新版 戦略PR 空気をつくる。世論で売る。
本田哲也(著)
,アスキー新書編集部(編集部)
/アスキー新書
作品情報
同じ商品カテゴリーなのに、なぜ「売れるもの」と「売れないもの」が生まれるのでしょう? それは、「商品力」や「宣伝力」の問題ではありません。その商品が売れるための「空気」ができているかどうか、なのです。本書は、商品を売るためにつくり出したい空気=「カジュアル世論」をつくり、売上につなげる「戦略PR」の手法を解説します。※本書は2009年1月刊行の『戦略PR』を最新事例に差し替えて刊行した新版です。
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商品情報
- シリーズ
- 新版 戦略PR
- 出版社
- 角川アスキー総合研究所
- 掲載誌・レーベル
- アスキー新書
- 書籍発売日
- 2011.02.01
- Reader Store発売日
- 2012.02.17
- ファイルサイズ
- 3.6MB
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この作品のレビュー
平均 3.9 (49件のレビュー)
-
モノや情報が溢れかえる中、如何に商品やサービスを売ったらよいのか?その答えの一つとなるのが本書で言う戦略PR。国内外の事例と戦略PRの手法、これまでの経緯を図などを用いながら、短時間で学ぶことができる…良書。
2009年の旧版では、永谷園『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』を成功事例として扱っていたのに対し、2011の新版では、サントリー「ハイボール」、アディダス「迷走ランナー」、フェディリティ投信「老後難民」という事例を通して、今後主流化する広告や店頭との連動事例や、テーマ設定のプロセスにフォーカスしている。
広告をラブレターに例え、以前に比べラブレターの効力が落ちた(埋もれて読まれなくなった)現代に、どうしたらラブレターの効力を向上させることができるのか?
ラブレターを手にとって、読んでもらえるようにお膳立てをするのが戦略PRの考え方。
このような取り組みは何年も前からやっているだろうと思っていたが、実は国内ではここ最近のことで、米国に比べて10年以上遅れていることや、広告業界でもメディア戦略を包括してディレクションできる人材が少ないことを知り、正直驚いた。
著者が本書の中で多用する「空気」「カジュアル世論」「おおやけ・ばったり・おすみつき」という言葉には落ち着きの悪さを感じるものの、「マスコミ・クチコミ・インフルエンサーの活用」や戦略PR5つのステップなど実践ですぐに活かせる内容も多く、勉強になりました。続きを読む投稿日:2011.10.18
このレビューはネタバレを含みます
【学んだ事】
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第一章 「空気」でモノが売れる時代がやってきた
▼消費者に伝わりにくくなっていることの本質的な原因
・量のハードル:消費者に襲いかかる大量の情報とどう戦うのか。
・質のハードル:…「中身」を見る目が厳しくなっている。
※「明日の広告」⇒「ネットの出現+情報洪水+成熟市場」と疑い深い消費者の登場
▼ビリーがヒットした背景
・「空気」に遅れまいとする心理
・「空気」をリードしたいと思う心理
⇒「空気」とは人々が暗黙のうちに共有する情報の集合体
第二章 カジュアル世論が消費者を動かす
▼カジュアル世論
商品を売るためにつくり出したい「空気」(イシューマーケティング、ソーシャルコーズ)
⇒世論は社会の皮膚「同じ考えの輪」
・消費者に気付きを与えて、「買う理由」を生み出す事が役割
▼広告と戦略PRの違い
・焼畑農業⇒大量に広告を投入し、商品の認知度を高めてヒット商品を生み出そうとする。
・有機農法⇒「空気」を生み出すことでヒットを導く。
■カジュアル世論の3要素
・おおやけ⇒大人になった日本人を引き付ける「公共性」の要素
・ばったり⇒情報洪水の中での貴重な出会いを演出する「偶然性」の要素
・おすみつき⇒本物志向+自分だけのスタイルを満足させる「信頼性」の要素
第三章 PRがカジュアル世論を生み出す
▼PRと広告との違い
・広告枠を買うか買わないか
・信頼性が高いか低いか
・コントロールしやすいかどうか
▼広告とPRの垣根は消えていく
⇒メディアニュートラルが進んでいく。
消費者にして見れば、関係ない。
▼戦略PRはただのパブリシティではない
①戦略PRでは、戦略的なテーマ設定を行う。
②戦略PRでは、戦略的なチャネル設計を行う。
第四章 カジュアル世論の作り方
▼戦略PRのステップ(1.テーマ設定)
・商品の便益に関連しそうな、世の中の「関心事」を調べる。
・商品の便益を世の中や消費者の関心に合わせて翻訳する。
・その2つを結びつけ、テーマを設定する。
・テーマを「ニュース」にするための材料を用意する。
・テーマを広げるための具体的なPRプランを策定する。
▼戦略PRのステップ(2.チャネル設定)
・おおやけ感を生み出すために 「マスコミ」の活用
・ばったり感を生み出すために 「クチコミ」の活用
・おすみつき感を生み出すために 「インフルエンサー」の活用
▼ブロガーを中心としたクチコミを巻き込む、具体的な方法
・情報提供
・商品提供
・ブロガー会議・ブロガーイベント
・SNSのコミュニティ活用
・リアルクチコミパネルの活用
▼インフルエンサーを巻き込む代表的な方法
・調査の監修
・コンテンツの監修・商品企画などの監修
・セミナーでの講演
・イベントへの出演
・マスコミ取材のアレンジ
▼「空気」でパワーアップする広告というラブレター
・カジュアル世論だけではモノは売れない
・I-AISASのフレームワーク
【実践できる事】
①世の中の流れ、時流を常にチェックしていく。そして、そのコンテンツや問題を
分解して、本質的な課題や、意識を自分の中に落とし込む。
②様々な企業のプレスリリースをチェックする。すぐに自分でもリリースが
書けるようにならなければ一流にはなれない。
③メディアに登場する様々な専門家をノートに書き込む。PRを実践する時に、
直ぐにこの人の意見が活用できるっといった即効のアイデアが思い浮かびようにする。続きを読む投稿日:2019.08.29
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