
ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル
今野敏
講談社文庫
こんな事あるかも
まず言いたいのが、川那部座禅しろっ! 作中のスパイスとして登場してくる川那部さんなんだけど、ほんっと憎たらしい。 これまで読んだシリーズの中では何事にも動じず落ち着いた感じの山吹さんですが、結構熱いハートを持ってます。 宗教の関わる話なのですが、なんだろ?日本人の悪いところなのかな?神社と寺、神と仏がゴッチャになる(笑) 宗教団体というと神様に祈る事をイメージしてしまうが、自己を高めるために座禅を組んだり修行をしたり… そんな宗教団体の話です。宗教団体って聞くとどうしても、神様(教祖様)を奉るってイメージがわいちゃいますねー(汗)
0投稿日: 2015.11.03
ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル
今野敏
講談社文庫
奥さん、あなたは…
自分のレビューを観ていくと星4だの3だのをつけながらも次々と読み進んでしまっているのでSTシリーズは安定した面白さなのでしょう。 さて、医療問題テーマですが、赤城がいなければ八方塞がりでまるで話にならないのではないかという展開です。その点少し都合の良いストーリーにはなっていますが、どうやって突き崩していくのか読み応え十分です。 ただ、被害者の奥さん、何がしたいんだろうかな―?と少し疑問に思いました。この結末で満足したのか?
0投稿日: 2015.11.03
天主信長〈裏〉 天を望むなかれ
上田秀人
講談社文庫
ストンと…2
何が ストン なのかは”表編”にレビューを書きましたのでお読みください。 官兵衛視点で話が進んでいく裏編なのですが、私は表編をお勧めします。(なので星4つ) 大河ドラマでもそうなのですが、歴史物と言われる本は歴史の流れを私たちは知っていて、経過や結末などが判った上で読み進めますのでなかなか驚きには至らないのですが、この本には驚かされました。
0投稿日: 2015.11.03
天主信長〈表〉 我こそ天下なり
上田秀人
講談社文庫
ストンと…
「ストンと腑に落ちる」などと、よく小説の中に出てくるフレーズなのですが、上田秀人さんの本能寺の変解釈がまさにそれ! この解釈、結構当たっているかもしれませんよ? 歴史好きで未読の方は是非一読する事をお勧めします。 ちなみにこちら、表編は半兵衛視点で話が進んでいきます。
0投稿日: 2015.11.03
ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ
今野敏
講談社文庫
そういえば海外ドラマって・・・
捜査本部を立ち上げてみんなで捜査を・・・って、日本だけなのでしょうかねー?海外ドラマは(TSUTAYAで借りちゃうので主にアメリカですが)担当刑事が数人で事件を調べていきますもんね?土地が広いのにたいしたモンです。 モスクワという異国の地でのSTたちの活躍ですので犯人は予想通りの人物となります。 ロシアの事をもう少し知りたくなりますねー 今野さんにとってSTメンバーたちの能力はどこの国でも通用する価値あるモノだと証明するための海外物語だったのかもしれません。
0投稿日: 2015.10.13
ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版>
今野敏
講談社文庫
シリーズ物なので・・・
エピソード1がとても面白くて第2作もを読んでみましたが、こんな動機ってあるの?といった感じで自分的にはイマイチな感じでした。 ただ、事件を解き明かしていく過程は面白く読めるので、さすが今野さんという安定感があります。
0投稿日: 2015.10.13
ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版>
今野敏
講談社文庫
良質ミステリー!
正直、TV放送の影響で読んでみましたが、TVでは主役の赤城の出番は少なく、印象が薄いのですが、ほかのメンバーの長所の使い方が上手く、ミステリーとして とても面白いです! ストーリーがよく練られていて、読みやすさも抜群でテンポよく読んでいけます。 ST以外の警察小説では、この犯人の特定は難しいのではないかと思えるほどです。 一つだけ例に挙げるなら・・・ お寺は葬儀を行うところ、神社は婚姻を行うところ、教会はその両方を行うところ。だから・・・ などと書き連ねれば当たり前の事だけれど、言われてみて、あぁ!なるほど! なんて改めて感心したりして。(そんな細かな事が事件を解く一つのピースになっていたりして) 特殊な能力を持ったメンバー なんて書かれていると色物風に受け取りがちですが、読んでみてください、面白いですよ。
0投稿日: 2015.10.13
一路 (下)
浅田次郎
中公文庫
思い知らされます
売り言葉に買い言葉、ツーと言えばカー?(笑)など、普段の生活でポンポンと相手の言葉に反応して言葉を返している自分が恥ずかしくなる。 相手の心中を察し、思いやり、言葉を選び、媚び諂う事なく敬意を示す。武士って格好良すぎて憧れます。 そんな気にさせてくれる作品。読むべし! どんな大団円が待っているのかと思いきや・・・ ”一路” 最後まで泣かせていただきました。
2投稿日: 2015.09.24
一路 (上)
浅田次郎
中公文庫
面白い!
第一章を読んだだけで次の展開が気になりワクワクしてきます。 時代小説はちょっと苦手かも・・・と、思っている方にもお勧めします。完全無欠のヒーローが居るわけでもなく、手裏剣や血飛沫が出るわけでもない時代小説です。 深読みしたり、いろんな事を考えずに、主人公たちと同じように真っ直ぐ読み進んでいくと、泣き笑いしてしまう場面が何度も出てきて読んでる自分がいい人になってきてしまう錯覚に陥り気持ちが良いです。(笑) そういえば、本編とは関係ありませんが、読めなかった(意味の解らなかった)漢字あり。もちろん私の勉強不足なのでしょうが、”跋渉” いやぁ~~人生初体験(笑)
2投稿日: 2015.09.22
歪 捜査一課・澤村慶司
堂場瞬一
角川文庫
追跡小説
犯人や動機などはすでに提示されていて、それを追う刑事たちの物語です。推理物というよりは、犯人や刑事たちの心理描写などを交えた追跡小説です。ただし、スリルや捻りなどは無く、心の動きを丹念に書いた2時間ドラマのような作品だと感じました。
0投稿日: 2015.09.09
