DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる
マイケル・ウェイド(著)
,ジェイムズ・マコーレー(著)
,アンディ・ノロニャ(著)
,ジョエル・バービア(著)
,根来龍之(監訳)
,武藤陽生(訳)
,デジタルビジネス・イノベーションセンター(訳)
/日本経済新聞出版
作品情報
「サイロ化の罠」から抜け出せ!
社内に分散している人とデータをつなぎ合わせて「デジタル能力」を実装せよ。ネット時代の勝者になるための企業変革手法。GAFAにはできない、既存企業ならではの戦い方を提示。
ほとんどの企業で失敗するのは、なぜか
なぜ、ほとんどの企業で「デジタルビジネス・トランスフォーメーション(DX)」はうまくいっていないのか。これまでの変革と何が違うのか。既存組織が抱える課題(組織のもつれ)を克服し、デジタルで稼ぐ力を手に入れるための企業変革手法「オーケストレーション」を詳説する。従来のチェンジマネジメント手法を超えたアプローチ。
どうすればDXを実現できるのか
カギは、組織リソースの協働にあった。社内に分散しているさまざまな人やデータ、インフラをかき集め、連携させることで、新たなカスタマーバリューを創出する、あるいはデジタル・ビジネスモデルを実現する。そのために必要な、リソース間の結びつきを機能させる能力(カスタマージャーニー・マップ作成、ビジネスアーキテクチャ、社内ファンド、アジャイルな作業方式など)や組織づくり、CDOやCTO、変革推進室が果たすべき役割を明らかにする。
企業がとるべき21のアクションとは
そのうえで、DXを実行するにあたって企業がとるべき具体的なアクションを示す。破壊的なライバル企業に対抗するための戦略と組織能力について論じた前著『対デジタル・ディスラプター戦略』と、企業のデジタル変革を実行するための仕組みについて論じた本書のふたつを合わせることでひとつになり、実践者のための手引きとなる。
・なぜDXは失敗するのか。これまでの変革と何が違うのか
・既存組織の変革を困難にする「組織のもつれ」とは
・DXを可能にする「オーケストレーション」とは
・変革の起点となる「変革目標」はどうやって策定するか
・デジタル能力を実装するために、分散している人やデータをどうつなぎ合わせるか
・「結びつき」を機能させる8つの能力とは
・どうやって既存組織を「変革ネットワーク」で覆うか
・CDOやCTO、変革推進室はどんな役割を担うべきか
・企業がとるべき21のアクションとは
「デジタルビジネス・トランスフォーメーション(DX)の実行は急務であり、企業のリーダーたちは大きな関心を寄せている。だから本書ではその課題に取り組むことにした。『どこから着手すればいいか』『何をもって成功とするか』『どうやってロードマップを策定すればいいか』。本書で扱うのはこういった疑問だ。本書は、企業にとって重要かつ戦略的で大規模なDXを推進する『実践者』のために書かれた本である」(序章より)
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商品情報
- シリーズ
- DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日本経済新聞出版
- 書籍発売日
- 2019.08.22
- Reader Store発売日
- 2019.08.23
- ファイルサイズ
- 11.2MB
- ページ数
- 328ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (16件のレビュー)
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DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる
読者想定は大企業、イメージ員数500名以上のイメージです。
ヒアリング、調査対象がグローバル企業であるため、中小企業に置き換えると対岸の風景に見えてしまう可…能性ありです。
一方で、大企業ですら、DXなるものが未完成でありつづけている現状は、DXがビジョンを含めた戦略であることと理解できます。
1.定義
DXとは、ビジネスモデルと組織を環境に適応。変化させて、業績を向上させることです。
2.ビジネスモデル。3つの方向性
①コスト削減。
②顧客体験向上
③プラットフォーム価値向上
欧米スタートアップは、この1.2.3.の合算で既存市場の破壊を行なっています。
大企業、歴史ある企業の方向性も同じく1.2.3.の合算が望ましいです。
3.DXを組織で実行する。2つの要素。
どの企業にも下記の2つの要素が存在します。
時間は要しますが、DX実行にあたっては、この全てを明らかにすることとあります。
アドビは、それを行ったうえで、プロジェクトベースで①②含めた可視化のしくみ/コックピットを作りました。
①ノード/リソース
ひと、データ、システム
②①のリンク/関係性
強い、弱い
4.ネスレ グローバル企業の取り組み
カスタマー(推察/小売、個人そして企業内個人)の体験をさらに適切なものにするため、毎週寄せられる苦情、要望を集計、分析そして活用しています。
大企業かつブランド浸透企業ですらこの水準までやっていることは、驚異であり、かつ脅威です。
5.わたしの実務に置きかえて
2.の顧客への提供価値。コスト、体験、プラットフォーム。
そして、3.のノードとリンク。
3.リンクを強く、太くするために、外部から教えてもらう/ヒアリングする機会を増やしていきます。
続きを読む投稿日:2021.11.23
●一分野マスター読書「DX」16冊目。3つのバリューと15種類のビジネスモデル、4つの対応戦略を組み合わせて、「結びつきのアプローチ」で変革を目指すことをテーマにしたDXの本。
投稿日:2023.05.11
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