子持参で来ないといけない。珈琲館のマスター推奨。
【号外バッタ】最新の情報をお届けしてくれる。
【小人】ハクメイやミコチ。頭身の大きな人間タイプ。身体のサイズのわりに力持ちな感じ。設定では9センチってなってるけど昆虫たちとの比較で考えると身長2~3センチくらいにも見える。
【小骨】ポートラウンジ(喫茶店兼呑み屋)。積み木市場にあるミコチ行きつけの店。マスターは街の創始者のひとりキュウカの血筋か? (本人ではないと思われる)
【ゴライアスオオツノハマグムリ】世界一大きい昆虫で輸送業に就くことが多い。カブトムシなんかはひとり旅向き。
【コンジュ】吟遊詩人。自分以外にミコチが歌姫に選ばれたのが気に入らない。家事は苦手だが乙女な仕事は得意アロマ系にもくわしい。寝るときはマッパ。
【シナト】呑戸屋姉妹の姉。目つきがキツい。ハクメイの賭け友だち。
【ジャダ】美容室「翡翠の卵」をやっている。建物はたぶんダチョウの卵の殻。いつも寝ぼけたような表情。「何を隠そう 私 本当に美容師なんだ」
【収穫祭】マキナタの街で行われミコチはアナグマさんの梨ジャム屋台(夢品商店?)の手伝いをしている。元々は付喪神を讃えるもので大勢の付喪神がやって来ているのが町外れのネムの木からはよく見える。
【修理屋】ハクメイの本業。基本暇だがミコチいわく「まあ 修理屋が暇って事は 日頃 良い仕事をしてるって事なんでしょ」
【赤面丸】猿かな。アラビの場内市場で醤油屋を営んでおりミコチに味見を頼む。
【セン】生命を研究していて骨をたくさん持っていて操ることができる。研究所も動く亀の骨でのんびり屋のジョージ。大破したミコチの家を修理してくれた(自分好みに)がそれ以来玄関があばら骨になった。かわいい服を身につけたら可憐な美少女。
【積み木市場】港町アラビの名物で壁面すべてが小さな店の集積となっている。よじ登って店に入ることになるようだ。元々は漁師の気球丸、布問屋のウィリー。珈琲焙煎士のキュウカが始めたと言われている。
【呑戸屋/どんどや】シナト、ミマリの姉妹がやってる呑み屋。
【ナライ】マキナタ大工組合「石貫會」の会長。腕が立って厳しい。妻のハクヨに言わせると意外に気が小さいらしい。よくいえば繊細で慎重ということだろう。ついでにゴボウが苦手。
【野宿】宿無し時代のハクメイがよくやってたらしい。
【ハクメイ】ミコチの家に居候している。気楽な宿無しだったこともある。女性のようだ。トラブルがあってもなんでも楽しめるタイプ。腕のいい修理屋。
【ハクヨ】ナライの奥さん。おっとり系。西瓜の種の塩煎りをミコチに教えてくれた。塩分と油分が多く高たんぱくで疲れたときにぴったり。
【風船丸】アラビの干物屋? ミコチのことをミコっちゃんと呼ぶ。街を創始者のひとり気球丸の血筋か?
【ホラ貝】アラビでハクメイがミコチに買ってもらった。
【マキナタ】山間の街。
【ミコチ】ハクメイと同居している。家庭的な性格で料理上手。歌も無自覚に上手く歌声にひかれて訪問販売者が続々やってくるほど。ジャガ谷麓の夢品商店に作った商品を卸している。アラビの場内市場ではアドバイスを求める商店主に大人気。布、特にヒロムタ綿が好き。
【ミマリ】呑戸屋姉妹の妹。
【ヤシロ】商人都市。
【宿無しの渡りネズミ】コンビ。一人はグラサン。ミコチのサンドウィッチ欲しさに喫茶店に連れていってくれるがじつは自分たちも場所をしらなかった。
【夕焼けトンビ】真っ赤で大きな鳥。夜明けに出会ったら願いをひとつかなえてくれるとか。
【夢品商店】ミコチが作った商品を卸している店。コンジュは常連で黒豆クッキーが好きだがミコチが作ったものだと知り驚く。
【ユガ】夕焼けトンビを目撃した製紙工房の従業員で「星見カエルの天気予報」の正否の確認を遠眼鏡と望遠鏡で確認するのが日課。
【リモンチェッロ】お酒の種類のようだ。ジャダだつくってみたが不味くてモチベダウン。仕事もするきになれない。
【緑尾狼/りょくびろう】尾の先が緑色の隻眼の雌狼。戦闘力が高い。彼女が率いるキャラバンの名称でもある。シーズンオフにはヤシロの治安部隊をしている。サイズは小人サイズ。続きを読む投稿日:2022.01.01
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