
センゴク(5)
宮下英樹
ヤングマガジン
現地調査と綿密な描写を交えながら、姉川の合戦の新説を展開
現場を実際に訪れ、通説とは異なる姉川の合戦論を展開。浅井家先駆け大将山崎新平はまさにこれこそ日本人が鎧甲を見てイメージしている鬼神の様なもののふの姿で、母喰鳥(ふくろう)の計を案じ、大軍の信長・家康連合軍と拮抗せんとする。合戦でも槍衾や車がかりの陣の解説を交えながら、事細かに描写している為、本物の戦場を直に観ているかのような臨場感を味わえる。
1投稿日: 2015.01.16センゴク(4)
宮下英樹
ヤングマガジン
長政とお市の方のシーンが凄く激しい
世捨て人の天才竹中半兵衛重治、賭け事が好きな体中傷だらけの徳川次郎三郎家康、どこまでもさとい悪女お市の方、歴史的人物が今までとは違った新鮮なイメージで登場してくる。浅井夫婦の生欲と性欲の入り交じった描写も臨場感溢れる。
0投稿日: 2015.01.16センゴク(2)
宮下英樹
ヤングマガジン
イケメン斉藤龍興見参!
織田家内の試し合戦。槍衾の戦術なども解説されていて面白い。何より絵が秀逸で迫力があり、文字通り血湧き肉躍る描写となっている。この巻から登場する斉藤龍興、史実では愚将として知られているが、かなりイケメンに描かれており、これから縦横無尽の活躍をする。そこそこのエロスや、権兵衛と幼なじみの女とのロマンスもあり、戦一辺倒ではない、色々と楽しめる内容となっている。
1投稿日: 2015.01.16センゴク(3)
宮下英樹
ヤングマガジン
今まで各武将に抱いていた固定観念の逆を行くイメージ
金ヶ崎の退き口開帳。信長に領主の座を追われた斉藤龍興、浅井家家臣先駆け大将山崎新平と、あまりスポットの当たらない武将を、丹念にカッコ良く描いている。小心の浅井長政は図体がデカくて柔道選手のよう。兄信長を裏切った不安を振り払うかの如く、お市と激しい交合を重ねる。明智光秀の見事な戦術も読んでいて爽快。
0投稿日: 2015.01.16センゴク(1)
宮下英樹
ヤングマガジン
戦国時代を舞台にした漫画の中では、一番面白い作品群
おそらく戦国物を描いた漫画の中では、一番面白い作品です。第1シリーズの「センゴク」は残酷な描写やエロスな描写があるけれど、それもまた人間の本質に迫っていて、とても読み甲斐があります。かなりマイナーな武将の活躍も想像を膨らませて描かれており、血湧き肉踊る戦国活写となっています。そしてなんと言ってもの信長他その他の武将達の描かれ方がカッコイイです!今まで抱いていた戦国武将達に対するイメージが一変すること間違いナシです!
4投稿日: 2014.01.08