
宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版1 スターダスト計画
K・H・シェール,松谷健二
早川書房
電子書籍で読めるのが素晴らしい
日本では1971年、なんと私の誕生年から発刊が今だに続いているギネス級のリレー形式SF小説で、最初は月面探索から始まりちょっと古臭いが、今読むとレトロっぽい雰囲気もなかなか良いかなと思える。何と言っても紙媒体では今から読み始めるのは不可能に近いが電子媒体になっていつでも手軽に入手できるのが素晴らしいと思います。しかし今だに新刊が出るってことは読み続けてる人がいるってことだよなあ〜。
0投稿日: 2018.02.25
第九号棟の仲間たち1 華麗なる探偵たち 〈新装版〉
赤川次郎
徳間文庫
華麗なる登場人物達
気軽に読めるファンタジーとミステリーが混在した作品です。主人公以外の主要な人物は自称シャーロックホームズやダルタニアン、アルセーヌルパンら有名な空想上の人物ばかり、現代日本を舞台としているとは思えませんが、そこを読ませてしまうのが赤川次郎の力量かと思います。この登場人物達は勿論自称でして、日本人のシャーロックホームズを想像して笑ってしまいました。この設定なら今後も癖のある登場人物をいくらでも登場させることができ、ちょっと反則すれすれですが、ミステリー自体は結構本格的です。
0投稿日: 2018.02.25
吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”
菊地秀行
朝日文庫
ジュブナイルファンタジー小説の原点だと思う
今から30年以上前に読んだが、今回電子書籍版で再読しました。当時主人公のかっこよさに胸を踊らせて読んだ記憶が有りますが、今読んでもかっこよさは変わらず、現在のライトノベルの作者が少なからず影響を受けたと思われるジュブナイル小説のお手本だと言って良いでしょう。バンパイア、人狼、ミュータントとファンタジー世界に興味がある人には一度は読んでいただきたいです。ただ作者の文章の言い回しには多少癖があるため最近のライトノベルの読みやすい文章に較べると多少わかりづらい部分があるかもしれません。世界観も中世ゴシックではなく超未来で、科学技術が滅びかけた退廃した世界なのでほぼ何でもありです。しかし最初の頃って主人公が人間臭い部分があったっけなあと今更ながら思ってしまいました。続巻も是非読みたいと思います。
0投稿日: 2018.02.18
迷宮都市のアンティークショップ
大場鳩太郎,ぎん太
ファミ通文庫
結構ほっこりします
マジックアイテムにまつわるストーリーを集めたアンソロジーです。結構ほっこりするストーリーもあり、サクサク読み進められます。シリーズ3巻サクッと読み終わりましたが、最後は大円団で盛り上がります。癖のある登場人物ばかりなので、もっと続きを読みたいですね。ライトファンタジーとしてはお勧めです。
0投稿日: 2018.02.17
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
三上延
メディアワークス文庫
ストーリーは面白いです
古書にまつわる謎をミステリー仕立てに仕上げた作品です。登場人物についてはあまり感情移入できないですが、ストーリーは面白く、古書についての知識量も半端ではない。シリーズ化されているので、もう少し長編も読んでみたいです。
0投稿日: 2018.02.17
