
ランチのアッコちゃん
柚木麻子
双葉文庫
食べることのこだわり
イエスマンの派遣の三智子さんが、部長とお昼ご飯を取り替えることで、自分を発見する。贅沢をするのではなく心豊にするランチ。『食』の充実が人生を豊にする。そんなお話が詰まった物語やポトフが繋ぐ温かさが心に染み渡るお話です。
1投稿日: 2015.05.26
アゲイン 28年目の甲子園
大森寿美男,重松清
集英社文庫
不器用な父と娘
映画館で予告編を見て、読んでみようと手に取りました。28年前の真実と思いをいろいろな立場から・・・ 不器用な父と娘・・・お互い伝えたい思いが言葉にできなくて。真実とともに名言が何度か登場してきます。 最後に心と溶かすのはキャッチボール。 高校球児の息子も将来かなわなかった夢をかなえてほしいと思いました。 映画公開。だれが言葉を伝えるのか、配役とともに楽しみにしています。
0投稿日: 2015.01.05
蜩ノ記
葉室麟
祥伝社文庫
深い深い人間の愛を感じました
切腹の期限が決められ、日一日藩の記録をつづりながら自分の生きた証を記す主人公。 なにごとも心穏やかに・・・時には信念強く。家族には深い愛情を。支え見守る家族は父の大きな背中を心に刻みながら。自分の無実を晴らすことなく、自分が切腹することで大切なことを守り、しかし真実を曲げない。大きな愛の物語です。 映画公開されても読める作品です。
3投稿日: 2014.10.02
シャドウ
道尾秀介
東京創元社
2転3転
精神科医の2つの家族をとりまく物語。精神のバランスのもろさが伝わってきた。 きっかけがあればバランスが崩れてしまう。 どこまでが正気でどもまでが計算なのか・・ 子供の心強さに感銘した
0投稿日: 2014.06.06
慟哭
貫井徳郎
東京創元社
結末は...
展開に引き込まれていきました。 連続幼児殺人事件を指揮しているうち、、いつの間にか被害者になった佐伯。 警察官という立場の父がわが子を殺されたあととった行動とは・・・ 再度読み返してみます。
1投稿日: 2014.06.04
鉄の骨
池井戸潤
講談社文庫
必要性の社会悪??
談合をテーマに【悪】と分かっていても、立場上推し進めていく天皇と呼ばれる影の人物。 談合課と呼ばれる業務課に配属になった入社4年目の主人公。社会悪に立ち向かいながらも流されそうになる。 すべてを支配しているのは・・・・ 恋愛あり、親子の情愛あり。期待を裏切らない一作でした ドラマ化されるならどの俳優さん・・・キャスティングしながら読んでいくと、情景も浮かびリアルでした。
11投稿日: 2014.05.30
限界集落株式会社
黒野伸一
小学館
最高に面白かった
人口減少、何んの特産物も何もない思い出のふるさとが過疎化していく中、充電のため都会からやってきた優が、いやいやながらも復活のため立ち上がる。 一つの村の再生に村人のみならず、体験農業(漫画家崩れやわけありホステス)や移住者などがやりがいを感じ立ち上がる。 優の本業は・・・ あれよあれよと読み終わってしまいました。
1投稿日: 2014.05.26
ルーズヴェルト・ゲーム
池井戸潤
講談社文庫
がんばれ!!野球部
業績不振の会社に維持費がかかる野球部は必要か・・・ 企業の広告以外にもたらす意味は・・・ ピンチあり、大逆転劇あり、延長線あり。 会社の人間模様、それぞれの苦悩・・・ゲームセットの後に残るものは・・・ ドラマが始まる前にぜひ読んでみてください
1投稿日: 2014.04.09
清須会議
三谷幸喜
幻冬舎
映画公開前と公開後に楽しみ2倍・・・10倍かも・・・
映画公開前・・・ それぞれの役者さんのはまり役は半端なし。 場面切り替えがどうかとも思いましたが、現代版で読みやすかったです。
6投稿日: 2013.11.07
ロスジェネの逆襲
池井戸潤
ダイヤモンド社
痛快!!最後までどきどき
最後までドキドキ!!放送が終了して続編や映画化まで待てない・・・ 理不尽なままでは終わらない爽快さ・・・半沢直樹の人間性を楽しみました。 理想上司かな・・・
0投稿日: 2013.09.30
