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suzukiさんのレビュー
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  • 「少年マガジン」編集部で伝説の マンガ最強の教科書 感情を揺さぶる表現は、こう描け!

    「少年マガジン」編集部で伝説の マンガ最強の教科書 感情を揺さぶる表現は、こう描け!

    石井徹

    幻冬舎単行本

    講談社漫画編集者による、マンガへの熱い思い

    講談社漫画編集者であった著者が、ライバル誌である集英社少年ジャンプを度々引き合いに出しつつ、日本のマンガやその作り方について熱く語っている。

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    投稿日: 2024.05.14
  • 蚤と爆弾

    蚤と爆弾

    吉村昭

    文春文庫

    731部隊を題材とした記録文学

    通称731部隊については色々と書かれているが、著者の綿密な取材に基づき、重たいテーマを淡々と綴るこの作品は信用に値すると思う。

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    投稿日: 2024.05.14
  • 海軍乙事件

    海軍乙事件

    吉村昭

    文春文庫

    安定の記録文学

    連合艦隊長官が受難した2つの事件等、戦争にまつわるトピックを著者の特長である丁寧な取材で文章化。 表題作は小説の体をなしているが、収録されているその他は、ルポルタージュみたいな感じ。 著者安定の臨場感ある筆致により、その場にいるかのように歴史の一場面に立ち会うことができる。

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    投稿日: 2024.05.11
  • スタンフォード式 最高の睡眠

    スタンフォード式 最高の睡眠

    西野精治

    サンマーク出版

    睡眠は最初の90分が大事

    加齢とともに睡眠に不自由を感じるようになり、本書を手に取った。 総睡眠時間よりも、寝始めの90分の質を如何に高めるかが重要とのこと、など、睡眠関連のTips的な知識が色々と手に入った。

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    投稿日: 2024.05.11
  • それでも、日本人は「戦争」を選んだ

    それでも、日本人は「戦争」を選んだ

    加藤陽子

    朝日出版社

    主権線と利益線

    日本が戦った、日清戦争から太平洋戦争までの5つの戦争を、著者と栄光学園歴史部の生徒たちが大きな流れとして議論し理解を深める様子が記されている。 戦前の日本が辿った道筋やその指導者層の思考プロセスは、現在の情勢を理解するにも十分役立つと思う。

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    投稿日: 2024.05.11
  • 天才はあきらめた

    天才はあきらめた

    山里 亮太

    朝日文庫

    たゆまず努力することも才能

    他者への嫉妬などの負の感情を努力し続けるための燃焼にした、という体で書いてあるが、きっと元々努力家な人なんだろうなと思った。 たゆまぬ努力の大切さを知るための良書であると思う。

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    投稿日: 2024.05.11
  • “未”顧客理解 なぜ、「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?

    “未”顧客理解 なぜ、「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?

    芹澤 連

    日経BP

    流行りのLTV施策に警鐘をならす

    最近は既存顧客をロイヤルカスタマーにするLTV施策が流行っているが、NBDディリクレを使ったダブルジョバディの法則を軸に、果たしてそれでよいのか?と論陣を張っている。 とても納得感ある内容だが、未顧客の接点を増やすための提案が、いわゆる既知のデザイン思考的なものだったので、そこが若干物足りなかった。

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    投稿日: 2024.05.11
  • ビルボードジャパンの挑戦 ヒットチャート解体新書 データを読み解きアクションを加速する

    ビルボードジャパンの挑戦 ヒットチャート解体新書 データを読み解きアクションを加速する

    礒﨑 誠二(ビルボードジャパンチャートディレクター),山口 哲一(エンターテック・エバンジェリスト、StudioENTRE代表取締役)

    リットーミュージック

    音楽ヒットチャート業界と、そのデータ分析を知る

    著者はオリコン全盛期にビルボードチャートを日本に立ち上げた人で、その苦労話の他、ビルボードのデータによる最近の人気アーティストの比較分析などが掲載されている。音楽業界のデータ分析に興味ある人はご一読あれ。

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    投稿日: 2024.05.11
  • 世界は「使われなかった人生」であふれてる

    世界は「使われなかった人生」であふれてる

    沢木耕太郎

    幻冬舎文庫

    表現力にあふれている映画評

    ノンフィクション作家、沢木耕太郎氏が「暮しの手帖」に連載していた映画評コラムからよりすぐった30編。 「使われなかった人生」とは、自分にも有り得たかもしれないと思わせ、鑑賞中に感情移入したり、鑑賞後に思いを馳せることができるような、映画で描かれる登場人物の生き様のことのようです。 扱う題材が幅広いのと、コラムを書いた時系列が前後しているためか、沢木氏の多彩で豊かな表現力に圧倒されました。 紹介されている映画があまり魅力的でなくても、沢木氏の巧みな文章のせいで興味を持ってしまったりします。 もし学生時代に戻ることができたら、本書をお手本に読書感想文などをしたためたいものであります。

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    投稿日: 2017.01.27
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

    世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

    ジョン・マコーミック,長尾高弘

    日経BP

    IT社会は数学が支えている

    計算機科学の世界で根幹を成している8つのアルゴリズム+コンピュータでできないことの証明1件について、コンピュータになじみがない人でも理解しやすいような表現で解説している本です。 コンピュータ科学や、その恩恵であるインターネット社会が数学に支えられていることがよくわかります。 いずれのアルゴリズムもシンプルで美しく、数学の良問の模範解答を読んでいるような爽快感がありますので、数学に興味がある方にもオススメです。

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    投稿日: 2016.03.30