前の巻から引き続きで、主人公ハマジ、現カノジョの速水、憧れの萩原先輩の関係が 微妙になっていきます。ハマジのチームメイトの男子が速水に惚れてしまう、 という形で、彼が狂言回し的に話を進めていくことになります。 メインヒロインでありながら出番が必ずしも多くなかった萩原先輩も、 さすがに今回は出ずっぱりです。 今回、脱ぎ要員は速水のみ。（萩原先輩は相変わらずガードが固くパンチラ程度） 速水は、諸事情あって少し水球を休んでいたため身体がムッチリしてしまった ということで、より一層パワフルボディになっています。 ただ、その設定のせいか、この作者の以前の悪癖だった、巨大乳首などの デフォルメ女体描写がわずかに顔を出してしまっている感があり、 初期の巻の頃の描写に戻してほしい、という気もします。 （今回は出番がありませんが、美好先生の胸なども初登場時と前の巻では 変わってきています。さすがに「でぃすぱっち！」「PERIDOT」の頃よりは ずっと自然ではあるのですが。） とはいえ、全体の画力やストーリーテリングがハイレベルなことに違いはなく、 引き続き付き合っていきたい作品です。

5巻以来となる、雨宮先輩の大フィーチャー巻です。 ロケット乳＋ツンデレという魅力的な属性の持ち主でありながら、 露出度、登場回数等でやや不遇だった雨宮先輩が、今回は大いに魅せてくれます。 もちろんお胸の方もしっかりご開帳。 他の露出場面としては、冒頭、前巻ラストからの続きで、美好先生を みんなでモミモミというアホ場面もあり。 後半は、メインヒロイン・萩原先輩の体調を気にかける主人公ハマジに、 カノジョの速水が不満を抱き始めるという、 以前から予想されたシリアス傾向な展開となります。

「フォトカノ」のコミカライズで、室戸亜岐、早倉舞衣の2人をヒロインに据え、 原作ゲームの「Hルート」に沿ったストーリーで展開されるシリーズです。 第1・2巻は両ヒロインを並行して取り上げ、第3巻は舞衣りゃんルート、第4巻は 会長（室戸亜岐）ルートの完結編となります。 数あるフォトカノのコミカライズの中では、おそらく原作よりもエロ度が増しているのは このYour Eyes Onlyではないでしょうか。もちろん、成年コミックではないので バストトップなどの露出は一切ありません。 ただ、シチュエーションによってエロ成分多めの箇所が結構あり、例えば ・会長（室戸亜岐）の不正登校でパンモロ＆主人公の上に落ちてきてお尻鷲掴み ・会長と体育倉庫での撮影で、原作の「おへそ見せて」に加えて「ブルマ下げて」 ・会長と「不正下校」中、ゲーセンで転んでブラウスがめくれてブラ丸出し ・会長に保健室で手当てしてもらう際に、なぜか白衣ブルマ姿の会長のお尻をペロペロ ・舞衣りゃんとのデート、電柱のくいに引っかかってパンモロ＆舞衣りゃんが妄想全開 ・コミック独自の舞衣りゃん入浴シーン、髪を下ろした舞衣りゃん、ヒップ露出あり など、それぞれのキャラが好きな人にとっては、グッとくる場面が多々あります。 変態度をアップしつつも、下品になる寸前でとどまっており、さじ加減もうまいです。 絵柄が原作に忠実かどうか、となると「Sweet Snap」シリーズに一歩を譲るかな、とも 思いますが、画力は高く、アレンジのうまさで引き込まれるシリーズといえると思います。

フォトカノの数あるコミカライズ作品のうち、もっとも原作ゲームの絵に近いと 思われるのが、このSweet Snapシリーズでしょう。 フィーチャーされているヒロインは、新見遙佳（第1・2巻）、 柚ノ木梨奈（第3巻）の2人。 作画は、普段は成人向け作品を描いている女性の漫画家さんですが、 ここではさすがにエロ描写は控えめで、当然のごとくバストトップやヒップなどの 露出は一切ありません。が、パンツは普段の何気ないシーンでもかなりよく見え、 原作ゲームで体験できたのと同程度のエロ水準には達しています。 ストーリーも、原作のLルートにほぼ忠実で、第1巻では新見さんの方から申し出ての 水着撮影、第2巻では例の「私の胸に触って」など、名場面がきっちり再現されています。 女性が描いているだけに、女体描写が極めて自然なのも好印象。 フォトカノのコミカライズでどれかひとつ、と言われたら、 個人的にはこのSweet Snapをお薦めします。 （あえて言えば、少しエロアレンジのあるYour Eyes Onlyが次点でしょうか。）

