「戦略」決定の方法
川島博之(著者)
/朝日新聞出版
作品情報
優れた「戦略決定」には、優れた「シミュレーション」が欠かせない。しかし、いくら高性能のコンピューターで緻密に未来をシミュレーションしても、その予測が当たるとは限らない。最も大切なのは、シミュレーションの前提となる“物の見方”だ。本書では、営業や企画などの仕事をしている文系ビジネスパーソンを念頭に、コンピューター・シミュレーションの母体となった「システム分析」の物の見方(思考法)を解説。この思考法を身につければ、たとえば10ある戦略の中から成功しない7~8つの選択肢を見分けられるようになる。すなわち、残りの2~3の選択肢に集中できるようになり、目的達成への近道を見つけ出しやすくなると同時に、誤った1つの選択肢に過度に集中することによる失敗も防ぐことができる。また、思いつきに振り回され、右往左往することもなくなる!
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 「戦略」決定の方法
- 著者
- 川島博之
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 掲載誌・レーベル
- 朝日新聞出版
- 書籍発売日
- 2012.01.30
- Reader Store発売日
- 2014.04.14
- ファイルサイズ
- 1.9MB
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.7 (3件のレビュー)
-
図書館の新刊コーナーでなんとなく目について借りてみたが大当たり。
シミュレーションやシステム分析についての入門書。
システム分析の歴史、ポイントを事例を紹介しながらの解説~環境に合わない社会システムに…ついての問題提起。
単語は知っているけど、具体的なことは知らなかったオペーレーショナル・リサーチ(OR)、ランチェスター戦略、役所の発表する統計、予測数値の妙はアセスメントならぬアワセメントであることなどモヤモヤがすっきりする内容だった。
システムについて視点を変えてみるいいきっかけになる本だった。買おうと思う。続きを読む投稿日:2012.02.19
おもに農業経済学などされている先生が、システム分析やシミュレーションについて書いた入門本。たまたま最近読んだネイト・シルバーの『シグナル&ノイズ』と重なるところが多いのだが、どうもこちらのほうが格が落…ちるというか、目線の高さが違うなあと感じて残念。手軽な入門本だから、というのもあるかもしれないが。
厳しくいえば、「コンピュターによるモデルも限界があるのでまず仮説づくりが大事ですよ」など「そりゃそうだ」的な話だけして、それに少しアネクドータルな事例を加えて、さいごに床屋政談をしておしまい。物足りない。
数量化したシミュレーションと、適切な仮説を作るための歴史観・大局観の両方がだいじで、それらを相互に検証しながら精度を高めていくプロセスがシステム分析だというのはごもっとも。この本は、よりむずかしい歴史観・大局観のほうをどうするかにより重点を置いている。しかし、その肝心の重点を置いた中身がどこかで聞きかじった話を並べているような印象で、どうも薄っぺらい。たとえば2012年時点で当時の東芝の社長なぞ持ち上げているわけで、後知恵での批判にはなってしまうが、やはり読んでいる側としてはしらけざるをえない。ブラック・ショールズ式についても、どうもちゃんと理解(数式そのものの中身ではなく、何のために使う式なのかという、素人でも難なくわかる点について)もせずに批判しているっぽい。なお、個人的には、田中角栄が農業生産に頼らず工業化で地方の所得をあげようとしたのは慧眼、なんて話はそれなりに興味深く読んだ。また、以前在籍した農水省への批判(すでに妥当性をうしなった食糧増産というミッションにいつまでもしがみついている)なども、さもありなんと思わせる。
ぜんぜん細かい個別の話になるが、ランチェスターの法則をビジネスに当てはめるっていう話は、最近では流行っていない気もするものの、わりとよく聞く。しかし、これは相手の戦力を直接的に撃破する戦争の話であり、そのままビジネスに横展開できる代物なのだろうか?棚割りみたいな希少な資源を奪いあう局面ではビジネスに当てはまらないこともない気はするが。「選択と集中」っていうのも、どちらかというと投資対象の分散は投資家側でするから企業で余計なことはするな、という文脈から来ており、あんまりランチェスターの法則は関係ない気がしている。続きを読む投稿日:2020.05.17
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。