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kambeさんのレビュー
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  • ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル

    ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル

    今野敏

    講談社文庫

    伝説シリーズの1

    STシリーズとしては9弾目になる、伝説シリーズ第1弾。 じつは、既読のはずなのに内容を覚えていなかったです。(これも珍しい。たいていは多少なりとも覚えているのに) 他のかたが書いてらっしゃいますが、まさに二時間サスペンスのノリをそのまま小説にしたような感じがあります。ですが、私は二時間サスペンスが好きだからか、楽しく読める範囲内でした。 トリックに元々凝ってる作品じゃないのも幸いだったかも。 ミスディレクション?ぽいところもありましたが、そこは読んでいるこちらが「‥‥っていう手でしょ?」と見破って楽しめます。犯人が思った通りで合ってたというのも嬉しいもので。 そしてSTの面々(+菊川刑事)が小型飛行機に乗るんです、この話しで。と、くれば‥‥‥ですよねー?誰と誰にスポットがあたるシーンか、すぐに解ります。もう、ワクワクしました。 フフフ‥と思ったままほのぼのと(翠にはほのぼのじゃすまない恐怖なのでしょうけれども)そのシーンは息抜きとして楽しく読ませていただけます。 私的にはそれほどハズレではない作品ですの平均点、買って損はなかったという☆3で。

    0
    投稿日: 2014.09.09
  • 貴族探偵

    貴族探偵

    麻耶雄嵩

    集英社文庫

    うん、まぁこんなものかな

    と、いう他にあまり感想がない。 テンポは良いです。言い回しも上手で良いです。 That's allて言えばいい感じかな? うん、そうね。いちいちごもっともね。そうでしょうとも。 そう思いながら「へー、ふーん」とサラリと読み切った時点で作者の思う壺だったんだと思いますが。 事件解決時のお決まりパターンの様式美もイマイチ貫き切っていないような、ワンパターンでかまわないんだ!と思いきれていないような感じが読後に残ったのが少し残念なので☆一つマイナス。

    0
    投稿日: 2014.09.09
  • ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル

    ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル

    今野敏

    講談社文庫

    サラリと読めて奥が深い

    もう何度読んだかなぁ‥。 推理小説的には隠された部分も多いし、個人の特異な能力に頼っている部分もあるのがこのシリーズですが、そういうのを全部抜きにして、面白いです。とにかく読んでみてくださいーってお勧めできます。 がっつり推理小説だと頭を使うし色々読みこまなければならないから疲れるなぁ、でも、さりとてあまりに薄っぺらい小説(もどき)は読む気にならないしなぁという時にすごくお勧め。時系列を追いかけたりトリックに頭を悩ませながら読む必要はないですし、キャラがそれぞれたっているのであまり苦にならずに世界に入り込めるはずです。 STシリーズが気になってるけど読んだことがない、というかたにはコレか黒いモスクワが取っつきやすいと思います。

    1
    投稿日: 2014.09.02
  • そば屋 幻庵 (1)

    そば屋 幻庵 (1)

    かどたひろし,梶研吾

    コミック乱ツインズ

    これは良い

    こんな面白い時代劇漫画があることを知らなかったことが悔やまれた。 勘定方というお役を当時としては早すぎる齢で隠居し家督を息子に譲って夜泣き蕎麦屋に‥‥という設定からして面白い。絵も綺麗で好み。 お役人が食べに来たり、それはあり得ないかもよ、という設定や場面もあるけれど、「時代劇」カテゴリーとしてみれば問題なく「あり」の範疇。 江戸情緒と人情がクセになる。

    2
    投稿日: 2014.08.08
  • ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ

    ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ

    今野敏

    講談社文庫

    お気に入りの一冊

    短いエピソードの中に登場人物の「恐怖症」を印象付ける描写があったりして、そういうさり気ない書き方がなんか好きです。 ロシア側がどうでるのだろうか、アレクというキャラクターを気にいり始めているのだけれど気に入ったまま終われるのか、と最後のほうはハラハラしていましたが安堵。 なんだかんだ言って、菊川さんは刑事ですね。そういうオフィシャルな立場で「慣れ」はいいのですが「馴れ」合ってしまっては面白くなくなるので、そういう「馴れ」がないところがこのシリーズの好きなところです。 そして、青山さんの食事姿が見てみたい。その、皿を。そして食べているところを。

