議論のレッスン 生活人新書セレクション
福澤一吉(著者)
/NHK出版
作品情報
かみ合わない議論、すっきりしない理屈、納得のゆかぬままねじふせられた会議……。こんな経験に泣いたことのあるあなたは、今すぐこの本で論理的な議論のルールを身につけましょう! 議論スキルを手に入れた瞬間、会社の会議、国会中継やテレビ討論会、新聞のコラムが驚くほどよく見えてきます。
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商品情報
- シリーズ
- 議論のレッスン 生活人新書セレクション
- 著者
- 福澤一吉
- 出版社
- NHK出版
- 書籍発売日
- 2002.04.10
- Reader Store発売日
- 2010.12.01
- ファイルサイズ
- 0.2MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (34件のレビュー)
-
議論のわかりやすさのためには、一定のルールが必要という考え方から、議論は「主張・根拠・論拠」から成立するというルールを明確化し、そのそれぞれのポイントをまとめた一冊。一般的なロジカルシンキングでは、ピ…ラミッド・ストラクチャーというようなツールを使って、主張とそれを支える根拠を階層的に構造化することで、わかりやすく伝わりやすい主張が構築されるとされる。本書が優れているのは、主張に対して客観的な事実・データなどで根拠を構築したとしても、その両者を実は結び付けている隠れた前提たる「論拠」が共通化されなければその主張と根拠は繋がらないという点を重点的に示している点にある。例えば、1つの客観的事実があったとしても、それを眺める視点により、全く異なった主張が成立する例は数多とあるし、そもそも「論拠」という形で客観的事実に意味づけをする方向性がなければ、客観的事実の収集自体が困難になる(か、もしくはただ単に意味のない事実も含めて膨大な時間を事実収集にかけてしまうことになる)。
また、この「論拠」を語る際に、「やはり」という言葉をビッグワードとして使う人は多いが、意味合いをぼやけさせてしまうので使用に留意すべし、という意見は自分としても耳が痛かった。議論の中で何気なく「やはり~だ」というような言い方をしてしまうことが自分自身多い気がしているが、著者によれば「やはり」は主張と根拠をつなげるはずの「論拠」に自信が持てなかったりする際に、「偶然」・「無意識」・「直観」というような便利な言葉を用いるのと同じ感じでその「論拠」に妥当性を無理やり与えようとする言葉だとされる。こうした言葉に依存せずに、隠れた前提たる「論拠」を明言化し(必ずしも言葉にしなくても、きちんと言語化して表現できるレベルまで思考されているか)、考えることが重要だと感じた。
ただし、全体を通じて議論の構造がビジュアルで見えない表記になっているので、多少のわかりにくさがある。後半で、新聞記事での社説を分析し、その議論の論証を試みる場などはピラミッド・ストラクチャーなどによるビジュアル化がなされないと、わかりにくさがあり、そうした点でピラミッド・ストラクチャーのようなツールの意味合いを再確認することもできた。続きを読む投稿日:2014.12.22
議論の仕方を系統立てて教わった記憶がないから、こういう書物から得られる知識は貴重です。ここでは主に、書面上における議論の仕方が説かれているけど、当然それは口頭での議論にも応用される訳で、色々な気付きが…ありました。主張と根拠と論拠、そこまでしっかり考えてなかったですね。議論のルールももっと意識しないとダメですね。社説などで感じる何となしの違和感も、しっかり噛み砕いていくと、モヤモヤの理由も分かってくるものですね。そういう視点で吟味する習慣を身につけていけたらと思います。姿勢を正される一冊でした。続きを読む
投稿日:2016.08.04
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