「自衛隊」無人化計画 あんしん・救国のミリタリー財政出動
兵頭二十八(著)
/PHP研究所
作品情報
日本はもっか重苦しい不況と少子高齢化、官僚支配による硬直した社会のなかで、来るあてのない夜明けを待望している。そんな沈滞したこの国に、明るい未来を約束する究極の政策、それが「ハイテク軍備一点かけながし」である。すなわち、市場に任せておくことが絶対に不可能な「国防」という分野で、ロボットを中軸としたハイテク軍備だけに兆単位の税金を投入し続ける。それにより、バラマキでない景気浮揚を実現し、多くのベンチャー企業をも育成する。その中で若年労働力も吸収できるし、ゆくゆくは一次産業・福祉・国防等における人的資源不足を新型ロボットが補ってくれるだろう。実は、こうしたハイテク軍事はアメリカ経済を引っ張ってきた原動力でもあった。そして世界の軍事力は確実に「無人化」へと向かいつつある。日本の得意分野への投資で、まずは安全保障を磐石にし、同時に経済を活性化しつつ高福祉社会を実現する、まさに救国の一策である。
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商品情報
- シリーズ
- 「自衛隊」無人化計画
- 著者
- 兵頭二十八
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - IT・Eビジネス・資格・読み物
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2009.10.01
- Reader Store発売日
- 2013.10.04
- ファイルサイズ
- 7.5MB
- ページ数
- 184ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (2件のレビュー)
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勉強になりました
本のタイトルと内容との間の関連がやや弱い印象を持ちましたが、私たちがこれから進むべき道の方向性を示している点で大変勉強になりました。私もロボットの開発に関わりたいという気持ちになりました。
投稿日:2013.11.09
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2009年の本である。軍事という分野は常に最先端の武器や国際関係の変化に応じて内容が陳腐化しやすいと思う。しかしこの本や1つ前に読んだ兵頭氏の本は「未来」を描いているため内容はさほど古臭くは感じなかっ…た。「未来」を描くためには「過去の歴史」を知らなければならないし「現状認識」もできている事が前提になる。この本では世界恐慌くらいからのアメリカの歴史や日本のそれも出てきて過去の連続体としての未来につながっているという流れは見えてくる。タイトルの「無人化計画」は何を意味するのか、読めばわかるが自衛隊を無人化=なくそうというのでなく、自衛隊を無人化する代わりに1000万台のロボットを導入しようという考えで、一応軍事評論家なのになかなかぶっとんだアイディアである。つまりロボット兵を造るという事なのだろうが、これは現在の日本の何倍もの予算を軍備開発につぎ込んでいるアメリカですらなしえてないことである。ロボット兵ではないけれど「ビッグドッグ」というハーバード大学が開発した四足歩行ロボットならある。このようにヒトと同じプロポーションで二本足で自律的に歩行するロボットである必要はなく、例えば車の運転を代行する「座乗型ロボット」でもよい。人間の身体機能の全部を再現できるロボットが簡単にできてたまるものではない。ミミズの身体機能の完全シュミレートすら、現下の技術ではまだ不可能な段階なのである。このように現在の技術ではまだ実現不可能な気がするロボット化だが、ロボットの競争で勝つか負けるかは、その国が兵器としてのロボット/無人機をまじめに開発する気があるのかどうか、それに国家予算をつけるかどうかの関数になると筆者は言う。そんな単純な問題でもないような気がするんだが…。いずれにしろ筆者の主張は簡単に言えば「ハイテク軍備に集中的に税金を投入しろ」という事なのである。軍事関係の人が自分たちの得意分野に予算をもっと寄越せと主張するのはありがちではあるのだが…。詳細→
https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou29903.html続きを読む投稿日:2023.12.23
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