なぜ、スーツは2着目半額のほうがお店は儲かるのか? 価格で見抜く“高くても売れる戦略”“安くても儲かる戦略”
千賀秀信(著)
/SBクリエイティブ
作品情報
◎生活をしていると不可解な価格というものはいろいろとあるものですが、裏にはその企業の「儲けるため」の戦略があるものです。
本書では身近な例から、価格の設定の背景にある戦略(マーケティングや経営戦略)と「儲けるための会計」を関連させながら紹介していくものです。
◎大塚家具vsニトリ、フェラーリvsワーゲン、家電量販店vs町の電気屋さんなど、その「価格」から、儲けている戦略・ビジネスモデルを会計的に分析し、それぞれの強みや弱みを紹介(ただし数字は損益分岐点など図版で見せる部分が多いです)。文体もやわらかく、読んで「なるほど!」と思う内容になっています。
◎マーケティングや戦略、ビジネスモデルに関心はあるけど、会計はどうも……、という方にもお勧めです!
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この作品のレビュー
平均 3.6 (5件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
価格設定から利益率まで細やかに説明されている。
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網羅的。
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■戦略が変われば価格が変わる
・戦略には2種類ある
→「経営戦略」と「マーケティング戦略」
経営戦略は"会社がどう進むか"
マーケティング戦略は"どう売るか"
ex)ワタミは経営戦略と合わないマーケ戦略で失敗
・2014年の消費税増税時に値上げ
背景:少し高くても美味しいものを食べたい、という時代変化
顧客:メインの20-30代ではなく40-50代を取り込みたい
結果:40-50代から"高い"という評価を受け、メイン20-30代も受け入れられず
このように、経営戦略とマーケ戦略は一貫性が必要
20~30代と40~50代では価格設定もメニューも異なる
客層拡大ならドメイン(新規業態)の変更の方が良かった、という結果に
■ブランド戦略を徹底する
コーヒーの価格は"固定費をどれだけ使ったか"で決まる
ホテルのラウンジのコーヒーが1200円とか高価格なのは、その場所や見える景色による付加価値
(付加価値をうまく見せているから顧客が対価を支払っている)
マーケティング戦略で必要なのは「モノからコトへの転換」
※「モノを消費する」→「楽しむコト・心を豊かにするコト」で付加価値が生まれる
スタバが値下げをしなくても評価されるのは、
「サードプレイスの提供」という価値が認知され、評価されているから
<ブランドは超過収益力>
コンビニのコーヒー:100円
スタバのコーヒー:330円
その230円の差がブランド力であり、超過収益力
フェラーリは年間7,000台しか販売をしないが、
「世界に1台として、同じフェラーリはない」という希少性が価値を高めている
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予備知識:RFM分析
R:Recentry(直近の購入日)
F:Frequency(購入回数)
M:Monetary(購入金額)
-------------------
■スーツ2着目が半額の理由
接客時間も不要、その他固定費がゼロで販売できるため、利益率が高い
(細かな接客による人件費などがウェイト重い)
※まとめ買い、ワイシャツのパターンオーダーなども同じケース
<この"固定費"が価格設定や利益率に大きく影響してくる>
セルフうどん店の利益率を高めているのはレジ前の"おにぎり"
→パート・アルバイトの良い接客(=固定費)が利益を生む
これは固定費を使って付加価値を高めていくパターン投稿日:2017.09.13
基本的な会計用語さえ分かっていると本書はより読みやすいです。具体的な企業事例と戦略例を基に、数値的な分析をし、企業の意図がわかりやすくまとめられています。目から鱗でした。投稿日:2022.12.24
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