朱華姫の御召人 上 かくて愛しき、ニセモノ巫女
白川紺子
集英社文庫
上巻のみ読んだ感想
登場人物が魅力的で続きがとても気になります。 少し前の作品なのに完成度が高く、世界観も『後宮の烏』と似ていてその点も興味深い。
0投稿日: 2022.11.12花菱夫妻の退魔帖
白川紺子
光文社キャラクター文庫
後宮の烏よりも好みかも
テイストは『後宮の烏』と『京都くれなゐ荘奇譚』を足して2で割ったようなストーリー。 でもテンポがよくとても面白い。元々恋愛要素が薄めの小説が好みなのもあって『後宮の烏』よりも好みかも。
0投稿日: 2022.10.09後宮の烏7
白川紺子,香魚子
集英社オレンジ文庫
最終巻まで素晴しかった
圧倒的に魅力的だった一巻から、この最終巻まで全体を通して素晴らしい作品でした。 最終巻は寿雪の出番が少ないせいか、エンディングのせいかやや不満な方もいらっしゃるかもしれませんが、恋愛小説的な展開をまったく求めていなかった私的には完璧でした。 個人的には花娘に寿雪が会いに行くところが好きで、何回も読み返しては温かい気持ちになっています。
0投稿日: 2022.09.05容疑者Xの献身
東野圭吾
文春文庫
あえて4つ星
よくできた作品とは思うがトリックありきな点が気にかかる。 東野さんの作品は確かにトリックありきなのだが、本作は余計な感情表現が多いように感じる。 主人公二人の感情が一切表現されていない『白夜行』のほうがより東野さんの作風を引き立て、なんといっても最高傑作なのは間違いないと思う。
0投稿日: 2020.05.03白夜行
東野圭吾
集英社文庫
トリックがすごい最高傑作
東野圭吾さんの最高傑作。 ベースになっているのが明るい話題ではないから単純に面白かった!とは言えないし、犯罪行為など不快な場面も出てくるが、最終的にすべてが繋がる練りに練られたストーリー構成とトリックが素晴らしい。 最初に読んでから10年以上経つ今も、最初の頁から真剣に読み込んでしまうほど。 東野さんの作品には人情的な面に訴えかけるものと、緻密な設定に凝ったものがあるが、これは完全に後者。登場人物にではなくストーリーの凄さに5星
0投稿日: 2020.04.25水の眠り 灰の夢
桐野夏生
文春文庫
ミロシリーズ番外編にして傑作
時代が古いせいかピンとこないことも多いが、ミロシリーズの一作目、二作目が愛読書の私には文句なく5つ星なので、未読の方にはお勧めしたい。 人物に魅力があり、特に後藤氏に惹かれる
0投稿日: 2019.11.25裏切り
カーリン・アルヴテーゲン,柳沢由実子
小学館
コワイ
知らない人が怖くなりました。 それから、クレジットカードから身許がわかってしまう怖さとか。
0投稿日: 2019.07.22硝子のハンマー
貴志祐介
角川文庫
面白い
終盤に少し説明が多すぎる気もしますが、それを含めてもとても面白かった。
0投稿日: 2019.07.11夜また夜の深い夜
桐野夏生
幻冬舎文庫
ほぼ満点。4.8点ぐらい
またまた桐野さんらしい作品です。 桐野さんの作品はとにかく登場人物のアクが強く、そこがまた素晴らしい作品の基となっています。 ネタバレしないで解説するのは不可能に近いのでやめておきますが、買うのを迷っている方は、買ってしまったほうがいいですよ、と言いたいです。 物語に引き込まれてあっという間に読み終わってしまいました‼
0投稿日: 2017.10.17新装版 顔に降りかかる雨
桐野夏生
講談社文庫
何回読んでも傑作
20年以上前に出たオリジナルの文庫本が手元にあるものの、古くなっているし、デジタルで読むのもいいなと思い購入。 ストーリーがわかっているのにこれほど楽しめる作品は稀。二重三重になったからくりが素晴らしくよく出来ている。 まぁ例によって悪人多過ぎ感は否めないが、読んで損はない作品。 ミロシリーズは、これと「水の眠り 灰の夢」の二作が特に良い。
0投稿日: 2017.09.24