アゼルさんのレビュー
参考にされた数
5
このユーザーのレビュー
-
カルト村で生まれました。
高田かや / 文藝春秋
カルト育ちの話し
4
カルト村とは共産主義の農業カルト(以下カルトY)の事でした。そういう訳でオウムの話しではなかったです。
子供を指導している係の人、子供に厳しすぎですが・・・・・一人で大勢の子供の管理をしないといけな…いので、ストレスが貯まったのではないでしょうか? 老人ホームの職員が老人を虐待している事が報じられていますが、同じ問題じゃないかと。
カルト村というくらいなので、当然、児童虐待や児童を労働させるなどの問題が描かれていますが、それらを批判するのではなく、エッセイとして描かれているため読む側は楽しいです。
カルト村の児童が小学校に通学している事は描かれています。そして、一般の児童と、カルト村の児童のギャップのような所があります。親元から子供を引き離すのもカルトのお約束みたいな物で、酷い団体というか・・・・詳細は本を読んで確認してもらった方がよいでしょうが・・・・・・批判の為の作品ではなく、エッセイ漫画なのでそういう事も読む側には楽しめるネタになっています。 続きを読む投稿日:2016.02.19
-
日本会議の研究
菅野完 / SPA!BOOKS新書
宗教右翼に気をつけろ!
1
世間を困らせている教育学者も、憲法学者も大手宗教Xの原理主義者で日本会議・・・・
他の方が投稿するであろう書評とあんまり、被らない内容で書かせてもらう。とある宗教団体を大手宗教Xと書くのは、書評に…おいて彼らをバッシングする意図もなく、一部の原理主義的な信者によって、他の信者の方が風評被害を受ける事を防ぐ為である。
教育オカルト「親学」を提唱する高橋史朗という人物が居る。日本会議の重鎮で、一時期多くの国会議員が親学推進議員連盟(会長 安倍晋三)を作り教育オカルトである。「ゲーム脳」と同じ系統のトンデモである。
例えば
「発達障碍やアスペルガー、自閉症は親の愛情不足が原因で、伝統的子育てでは発生しない。」
などと、非科学的で偏見を助長する事を平気で言う。そういう人物が重鎮の団体「日本会議」がマトモな訳が無く本書を読むと、高橋史朗氏の別の一面が書かれていた。彼は大手宗教Xの原理主義者なのだ。
日本会議は宗教右派と親和性が高い(?)明治憲法回帰という感じで、幹部が別ラインで親学などをやっていたんだなと思う。
さらに、日本会議の幹部はその大手宗教X原理主義者で占められている・・・・。何の宗教でも原理主義は危険で、本書の発売後、政治運動から手を引いている大手宗教X自身が本書を引き合いに日本会議や安倍政権を否定しているし、彼らの行動に困っているという感じが出ている。
日本会議というと、胡散臭いイメージがあった。それもそのはず、正体を現さずに、裏でこそこそと地道に長年やっていた。そういう事が本書からは読み取れるし、著者は膨大な資料を調べて書かれたなという感がある。
一部では、本書は悪意のフィルターで書かれているといっている方がいるようだ・・・・・・が、正当性を評価する声もある。
・日本会議の「前身」とも言える大手宗教Xの政治部門のリリース
・大手宗教Xの学生政治団体の初代書記長であった鈴木邦男氏のブログ「あまりに詳しいので、日本会議は扶桑社に「回収しろ」と言って、抗議している。」
最後に、日本会議は裏でコソコソやらないで欲しい。政治運動はパブリック性が求められる。憲法改正に賛同しますかと言って、中身を提示せず署名を募り明治憲法回帰(人権尊重の実体もない!)を目指すだまし討ちを辞めて欲しい。
「親学宗教野郎オカルト教育教授」などと書いて民事で訴えられても、「論評の範囲内」という判決で収まるであろう高橋史朗氏にコラムを書かせていた産経新聞は恥を知って欲しいが、本書は産経新聞の子会社である扶桑社から出版されている。産経新聞グループの罪滅ぼしなのかも知れない。
書評から外れるが、第二次世界大戦の敗戦を受け入れて欲しい。日本会議に知り合いが沢山いるという憲法学者の小林節氏は、日本会議が戦前の日本を取り戻したいのだと証言している。無茶苦茶だ。 続きを読む投稿日:2016.06.26
-
八雲さんは餌づけがしたい。 1巻
里見U / ヤングガンガン
食え食え食え
0
大和君の食いっぷり、いいです。
シャイな感じの目つきも妙にいいです。
で、隣の未亡人に餌づけされる・・・・・猫を飼っていたときの自分もこんなんじゃなかっただろうかと。
大和君がエッチな気分になってい…ないのが変ですが。 続きを読む投稿日:2016.11.29