読み切り短編が全9話のオムニバス構成で、登場人物も全部違います。 試し読みで序盤が読める第1話は、妻帯者が妻にブルマー（体操着）を着せてやりまくる、という話。 それ以降も、初体験カップルの話や、「泥酔した幼馴染みが誘ってくる」「女性上司に個室で相談」、 「資料室でいきなり」「義姉」など、ド定番のシチュエーションが続くものの、テンポが良い上に 画力が高く、結構楽しめました。 絵に関しては、ありがちな「奇乳」「巨大乳首」表現がなく、自然な胸で好感が持てますし、 女性器の明確な描写はなしなので、下品な感じはありません。 話によってキャラ描写をわずかにギャグ寄り、もしくはシリアス寄りに適時描き換えているのも 丁寧な仕事と感じます。 あの「BOYS BE…」を、やりまくりの話に変えるとこうなるのでは、という気も少ししました。 陵辱や寝取りなどの背徳的な要素は一切なしのスカッとした明るさを楽しむべき一冊でしょう。 なお、ブルマー着用は第1話のみなので、その点は注意してください。

女性の危機を察知すると波動攻撃やテレポートなどができるようになり、 助けに行くヒロインと、それを取り囲む人たちのちょいエロ （露出度は高いがエロ度はさして高くない）シリーズの第2巻。 設定上、ヒロインたち「魔法少女」は攻撃時に服が破けるので、 胸も尻も露出は当たり前、それゆえ読んでいると感覚が鈍ってきて、 多少の露出では興奮しなくなってくる、というのがこの作品の問題点ではあります。 が、この巻からは、非能力者である女刑事、鬼島瞳が登場、 これ以降、最終巻の4巻まで毎回「脱がされ要員」て活躍してくれます。 ショートカットのクールビューティーでありながら、割と普通っぽいデザインの パンツを毎回（各巻1回ずつ）脱がされる様が、なかなかいい感じです。 表紙キャラの瀬尾水景（ヒロインに次ぐ第2の魔法少女）もこの巻から初登場で、 ストーリー的にもエロ度においても、この第2巻と次の第3巻がピーク、 という感じでしょうか。 ストーリーのワンパタ感、打ち切りによる唐突な終わり方など、 万全な作品ではないかもしれませんが、画力はまずまずで女体描写も自然、 全体には結構楽しめるものになっていると思いました。

第7・8巻と続けてラブコメ展開が続いたこともあって、 今回は水球メインの展開となります。 水球部の危機に、萩原先輩、主人公ハマジ、そして部員たちが真剣に （男子は例によって動機が不純な部分もありますが）練習と試合に取り組みます。 ラブコメ要素はその分小休止となり、エッチ要素も少なめですが、 美好先生と速水がきっちりご開帳してくれます。美好先生に関してはちょっと 食傷気味の読者の方もいるかもしれませんが、今回はちょっと変わった展開で 意外な表情を見せてくれ、グッとくるものがありました。 全体には、部員たちの友情も描かれたり、熱い青春模様が感じられて、 ストーリー面でも秀逸な巻ではなかろうかと思います。

他サイトでオリジナル版を購入済みでしたが、ポイントが余っていたので、 こちらでカラー版を購入してみました。 他のクリムゾンタイトルのカラー版と同様、胸のテカリ具合など、 さすがにいい感じです。 個人的には、鈴音のパンツが純白なのがグッときました。 モノクロだと何とも思わなかったのですが、肌色＋黒衣装に白は映えます。 まあ、描かれているのは数コマで、あっという間に脱がされますが（笑）。

春輝×クリムゾンのコラボ第2作ですが、表紙で分かる通り、今作は春輝さんの絵です。 前作でクリムゾンさんの描く鈴音が大変素晴らしかったので期待しましたが、 自分には春輝さんの絵はあまり受け付けられませんでした。 ただ、普段の画風よりは若干クリムゾンさん寄りの、 不自然さの少ない描写になっているとは思います。 現時点では価格も百円台と激安だったので、 鈴音＆みつの両キャラが好きな方であれば損はないでしょう。

前巻で、巨乳の同級生新入部員、速水と急接近した主人公、今回はさらに接近し、 もう男女の関係になるスレスレまで行きます。速水の裸体の描写（見開き）も圧巻。 かなーりエッチですが、若い二人どうしの甘酸っぱさもあったりという感じで、 ラブコメとしても普通に王道の良い出来なのではないでしょうか。 しかし、メインヒロインの萩原先輩とは疎遠になってしまった主人公。 彼は本当に萩原先輩を諦められているのか… そして美好先生のまたしてもの大誘惑。さすがに食傷気味かな、 と思っていると、今回は違う雰囲気で幕を閉じ、次巻での新たな展開を予感させます。