
神去なあなあ日常
三浦しをん
読楽
勇気はどこまで頑張れるか!!応援したくなる話
日本の原風景がのこっている神去村。 林業に携わる人たちは、みんな職人さん。日々命懸けの仕事は、同時に自然を守っている。だから、神様の存在も大切にする。都会からそんな村に来てしまった勇気。仕事はまだまだかもしれないけど、神去村や大自然の素晴らしさに気づき、好きだと思えることはとても素敵。勇気はずっとここにいるんじゃないか、って思う。 せかせかと追い立てられるような毎日のなか、なあなあ精神ってとても大切。軽快な文章が心を軽くし、なあなあ気分になれました(^^♪
2投稿日: 2014.10.28
県庁おもてなし課
有川浩
角川文庫
なるほどっ!!って思って、きゅんとする♪
高知に行きたい!!有川先生の思うつぼですね(笑) 高知県の観光産業の活性化のために奮闘するおもてなし課の活躍ぶり、ラブストーリー、親子、家族のつながり、友情。どこをとってもホロリとして、きゅんとして、笑顔になれる、そんな作品。全国の地方自治体が、こんな方法でがんばったらいいのに~って思いますね。あ、私たちももちろん、おもてなしの心を忘れずに(^_^)
1投稿日: 2014.10.28
植物図鑑
有川浩
角川書店単行本
あま~い方の、有川さん
おおまかな話の筋は、ありがちなラブストーリー。でも、いろいろな植物やそれを使ったお料理が季節ごと登場して、物語が俄然とカラフルに。自分自身の記憶も山菜や雑草たちと共に蘇り、懐かしいな、なんて。巡る季節のなかで、好きな人との思い出をたどる…アラフォーでも、ハラハラドキドキしていいですか(笑)
0投稿日: 2014.10.28
空の中
有川浩
角川文庫
奇想天外な発想力、そして、多くを学べるSF
とてもよくできているSF的なお話で、面白かった。やっぱり、暴力や一方的な権力で他を抑圧するのではなくて、『話し合うこと』って大切。そして、『間違う』ことに対してどう向き合うのか。根底にはいろんなテーマがあり、そちらがメイン。結局は、宮じいの言葉に真理がたくさん詰まっていて、こういう人からこそ、ほんとうに多くを学べるんだと思う。読んで損なし!!です。
0投稿日: 2014.10.18
植物図鑑【幻冬舎文庫版】
有川浩
幻冬舎文庫
きゅん!!ってしたい人、必見!!(笑)
おおまかな話の筋は、ありがちなラブストーリー。でも、いろいろな植物やそれを使ったお料理が季節ごと登場して、物語が俄然とカラフルに。自分自身の記憶も山菜や雑草たちと共に蘇り、懐かしいな、なんて。巡る季節のなかで、好きな人との思い出をたどる…アラフォーでも、ハラハラドキドキしていいですか(笑)
1投稿日: 2014.10.17
阪急電車
有川浩
幻冬舎文庫
今津線にlet's go!
一見、オムニバス風なのですが、うまくつながっていて、人と人とのつながりがとても楽しい小説です。気分爽快になったり、うれしくなったり、胸キュンしたり…幸せな気持ちになった一冊です。とくに、恋バナには、きゅーんとしましたね。この本をよんで、今津線に乗りに行く読者が多いそうです。わかるなー。私も行ってみたい!!阪急電鉄に乗って、『阪急電車』を読む。小説にのっている駅で降りて、風景を確認する。車窓を眺める。片道15分といいますから、何往復することになるんだろう!いつか一人旅でもいいから、行ってみたいな。
5投稿日: 2014.10.17
at Home
本多孝好
角川文庫
本物のの家族の形とは…
いろいろな形の『家族』の短編。どのお話も、少しずつ不幸なんだけど、読み終えるとちょっぴり幸せな気持ちになれる。表題作のat homeが一番好き。血のつながりはなくても、親子になれる…待っていてくれる人がいる場所が家族。素敵なお話でした。
4投稿日: 2014.10.16
塩の街
有川浩
角川文庫
究極のラブストーリー♪
設定もおもしろいけど、ある意味、究極のラブストーリー。全世界のため、というのではなく、人間すべてがこうやって身近な誰かのことを愛することができれば、確実に世界は平和になるだろうなぁ。絶望の淵から、明るい未来が見えてくる作品。
0投稿日: 2014.10.16
天地明察(特別合本版)
冲方丁
角川文庫
くじけても諦めなかった、その先に…
まさに天命。暦を作ることは、新しい世の中を作ること。天文学、算術、あらゆる学問と政治的根回し…すべての才覚が整ったそのときだからなし得た改歴。多くの人の想いを背負い、成し遂げたのは幕臣の肩書きを持たないひとりの碁打ち算術暦学者。挫折を繰り返しながら、自分の弱さをさらけ出し、周囲の素晴らしい人格者に支えられ邁進した春海の人間らしい強さと弱さがとても魅力的。辞書を作ることに生涯をかける人を描いた『舟を編む』に通ずるものを感じた。
2投稿日: 2014.10.16
水底フェスタ
辻村深月
文春文庫
水底から光を求めて…
なにも起こらない、っていうことが、こんなにも恐ろしいことだとは…ダムに沈んだ集落のように、ひたすら暗くてどんよりしていて、救いようがないなあ…と思っていたけど、最後に光が見えたのか…物語に引き込む力はさすが辻村さんです。
0投稿日: 2014.10.16
