黒猫さんのレビュー
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ましろのおと(10)
羅川真里茂 / 月刊少年マガジン
「芸に答えなんてねぇよ」
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唄付けの中で知っていく音と自分の音との関係に雪は自分の音を見失い始める。
引き出す音
抑える音
客に答える音
好かれる音
楽しませる音
自分の音とは?
自身とその音にしか視界が開い…ていない雪が
足りない何かに気が付いていくまでの葛藤が本巻の骨子だ。
大河が雪の師匠としてしっかりと物語の中心に絡んできた事で今後のストーリの展開が見えてくるが
めっきり見かけなくなった大阪の彼も出てきたりして次巻以降も期待できそう。
あー。三味線の音が聞きたい。
続きを読む投稿日:2014.04.26
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君は淫らな僕の女王
岡本倫, 横槍メンゴ / 週刊ヤングジャンプ
性欲大勢な清楚系美少女+ ツンデレ + 純愛 + ギャグ
12
表紙見れば分かりますが、横槍 メンゴさん(←女性)が描く女性は可愛いです。
その清楚系美少女の裸を綺麗に漫画に落とし込んでます。
話の基本線は、長年想い続けた相手同士の想いが通じるまでのよくある話で…すが、
美少女主人公に強制的に訪れる時間限定の自制心強制除去という仕掛けが用意されています。
更に自制心が失われた間の記憶があるため、自制心が戻った後に一層の羞恥心に責められる萌えポイントまで。
これらが作者と読者の間に共有されるお約束の様に働き、大変読みやすくなっています。
登場人物も多くなく頭からっぽで読み進める事ができることも大きいですね。
エロの間に挟みこまれるギャグと主人公達の想いを肉付けする話の清涼感も働いて読後はくどくないです。
このお値段であれば買いです。サクサク読ませるための仕掛けの按配がちょうど良く、売れてるのは納得といったところ。
続きを読む投稿日:2014.01.06