
ブルーマーダー
誉田哲也
光文社文庫
相変わらずの面白さ!
姫川玲子(ストロベリーナイト)シリーズの6作目で、『インビジブルレイン』から続く長編です。 殺し方が、残忍過ぎて怖い。想像すると吐き気が催すような描写は、『ストロベリーナイト』に匹敵。 姫川と犯人、それぞれの視点からの物語が繋がってくる後半は本当に読み応えありました。最後の姫川玲子の告白が印象的。次作『インデックス』に続きの話が載っています。
1投稿日: 2015.07.23
あすなろ三三七拍子(上)
重松清
講談社文庫
笑って、泣ける
藤巻大介45歳。平凡な中年サラリーマンが大学の応援団に入部。様々な問題や無理難題を乗り越え、笑いあり、涙ありで面白い。
3投稿日: 2014.07.12
陽気なギャングの日常と襲撃
伊坂幸太郎
祥伝社文庫
相変わらず、登場人物たちの会話が楽しい
今回は、短編集の作りですが少しずつ関わりがあって長編としても楽しめる内容になっています。 前作の『陽気なギャングが地球を回す』よりも今作のほうが面白いと思う。
0投稿日: 2014.04.09
ブルータワー
石田衣良
徳間文庫
凄く面白かった
石田衣良さんの小説は、これが初めてでしたが、こんなに面白い作品を書く人なんだと知りました。 未来の人々と現代の人々が微妙につながる血縁だったり、朽ち果てた未来の新宿など現代と未来がリンクしながら進んでいくストーリーは最後まで読み応えがあった。
5投稿日: 2014.04.07
四畳半神話大系
森見登美彦
角川文庫
最後まで読まないと楽しめないよ
『四畳半恋ノ邪魔者』、『四畳半自虐的代理代理戦争』、『四畳半の甘い生活』、『八十日間四畳半一周』の四話からなる小説です。 人生に『もしも・・・』があったらの発想で、大学入学の際に入ったサークルをそれぞれ違うサークルを選んだ場合の人生を4話に分けて書いてあります。同じ登場人物が違う人生でも必ず現れ、主人公の人生に介入してくる様子は凄く面白かった。 同じエピソードが別々の人生の中にも出てきて面白い。 でも、最初に読み始めたときは主人公の語り口などが、自分には合わないかもって思ったけど読み進んでんで行くうちに気にならなくなり、最後まで楽しく読むことが出来た。
0投稿日: 2014.04.07
モップの魔女は呪文を知ってる
近藤史恵
実業之日本社文庫
女性清掃人キリコのシリーズ第三弾
『水の中の悪意』、『愛しの王女様』、『第二病棟の魔女』、『コーヒーを一杯』の4編からなる作品です。 今回も謎解きとキリコの魅力が満載のストーリーになってますが、一番面白いのは『第二病棟の魔女』。小児病棟で噂される深夜に現れる魔女の正体は? 新人看護婦が出会った深夜の女性清掃人。 しかし、病院では深夜に契約している清掃作業員は居ないと分り、謎が深まるばかり。。。
2投稿日: 2014.04.07
みぞれ
重松清
角川文庫
ついつい、自分と重ねてしまう11編の物語
16歳の少年がホームレスになる『へなちょこ立志編』が単純で一番面白いかな。
0投稿日: 2014.04.07
ストロベリーナイト
誉田哲也
光文社文庫
ドラマも面白かった
捜査方法の行き違いや刑事同士の確執など警察小説としても楽しめます。直感で捜査する姫川玲子の過去や、同僚刑事の死など犯人探しの過程で様々な事件が起こります。ラストも意外でしたが、何となく冒頭から怪しいと思わせる人物もいたりと、ミステリー要素も満載でした。殺人ショーの場面が生々しくて気持ち悪い。
14投稿日: 2014.04.07
グラスホッパー
伊坂幸太郎
角川文庫
単なる殺し屋の物語ではないところがいいな
伊坂幸太郎作品をの中でも、全然旗色が違うかも。 三人の殺し屋と主人公の鈴木が段々と繋がっていく後半は凄く面白い。 殺人や、自殺する場面の描写が生々しいのが痛いな。
2投稿日: 2014.04.02
陽気なギャングが地球を回す
伊坂幸太郎
祥伝社文庫
登場人物たちの才能に注目!
ストーリーよりも4人が会話をしているシーンの方が面白いかも。 漫才のようにボケ、ツッコミの役割が出来ていたり、読んでいて楽しい。 それだけでも読む価値はあると思う。
0投稿日: 2014.04.02
