ひとまきさんのレビュー
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6
このユーザーのレビュー
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これは恋のはなし(11)
チカ / ARIA
最終巻を読んで
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歳の差恋愛の話なので、こういった結末は、ある程度想定されやすかった作品だったと思います。真一が、自分自身を否定・封印していた部分を認め、受け入れいく過程と、遥のブレない一途さが、この作品が長く支持され…た理由でしょうか。一見同じように見える、11巻の表紙と10巻の表紙の違いが象徴的です。二人を取り巻くキャラクターも、個性的で良かった。あと、11巻では、危機場面を乗り越えるには、人間的な深みが重要だなと、感じさせられました。
続きを読む投稿日:2015.03.26
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ヨコハマ買い出し紀行(1)
芦奈野ひとし / アフタヌーン
おだやか
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特に何もおきません。争いも、トラブルも、恋愛もなし。喫茶店を営む人型ロボットアルファの日常が描かれています。でも、退屈な、つまらない漫画ではありません。私は、ゆったりとした時間、優しい人間関係を、心地…よく感じました。 続きを読む
投稿日:2015.03.29
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パーフェクトワールド プチキス(1)
有賀リエ / Kiss
障害を持っていた初恋の人
1
健常者の主人公が、車椅子に乗るようになっていた、初恋の高校の同級生に出会います。彼は、イケメンで優秀、障害を穏やかに受け入れているようにみえます。でも、主人公の口から思わずこぼれた本音。話の最後、彼が…、障害を受け入れているのではなく、激しく、命がけで闘っていることを知り、惹かれていきます。
ストーリー展開、絵など、レベルが高いと思います。タイトルが、なぜ「パーフェクトワールド」なのか、まだわかりませんが、続きが楽しみな作品です。
一巻一話です。 続きを読む投稿日:2015.08.06
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パーフェクトワールド プチキス(2)
有賀リエ / Kiss
同窓会
1
高校の同窓会に一緒に出かけた二人。そこに現れた元彼女。修羅場とか、やきもちとか、ありきたりの展開にはなりません。この元彼女の想い、言葉がよく伝わってきました。
投稿日:2015.08.07
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パーフェクトワールド プチキス(3)
有賀リエ / Kiss
障害受容
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障害受容とは、「障害者という現実を認め、受け入れること」。障害者はもとより、家族にも直面を迫ります。どのようにして受け入れるのか、例えば、今回のエピソードに出てくるお母さんは、障害受容しているといえる…のか、なかなか難しい。
この作品の凄いところは、こうした難しい問題を、相応の重さを感じさせながらも、スマートに描いているところだと思います。
また、このエピソードの終わりのモノローグが良かった。主人公の想いが彼に通じるのではないかと、期待を感じさせる素敵な結びだと思いました。 続きを読む投稿日:2015.09.03
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ヨコハマ買い出し紀行(2)
芦奈野ひとし / アフタヌーン
なんかいい
1
この巻に出てくる「なんかいいわね 彼女」という言葉が、なんか象徴的。このマンガ、私にとって「なんかいい」です。出てくる場面の音や温度、香りなどが感じられるのです。読むと、日常から離れられます。
投稿日:2015.12.10