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終末のフール
伊坂幸太郎 / 集英社文庫
家族との絆を思い起こさせてくれる作品
3
8年後に地球に小惑星が衝突し人類滅亡が避けられないことが公表されて以後、5年の歳月が経過し、諦めの気持ちからか人々がある程度落ち着きを取り戻した頃の人間模様を描いた短編集で、現実にはありそうにない内容…ですが、にも関わらず、読み終わってから、なぜか、もし本当にそのようなことが現実になったら、自分は家族とどう接してどのような話をするだろうと、ふっと考えてしまい、普段の平凡な暮らしがいかに幸せなことか改めて思い感じさせられる小説でした 続きを読む
投稿日:2013.09.26