通りすがりの読書好きさんのレビュー
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椿山課長の七日間
浅田次郎
朝日新聞出版
もし、自分だったら何がしたい?
46歳で突然死した椿山課長が7日間の期限付きでやり残した事をやり遂げるために現世に戻ってきます。 しかも、美女の肉体を借りて戻ってくるのが楽しい。 椿山課長と同時に現世に戻ってきたヤクザの組長と小学二年生の少年の2人のエピソードも絡んで泣いたり、 笑ったりで面白い小説でした。
0投稿日: 2014.03.15
99%の誘拐
岡嶋二人
講談社文庫
昭和時代のハイテク犯罪
12年前に起きた事件で誘拐された子供が、新たな誘拐事件の身代金の運搬役を指名される事から始まり、 前回の事件との関連が次々と・・・。 時代設定が昭和62年頃ですが、コンピュータなどのハイテク技術がふんだんに使われてます。 この時代に、こんな犯罪が出来るのかが少し不思議でした。 一番印象に残っているのが蔵王スキー場での場面。 何度か行った事があるので、スキー場での描写が手に取るように分り結構面白かったです。
0投稿日: 2014.03.15
暗いところで待ち合わせ
乙一
幻冬舎
序盤の心理的な怖さが ◎
一人暮らしの視力を失くした女の子の家に殺人犯が隠れて住み始める事から物語が始まり、 女の子が犯人に気付くところからが面白くなる。 何故、犯人は遠くに逃げずにこの家に隠れてきたのかが重要なカギになってます。
1投稿日: 2014.03.15
流星ワゴン
重松清
講談社文庫
大人のファンタジー?
不思議な小説でした。ある意味ファンタジーなのかな。 人生のやり直しをするために重要な分かれ道の過去に戻っていきます。 不思議な親子が乗る(運転する)ワゴン車に乗って・・・。
0投稿日: 2014.03.15
