【感想】DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる

マイケル・ウェイド, ジェイムズ・マコーレー, アンディ・ノロニャ, ジョエル・バービア, 根来龍之, 武藤陽生, デジタルビジネス・イノベーションセンター / 日本経済新聞出版
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
5
9
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ととせひ

    ととせひ

    ●一分野マスター読書「DX」16冊目。3つのバリューと15種類のビジネスモデル、4つの対応戦略を組み合わせて、「結びつきのアプローチ」で変革を目指すことをテーマにしたDXの本。

    投稿日:2023.05.11

  • 高岡  亮

    高岡 亮

    DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる

    読者想定は大企業、イメージ員数500名以上のイメージです。
    ヒアリング、調査対象がグローバル企業であるため、中小企業に置き換えると対岸の風景に見えてしまう可能性ありです。

    一方で、大企業ですら、DXなるものが未完成でありつづけている現状は、DXがビジョンを含めた戦略であることと理解できます。


    1.定義
    DXとは、ビジネスモデルと組織を環境に適応。変化させて、業績を向上させることです。

    2.ビジネスモデル。3つの方向性
    ①コスト削減。
    ②顧客体験向上
    ③プラットフォーム価値向上
    欧米スタートアップは、この1.2.3.の合算で既存市場の破壊を行なっています。
    大企業、歴史ある企業の方向性も同じく1.2.3.の合算が望ましいです。

    3.DXを組織で実行する。2つの要素。
    どの企業にも下記の2つの要素が存在します。
    時間は要しますが、DX実行にあたっては、この全てを明らかにすることとあります。
    アドビは、それを行ったうえで、プロジェクトベースで①②含めた可視化のしくみ/コックピットを作りました。
    ①ノード/リソース 
     ひと、データ、システム
    ②①のリンク/関係性 
     強い、弱い

    4.ネスレ グローバル企業の取り組み
    カスタマー(推察/小売、個人そして企業内個人)の体験をさらに適切なものにするため、毎週寄せられる苦情、要望を集計、分析そして活用しています。
    大企業かつブランド浸透企業ですらこの水準までやっていることは、驚異であり、かつ脅威です。

    5.わたしの実務に置きかえて
    2.の顧客への提供価値。コスト、体験、プラットフォーム。
    そして、3.のノードとリンク。
    3.リンクを強く、太くするために、外部から教えてもらう/ヒアリングする機会を増やしていきます。

    続きを読む

    投稿日:2021.11.23

  • mtanio

    mtanio

    なぜDXなのかを紐解きながら、オーケストレーション(結びつきのアプローチ)で経営層としての意思決定者は全体で推進させる力となることの重要性がよく分かった。そのうえで、各組織がデジタル化プロジェクトを推進する責任を追うという分担は理にかなっていると思った。ただ、なかなかこれを伝えることの難しさ、特に各組織・更にはその所属員たる社員にどのようにミッションを追わせていくのか、難しい問題に思った。会社の方針としてDXやデジタル化などが言われているが、実際の自分の業務として捉えてもらって、社員がデジタルの協力者や推進者になってもらうにはどうしたらよいのか、そのメッセージや進め方は更に考える必要がありそうだ(会社の風土にもよるだろうが、どのようなパターンが考えられるのだろうか)。続きを読む

    投稿日:2021.07.05

  • aaaamino

    aaaamino

    degital transformation
    既存の組織をデジタルで稼ぐ組織に作り変えるための考え方を述べた内容

    orchestration
    各部門が個別に対応するのではなく、オーケストラのように各部門が協同することで漸くDXは成し遂げられる。

    ツールとして、デザイン思考、カスタマージャーニーマップなど登場。

    humble 謙虚さ
    adaptable 順応性
    visionary 長期の方向性に明確な意識を持つ
    engagement 積極的な関与
    続きを読む

    投稿日:2021.05.03

  • katchin

    katchin

    2019年出版の本だけど、これまで読んだDX系の本の中では一番よかった。
    英語ができると、この本をもっともっと前に読めたんだろうなとか思う。
    何度か読み返したり、手元に置いて見返したりしたい一冊。
    #DX続きを読む

    投稿日:2021.04.03

  • Tomota

    Tomota

    企業がデジタル変革を成功させるには、どうすればよいか?組織のリソースを活用し、協働させることで変革に導く「オーケストレーション」について解説した書籍。

    「デジタル・ディスラプション(デジタルによる創造的破壊)」が進む今日、様々な企業にとって、デジタルによる「トランスフォーメーション(変革)」の実行は急務。

    自社を変革するには「カスタマーバリュー創出」「ビジネスモデル」「対応戦略」の3 要素を合わせた「変革目標」を設定し、変革プログラムを実行する必要がある。

    大きな成功を収めるディスラプター(破壊的な企業)は、次の3つのカスタマーバリューを創出している。
    ①コストバリュー:
    コストを下げる、もしくは何らかの経済的見返りを生む。
    ②エクスペリエンスバリュー:
    より迅速で、より便利な、よりパーソナライズされた「顧客経験」をもたらす。
    ③プラットフォームバリュー:
    買い手と売り手の間に、新たなつながりを創出する。

    組織変革とは、交響曲の「オーケストラ」のようなもの。指揮者の下、各部門の楽器は調和のとれた演奏に貢献する。このように、組織のリソースを動員し、機能させることで、望み通りの効果を得る手法を「オーケストレート」と呼ぶ。

    企業がオーケストレーションを機能させ、変革目標を実行に移すには、次の8つの能力が必要となる。
    ①カスタマージャーニー・マップ作成
    ②ビジネスモデル設計
    ③ビジネスアーキテクチャ
    ④能力評価
    ⑤コミュニケーションとトレーニング
    ⑥社内プラットフォーム
    ⑦社内ベンチャーファンド
    ⑧アジャイルな作業方式
    続きを読む

    投稿日:2021.03.04

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。