炊き込みご飯さんのレビュー
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10
このユーザーのレビュー
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あなたの雑談力を上げる!話のネタ大全
雑学研究倶楽部 / Digital Special Package
他人に自慢げに話すと墓穴を掘ります
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この本を読んで相手に「Aは〜だからBなんだ!」
と言って相手に「へ〜、なんでBなの?」と言われたらそこで会話は終了です。
一つの雑学で一ページというのは空いた時間等に読みやすくて良いのですが兎に角内容…が浅い。続きは自分で調べるしかありません。
後、例えばペットボトルの説明でPETのPは「ポリ」、ポリマーつまりプラスチックのこと、とあるのですがポリマーは重合体のことなので別にプラスチックではありません。だったら赤ワインなどに含まれているポリフェノールもプラスチックということになります。
その他にも作者は本当に意味分かってて書いているのかと疑問に思うことが多数あります。 続きを読む投稿日:2016.02.04
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わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~
西林克彦 / 光文社新書
自分がどれだけわかったつもりになっているかがよく分かった
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レビューのタイトルに「自分がどれだけわかったつもりになっているかがよく分かった」と書いたが本当にわかっているのかという不安は拭えない。
本書を読んで自分が如何にわかったつもりになっているかを思い知らさ…れた。
どうすればわかったつもりから抜け出せるかということは書かれてはいるが、書かれていることをすぐ実行できるほど私が優秀なわけもなく…。
少なくとも自分がわかったつもりになっているという現状は確認できたので一歩一歩進んでいこうと思いました。 続きを読む投稿日:2016.02.10
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雑学科学読本 からだの不思議
奈良信雄 / 中経の文庫
良い意味で「看板に偽りあり」です
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タイトルに「雑学」と付いているので人体の不思議が面白おかしく書かれている本だと思って購入しました。
雑学本と言われると浅い知識が散りばめられていて雑談や飲みの席でしか役に立たないようなものを想像してし…まいがちですが、読んでみて印象は良い意味で裏切られました。
1章 骨格・筋肉
2章 感覚器・呼吸器
3章 消化器・泌尿器
4章 循環器
5章 脳・神経
6章 生殖器・細胞
の全6章からなる人体の教科書です。
本来義務教育の間に教わっていなければいけない知識だと思いますが現在の教育では多くが取り入れられていません(たぶん)。
誰もが食事をして、運動をして、記憶をして、考える。人間が活動するためにしている上で人体に何が起きているかということを幅広く、かと言って浅くなく丁寧に解説されています。
1ページ解説、1ページ図と、解説と図が交互に書かれているのでとても分かりやすく、想像しやすいです。
また、ふりがなが多く振ってあるのはとても助かります。というのも簡単な漢字であっても例えば「汁」と書いてあったら「しる」と読むのか「じゅう」と読むのかなど分野によって漢字の読み方の傾向が違うことがあるからです。本書でも書かれていますが「頭蓋骨」は解剖学では「とうがいこつ」と呼ぶことがあるように知識が曖昧なものにならないので自分の知識に自信が持てて理解が深まります。
もちろんこの本を読んだからと言って人体で起きていることが何でも分かるというわけではありませんが、自分のこと(身体)を知るための入門書として申し分ないと思いますし、学校の教科書として使用して頂きたいくらいです。それ位細かく書かれています。 続きを読む投稿日:2016.02.10
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ビギナーズ 日本国憲法
角川学芸出版 / 角川ソフィア文庫
一度は読もう、日本の説明書
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ググれば憲法の条文は出てきますがルビが振ってあったり、解説が書かれているので難なく読めました。
解説は各条文に続けて書かれていたので良かったのですが、注釈も量がそんなに多くなかったので別のところに書か…ないで解説と一緒に書かれていたらうれしかったです。
国会、司法、内閣等日本の根本にあるのが憲法です。読んでみて若干モヤモヤは残りましたが…。(解釈が人それぞれなので)
この本に限らず憲法くらい一度は読んでおけと過去にタイムスリップできるなら学生時代の自分をぶん殴ってでも読ませてやりたいと恥ずかしながら今の年齢になって思いました。 続きを読む投稿日:2016.03.13
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知識ゼロからの恐竜入門
恐竜くん(田中真士) 著, 所十三 本文画 / 幻冬舎単行本
「ピー助」は恐竜ではない!?
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「ピー助」をご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが「ピー助」はドラえもんの劇場版作品の1作目である「ドラえもん のび太の恐竜」に出てきたのび太が卵から孵化させたフタバスズキリュウのことです。
フタ…バスズキリュウは首長竜に分類されるので恐竜だと思っていましたが…。
そもそも恐竜とは何なのか?あまりに昔のこと過ぎて空想上の生き物ではないかと錯覚してしまうほど多くの謎に包まれていますが、現代では少しずつですが謎が解き明かされてきています。
本書では恐竜単体の生態はもちろんのこと、地球上の生物全体から見た恐竜の位置付け、恐竜の進化から生物全体の進化を学べたり、恐竜の発見・発掘の歴史や現代の研究方法などが語られていてとても濃い内容になっています。私は恐竜に特別興味が有った訳ではありませんが生物に興味がある方にはぜひ読んで頂きたいです。現代の生物にも恐竜が生きていた時代の面影がしっかりと残されているので。
もし、買うかどうか迷われている方がいましたら「ラジオ版学問ノススメ 恐竜くん」で検索して頂ければ本書の著者が本書について語っていますのでそれを聞いてから興味を持ってから購入しても良いと思います(もちろんラジオは無料で聞けます)。
私もラジオを聞いてから興味を持ったので…。 続きを読む投稿日:2016.03.09
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マンガで読む 嘘つき中国共産党
辣椒 / 新潮社
中国の一国民から見た中国共産党
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中国共産党を説明している本はいくつかあると思いますが、それらで中国共産党を理解するにはモノ足りないと思います。
日本の事例で例えると「特定秘密保護法」。
これを教科書的に書くと(多少簡略します…が)「特定秘密の取扱者が情報を漏洩した場合に罰則を与える法律を2014年12月10日に施工した。」とこんな感じだと思います。
しかし、実際は野党の反発やデモが起きたり作家や映画監督が自由に作品を作れなくなる、または作ったら捕まると言っていました。
本書は一人の中国国民である辣椒氏自身の体験や周りの人間、一人一人の視点から見た中国共産党が描かれています。
留置室が寒くて凍え死にそうだったと書かれている書籍は他にはないと思います。 続きを読む投稿日:2017.06.11