
孫子が話す 世界一わかりやすい「孫子の兵法」
長尾剛
PHP文庫
分かりやすく表現されています。
その昔から、読まれ続けてきた孫子の兵法。現代人にとっても、人とのつながりに大いに参考になる内容ですが、特殊な知識がなくても理解できる表現なので最後まで読み続けられます。テレビの時代劇、NHK軍師官兵衛と併せて読んでいくと、理解力が高まります。
1投稿日: 2014.07.16
沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-
山崎豊子
新潮社
くどい場面もありましたが、入り込めました。
御巣鷹山の事故は、テレビで見てました。取材に基づくものなので、実際にあったことにしても、私欲で組織を動かしている体質、金で政治家も都合のいい方向に操っている。一方で乗客安全第一を考えた組合の委員長を務めるが、組織の虐待に妻と子供まで犠牲になり、従う組合員との間で悩みながらも働きぬく一人の男。ラストは、欲に染まった組織の体質の中で、良心から命をなげうって訴えることで捜査が開始される。ほっとした一瞬でした。 JALが経営破たんを起こし、国民の税金を使い再建したことが、頷ける話である。(3500億円を返還し、2012年9月に東京証券取引所に再上場した)
0投稿日: 2014.07.16
NASAより宇宙に近い町工場 僕らのロケットが飛んだ
植松努
ディスカヴァー・トゥエンティワン
失敗から立ち直る力
人は、挑戦と失敗の繰り返しで、学び成長して行く。学校の成績は悪くても、関心を持った紙飛行機を研究していくうちに、自作ロケットを打ち上げるといった、北海道の中小企業の社長の講話である。行き詰ってもあきらめないこと、失敗したら次はどうするかを考える、より良いものを作るためには利益に走らない、社長の方針に従業員が付いて行きアメリカのNASAとの取引を持つまでになった。地元では子供たちにロケットを作らせ感動を与えている。ふつうではない生き方だが、挫折感を味わった時に参考になる図書である。
3投稿日: 2014.07.16
NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 二
前川洋一,青木邦子
NHK出版
もう少し早めに公開を
NHK放映がスタートしてしまいました。二巻は裏切りの連続で、テンポも速く、一気に読みたくなる内容です。官兵衛の人の良さが裏目に出て黒田家滅亡一歩手前まで。一度決心したことを最後まで貫くことの大切さを語っております。官兵衛奇策高松城の水攻めから、光秀本能寺の変始まりまで。それから、官兵衛に14年ぶりの第2子誕生。絶世の美女との情事を目撃してしまうなど、秀吉からの刺激が影響したのか。わくわくしてくる第2巻でした。
1投稿日: 2014.04.15
NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 一
前川洋一,青木邦子
NHK出版
乱世の世の中で家族を家臣を守るためには
NHK大河ドラマの軍師官兵衛。優柔不断な城主の家臣として乱世の世の中で家族や家臣を守るために、毛利家、織田家 どちらに付くか考え判断し悩みながらも説得のため東奔西走し、周囲から信頼を得ていく勘兵衛の姿を描いている。
0投稿日: 2014.02.02