    0
    投稿日: 2014.08.05
  • 進撃の巨人(13)

    進撃の巨人(13)

    諫山創

    別冊少年マガジン

    なにはともあれ兵長満載

    巨人が『アレ』なんじゃないかっていうハンジの言葉を聞いた後の団長の笑み(?)は薄ら怖かったですが、なんか『らしく』ていい。 空気が云々言い始めた兵長の言葉の真意は読んでるこっちは解ったけど新兵たちには解ってなくて、それを通訳してるハンジと「助かる」って一言ありの兵長がやっぱりいい感じに命をかけてきあった同僚なんだなぁと思って良かったです。これでミケがいてくれたら‥(涙) 兵長が良く喋る、暴れる、なんかこわーい道具の載ったトレイと現れる、と満載で兵長好きな私にはとても嬉しい巻でした。 そして、いつも以上にハンジさんもある意味イっちゃってたような‥

    2
    投稿日: 2014.07.15
  • ABCD殺人事件

    ABCD殺人事件

    赤川次郎

    講談社文庫

    こんな人が‥

    いていいのか!こんなことがあっていいのか!課長、ご愁傷様です! と、井上さんになり代わって思いつつも読むのがやめられない。警部の動向が気になって仕方がない!だから読んでしまう。手元に置いておきたくなる。 これぞ赤川マジック。‥‥いや、大貫マジック??

    1
    投稿日: 2014.07.04
  • 銀河英雄伝説8 乱離篇

    銀河英雄伝説8 乱離篇

    田中芳樹

    らいとすたっふ文庫

    ティッシュペーパー必須

    例えばそれが初読から何回目であっても、何年目であっても、涙と鼻水なしには読み終えることができません。ものすごく好きですが、第8巻は何度も繰り返して読めませんでした。悲しくて。 みなさん内容はご存じでしょうからいまさらですが、中心人物もさりながら、彼の周囲にいた彼を守ろうとして倒れていった人物の志と思いに涙し、「小説なんだから、ご都合主義的に彼らの願いどおりになってくれてもいいじゃない?」とどこかで願いつつもそうならなかったことを「これが戦いってものだ」と納得させつつ号泣。 最近、目が乾いたなぁと思ったら必読です。涙で潤います。もっとも、その後に涙で目はパリパリになりますが。

    0
    投稿日: 2014.06.10
  • 全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班(1)

    全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班(1)

    香月日輪,わたなべあじあ

    ARIA

    待ってた

    いつ電子書籍になるのかなぁって。早めになったので嬉しい。 私は柴犬くんとお警視さま(笑)がダントツお気に入りです。あのキャラ素敵。おどろおどろしい生霊の話とかありますが、意外と絵がサラリとそれを表してくれているのでホラーマンガみたいに「夜中にページがめくれない!」っていう怖さはありませんが、本当にこの世界の裏側にふつうにありそうで怖いな‥‥という感じはあります。 でも笑えたり人情感じたり、すっごく楽しいです。

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    投稿日: 2014.04.23
  • 鉄の魔道僧 2 魔女の狂宴

    鉄の魔道僧 2 魔女の狂宴

    ケヴィン・ハーン,田辺千幸

    ハヤカワ文庫FT

    まわりくどいことさえ楽しい

    オベロンが前作よりも喋ります。そして、ちょっと切ないワンシーンも‥。なんとなく『そうした(している)』アティカスの気持ちが解るような気がして、一瞬涙ぐんだ。 前作以上にコヨーテだ、バッカスの巫女だ、ラビだ、と大騒動ですが、単に登場人物が増えて収集がつかないのとは違い、面白いです。 ヴァンパイアや人狼の種族(?)により立場の違いも面白い。

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    投稿日: 2014.03.28