最上はかなり恵まれた環境だなとは思いつつ、でも最上がこの性格だったから周りもいい人が多いのかなとも。今後も苦労することはあるかもしれないけど、二人の笑顔がよかった。描きおろしの指輪の話の最上もよかった。

タチ×タチ、しかも受けは今までノーマルだと思っていたらSubだったというお話です。 最上の元の性格もあるがDomで医師でもある支倉の支えもあってあまり重たすぎる展開にならないのがいいところかと。石鹸のシーンは大丈夫なのかなとちょっとハラハラしましたが。

諒×雅史としては4作目。同人を入れるともっとあるが。 今作では二人とも仕事で一悶着あって……という話。 今後も絡んできそうになってきた佐藤浩平とマネージャーさんは同作者の過去の作品『偏愛プリンス』と『艶恋タイフーン』に出てきます。この作者さんの過去作品は他作品とも結構リンクしててちょいちょい出ていた記憶なので細かく言うともっと出てる作品はあるかと思いますが。

なんだか細かいことはよくわかんないなという感じ。主人公の年齢とか。 あと包丁のシーンがどうしても気になって……素手で思いっきり刃先握ってるのに血が出てないし、その後誰も大丈夫かとか確認しないし…普通に救急車呼ぶレベルだと思うのに登場人物みんな全くのスルーで…どうしてもそれが気になって正直そのあとの話が頭に入ってこないというか…みんな気にならないのか、気にはなっているけどスルーできてるのか…

『めめしいアクとあざといスウ』のスピンオフですが、そちらの作品のモブの話なのでこれ単品でもちゃんと完結している作品です。 受けのコウくんがスクールカースト上位の人たちと一緒にいようと無理をしているのが見ていて辛いところがありますが、攻めと一緒にいるときの受けが非常に可愛いです。大学でもその自然体で大丈夫そうなのにコンプレックスと偏見からなかなか難しいようです。そんな受けの頑張りをにこにこ眺めてる攻めはちょっと性格悪いなと思いつつ、この続きが見たいなと思わせる作品でした。

4作目後の松尾×祐樹の話1つと望月家と双子の話1つ。 松尾×祐樹はまだまだ亀の歩みという感じの話。 望月家と双子の話はこれからが楽しみになる話。

松尾と祐樹君かやっと！やっとお付き合いすることに！とはいうものの恋愛初心者の祐樹に合わせてゆっくり進んでいくようで。祐樹君の大学の場面がチラリと出てくるのですがなかなか嫌な感じの人がいて、今までいい人が圧倒的に多かっただけに祐樹君と一緒ですごく嫌な気持ちになりましたね。他はいつも通り幸せいっぱい家族のお話です。

登場人物が増えて非常に賑やかになりました。大人たちに卑屈な部分があったりする分子どもたちの純粋な様子が沁みます。 オメガバースの設定は作品によっていろいろあるかと思うのですが、こちらの作品は同種同士の結婚が一般的らしいです。オメガでもオメガと結婚するという作品はあまり見かけない印象です。 あと発情期が1か月に1度あるらしく、他作品に比べると周期が短いなという印象です。ただ、作品内でその発情期が描かれるのは少なく、家族のほっこり話がメインです。今回少しありますが。

花岡のほうはもう結婚できると思っているものの善次のほうはやはりまだ現実的なことを考えていてそれは難しいと思っているという…難しいですね。幸せになってくれとしか。 善次のお祖父さんがケンちゃんがじいさん嫌いになるのもわかるくらい本当に失言ばかりしていてきつい。 翼は本当にいい子で可愛い。花岡と善次に振り回されてるのがかわいそうで可愛いです。 ケンちゃんは多分善次と同じ大学に行くんだろうし、今後もいろいろありそうだし、つらいだろうけど今後も善次支えてあげてほしい…

もう一つのこれより以前に販売されていた番外編ははっきりとはどこの時系列なのかわからなかったのですが、これは3巻の少し前の話だと思います。引っ越し話。通勤事情も出てきて、よく今まで何も問題が起きなかったなとびっくりします。