この作品のレビュー
平均 3.5 (53件のレビュー)
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凄い方の頭の中を覗かせてもらえたような1冊
以前「佐藤優の挑戦状」に挑戦し、屈辱的な結果だった自分を、佐藤氏に「何とかして下さい!」という気持ちで読破
また知的好奇心の割に、知識及び教養が欠けて…いるという何とも厄介な自分を克服したく…
例)
読書、調べもの、情報
これらの記憶が全く残らない
「あ、これ何かで見た」
「うん…聞いたことある」
「読んだよ!でも内容は一切覚えていない」
自己分析
○ネット社会となりいくらでも後から調べられるという安堵感から自分の中に定着していかないと他力本願に考えていた
○好奇心が多方面に大勢の割に、飽き性な性質から広く浅く…がさらに悪化し記憶が欠乏した
!まったく違うことが明確に判明!
○自分に足りないものは中学高校教科書レベルの基礎学力
〜悲しいが確かに高校生くらいから学校の勉強をサボり出した…
○アウトプットの異常不足
〜読んだ本、調べたことを言葉にできない
凄く良かった、何か心に響いた
稚拙な感想で終わってしまう
何か○○らしいよ
正しい情報が伝えられない
これらに対し、本当に誰でもが実践できる具体的な内容で大変参考になった
仕事で想定外の出来事、トラブルに常に遭遇するのだが、打破するためにはやはり想像力、洞察力、判断力、分析力といったその人の本質が試されると実感
教養力の底上げをしたいとしみじみ痛感
またその教養力をあげるためのベースはやはり学生時代の勉強なんだ!
今更ながらに学生時代に勉強してこなかったことが悔やまれるが…
今からでも楽しんでやれることがありそうなので実用書として参考にしたいものである
ただプロではないので、あまりがんじがらめだと疲れそうである(笑)
参考にしつつ自分の楽しめるやり方で実践したいものだ
そしてふたたび「佐藤優の挑戦状」に挑まなくては!
___以下は主観によるまとめ___
第一章「情報過多な時代の調べる技術、書く技術」
○人生の充実度を上げるための「手段」が知的生産力の向上=快適でかつ成果が高いことが大切
○どんな仕事にも付加価値をつける→非合理性こそがAIにできない人間の領分
○知的生産能力の第一段階はインプット
第二章「【インプット】情報を「読む力」を高める」
○生の情報は新聞、経緯や結論は本で
○教養力アップには高校教科書→
物事をより深く理解する土台
○本を読んでも知識にならない理由→
※理解したつもりが実際はできていない
※読書の技法が磨かれていない
※読者の背伸び、焦り
※本の内容が論理破綻している
○ネットの利用は信頼できるソースで
第三章「【アウトプット】読んだ知識を表現につなげるスキル」
○ノート、手帳に書く→知識を自分のものにするため
○日誌→振り返りによる改善化にともなう効率化
→行動の記憶が記録のトリガーに
○書くことにより、知識を記憶に定着させる
○たくさん読むより1冊に時間をかける
○批判的思考力を身につける=自分の頭で考える力を養う
第四章「調べる技術、書く技術の「インフラ整備」のすすめ」
○出費の傾向と対策を考える
○賢い消費と貯金
○人脈は知のセーフティネット
○己のキャパシティを把握し、休息する続きを読む投稿日:2019.10.25
タイトルに標榜している以上に幅広く有意義な情報が詰まっている一冊だ。
ノウハウとして具体的な書名や方法を挙げている上に、知的アウトプットのインフラ作りと称して生き方やマインドセットにまで具体的なアドバ…イスを行っている。これは凄い。
個人的に気になったポイントを挙げてみる。
まず「人間が労働から解放されることはない」の項で、
「AI技術はあくまで技術。人間の最新の補助ツールの1つでしかない。」と佐藤氏は断言し、
労働とは、人間が自然界に働きかけて、何かしらの成果物を得ることである。
その原理原則がある限り、労働のすべてをAIが担うようになることはない。
という旨を述べている。
ここにはやや違和感あり。前後の主張の関連性がいまいち見えない。
なので突っ込んで考えてみよう。
「人間が」自然界に働きかける、というのが労働の定義であるのなら、確かにAIによって置き換えられた仕事はもはや「労働」とは呼ばなくなるだろう。
ただそのことを言っているわけではないような気がする。
人間が自然界に働きかけて何らかの成果物を得る、というのは、
例えば畑で作物を作る、畜産で食肉を得る、食品を加工、流通する、天候を予測し、天候に左右されずに過ごせる建物を作ることなどがまず考えられる。また綿を育てたり、石油を掘ってエネルギーを生産したり、石油を加工して化学繊維を作ることも当然含まれるだろう。
つまり衣食住の基本は自然界への働きかけに他ならない。
これらはAIで代替可能ではないのだろうか?
AIで代替可能な作業は年々広がっている。
定形、反復なものから、クリエイティブなものまで出てきた。
もちろんAIだけで代替可能とは言えない。
例えば畑を耕し、ジャガイモを掘り出すためには物理的な働きかけが必要なので、AIが頭脳だとすれば、身体となる道具としてロボットが必要になる。
そしてそのコラボレーション、社会実装は、コストさえ度外視すればかなりの部分が可能だろう。
このコストというのがまず一つ目のハードルで、ジャガイモを潰さずに丁寧に掘り出すとか、種まきから水やり、収穫、仕分け、梱包、運送の一連の流れをすべてシームレスにAIとロボットに置き換えるためのコストを考えると、
よほど人間が代替した方が安く済んでしまう。
汎用AIの実用化はまだ先と見積もられているし、汎用AIが出来たとして、汎用ロボットはさらに先になる。
二つ目のハードルはプロンプト部分、即ちAIに対して、何をしてほしいかを指示する点にある。
気まぐれで不完全な人間の気持ちや意図を完全に読み取るのは、人間でも不可能と言っていいと思う。
そう考えると、人間は勝手に動くAIに対して、今の自分の気持ちや意図を適宜与えて方針を変えさせるか、AIのやり方に完全に乗っかって人間がその意思や行動を変えるかのいずれかの関係性に落ち着くはずだ。
AIが人間の仕事を完全に代替するのはこの後者のパターンを指すわけだが、知識欲やクリエイティビティやフィードバックを求めての他者貢献といった根源的な欲求が人間にある以上、全ての人が後者のパターンに当てはまるとは考えにくい。
佐藤氏の主張がそういった意味合いであるかどうかは定かではないが、自分なりに行間を読めばそういう意味と受け止められる。
落合陽一はIT環境も踏まえて新しい「自然」と呼ぶ(デジタルネイチャー)。
その認識では、人間はデジタルネイチャーへの働きかけ(労働)からも成果物を得て、そして生きていく。
AIが発展すれば新たな仕事が生まれる。
そういった視点でも、仕事、労働に携わる人が新たに生まれるため、完全になくなるというのは非現実的だろう。
『今後は、分析の部分はどんどんAIが担うようになっていき、人間は、人間的な価値判断や感覚、発想力、創造力、想像力を動員し、付加価値をつける総合力がなくては、豊かに幸せに生きてはいけない。』
現実的にはコストを計算に入れて、AIが多くの仕事を奪ってもなお収入を得て生きていくためには、上記のような総合力が確かに必要となっていくだろう。
ーーーー
長くなるので全文はnoteにて。
https://note.com/ronnio/n/nffcdc5dfa338続きを読む投稿日:2023.08.18
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