
海のふた
よしもとばなな
中公文庫
故郷は田舎でしょうか。
女性2人の西伊豆、一夏の物語。 物語は起こる大事件、または激しい心の浮き沈みを中心に描かれる訳ではありません。 大切な何かを意識しながら暮らしを描く優しい内容です。 登場する人に考え方に故郷を思い出す、 また自分の今の日々を俯瞰させられる力のある本でした。
2投稿日: 2014.11.09BLUE GIANT(1)
石塚真一
ビッグコミック
音が伝わる!
岳で有名な石塚真一の最新作“BLUE GIANT” 楽器素人の高校生がジャズに魅せられ、ただ世界一のジャズプレイヤーを目指して突き進む。 筆者がアメリカ留学中に山登りと"ジャズ"に出会ったことがきっかけらしい。 「音が出せない漫画だが“鳴れ鳴れ”と思いながら熱量を込めて書いている」とインタビューにて答えていたが、まさに絵から音の臨場感が伝わりアツい。 1巻では、まだまだ物語の序章であり、今後の展開に期待!
5投稿日: 2014.06.22プラネテス(1)
幸村誠
モーニング
見事、全4巻完結!
宇宙開発が進んだ2075年が舞台。 主人公ハチマキが将来の夢に向かい仕事の現実と闘いながら、 愛する人や周りの関わる人の影響で、価値観を変えていく話。 SFながら主人公の苦悩や思いは現代でも変わらず、胸が熱くなるはずです。 近年のコミックでは、編集の意図?により、グダグダ続けたあと府に落ちないクライマックスで終わることが多いが、見事に4巻完結である。 その為、1話1話、1ページ1ページに重みを感じながら読むことができるのが素晴らしい。 本作はNHKでアニメ化もされている。 アニメの方が、タナベも生き生きと描写されており、マンガを読んだ際には、アニメもご覧になられることをお勧めします。 きっと作品への思い入れが強くなると思います。
0投稿日: 2014.06.15瀬戸際のデジカメ 週刊東洋経済eビジネス新書No.56
週刊東洋経済編集部
東洋経済新報社
ここでいう市場とはグローバル市場のことです。
国内では、数年前から「カメラ女子」なんて言葉もあるが、巷では高級カメラを持つ人もよく見かけ、 また、家電売り場に行っても、ミラーレスに高級コンデジ、アウトドア用と、新製品が投入され続けており、 他電化製品と比べれば、話題の提供には事欠いていない業界のイメージがあった。 しかしながら、ここへ来てメーカー目線でグローバル市場をみると瀬戸際という実情。 一消費者の肌で感じる話題性とは裏腹に、日本メーカーの切実な実情が知れて興味深い。
2投稿日: 2014.05.03ゼロ
堀江貴文
ダイヤモンド社
とにかく夢中になること
本発売時に偶然見た深夜テレビ番組で、彼の刑務所での単純作業/与えられる仕事の経験から、 「どんな仕事でも夢中になれば、やりがいがある仕事になる」と語っている姿が忘れられず購入した。 以前のホリエモンのイメージからは想像がつかない素直な内容だったが、その分説得力がある。 「働くこと」を見つめ直せる良本だと思う。
7投稿日: 2014.05.03最新版ビジネス英語スーパーハンドブック
日向清人
アルク
実用的なビジネス英語辞書
ビジネスにおいて実務的に使う英語表現をまとめた本。 1999年の本で最新?と懸念したが、内容は基本なので、現在も変わらず使用できるだろう。 さっそく、Part1では、インフレ・円安/円高、為替、金利(財政金融政策の英語)等々・・・の表現が並ぶ。 個別で表現を調べることはあるが、関連語彙が順に記されているの(黒字・採算・資本・社債などなど)は参考になる。 また、電子書籍のメリットでもある、表紙の索引からクリックで当該ページに飛べるのもうれしい。
1投稿日: 2014.05.03適当教典
高田純次
河出文庫
くだらね~
くだらね~と読みながら笑ってしまう。 内容は、質問に対して真剣に?適当に?テンポよく、高田純次節で答えていくと言うもの。 気軽に笑いたい方、気分転換したい方、どうぞ。
10投稿日: 2014.05.02外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック
山口周
東洋経済新報社
即戦力になる内容
伝えたいことにイメージを用いる重要さ/効率の良さは日々感じるが、思いの外 “分かりやすい表現にする見せ方のテクニック” ということに特化している本はない (ロジカルな考え方を組み立てることで、分かりやすいイメージが結果出来上がるというのはよくよくあるが)。ロジカルになるだろうフレームワークだけ載せたような本とも違い、見せ方のテクニックの事例も具体的で、明日からでも参考にできる良本だと思う。
0投稿日: 2013.09.28なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?
田中裕輔
東洋経済新報社
タイトルと内容のGAPは置いといて、、、
“なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?” タイトルと内容には、直接的な関連はありません。 マッキンゼー出身の若手経営者の伝記のような内容。若手コンサルタントの日々が垣間見れるのは、非常に興味深い。が、、、タイトルからのイメージと内容が一致しない。このタイトルだから手に取るんだろうが、内容とのGAPに戸惑う人も多いはず。GAPは置いといて、コンサル出身の一若手経営者の話として素直に読まれることをお薦めします。
0投稿日: 2013.09.28