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zunda2014さんのレビュー
いいね!された数11
  • 戦国武将に学ぶ「必勝マネー術」

    戦国武将に学ぶ「必勝マネー術」

    橋場日月

    講談社+α新書

    やっぱり世の中お金?

    戦国武将は軍事面ばかり語られるが、この本では彼らがいかにお金を稼いでいたかを読み易いダイジェストで教えてくれる。貯めこんだお金を家臣や他の大名に貸し出す方法とかなるほど忠誠を誓わざるを得ないよな。秀吉がやたらと細かく指示を出すのに対し、家康は家臣の自主性に任せる傾向があったというのが、名物社長が死んで潰れた豊臣家と、創業者の死後も200年以上続いた徳川家、それぞれの組織の本質を突いている。

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    投稿日: 2022.07.25
  • ウルトラマンになった男

    ウルトラマンになった男

    円谷プロダクション,古谷敏

    小学館

    唯一無二の貴重な体験談

    「最初のウルトラマン」の中の人の貴重な経験談。色んなスタッフの人柄まで描かれていて、ファンにはたまらない内容。自分は怪獣デザイン担当・成田享さん(郷土の先輩だ!)の優しさを知れて良かった。古谷敏さんの素人っぽい文章が 逆に真面目で温かい性格をよく表していて一気に読ませてくれます。

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    投稿日: 2022.03.21
  • 新日本プロレスV字回復の秘密

    新日本プロレスV字回復の秘密

    新日本プロレスリング株式会社

    KADOKAWA

    プロレスヲタにも経営者にもお勧め

    新日本プロレスの浮沈の歴史と、浮上させた経営方法の両方について、プロレスヲタも、経営について考えている人も興味深い内容がいっぱい。 潰れる会社に共通のどんぶり勘定で会計不明朗って、部外者からするとすぐ直せばいいじゃん、と思うのだが、圧倒的なカリスマや発言力のある人物がいると、なかなか言い出せないもんなんだよなぁ。これって今でもよく見るよね。 そして現在の浮上の要因は・・・ネット時代になかなか興味深い内容です。是非一読を!

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    投稿日: 2020.03.03
  • 少しかしこくなれる数式の話

    少しかしこくなれる数式の話

    笠倉出版社

    サクラBooks

    楽しく雑学

    数式というと堅苦しい感じですが、イラスト入りで分かりやすく、数学から物理化学生物、そして経済まで色んな数式が基本1ページ1数式で簡単に解説されてます。 犬猫の年齢換算から、象の体表面積(投薬に使うらしい)まで方程式があるのにビックリ!

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    投稿日: 2019.12.17
  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~(3)

    ハコヅメ~交番女子の逆襲~(3)

    泰三子

    モーニング

    ようやく発生、本格事件

    1、2巻は警察官あるあるの小ネタで笑わせてもらったけど、3巻ではついに結構深刻な事件が発生します。捜査の過程がかなりリアルに描かれ、捜査と被害者保護の間で悩む捜査員の葛藤も重めですが、しっかり笑いをはさんでいるので救われます。おまわりさんって大変だなぁ。

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    投稿日: 2019.05.02
  • そうりゅう型潜水艦を見れば日本の先端技術がわかる!

    そうりゅう型潜水艦を見れば日本の先端技術がわかる!

    三津村直貴

    impress QuickBooks

    初心者向け

    現代の潜水艦事情を初心者向けに解説。まったく知識の無い人にはとても分かりやすいけど、多少知識のある人はいまさらな話なので物足りないと思います。 海外の潜水艦とも比較してますが、潜水艦技術はどこも最高機密なので、ほとんど推測にならざるを得ないのが、どんな本でも残念な所。

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    投稿日: 2019.03.18
  • 荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論【帯カラーイラスト付】

    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論【帯カラーイラスト付】

    荒木飛呂彦

    集英社新書

    この筆者にしてあの傑作あり

    ホラー映画を荒木先生の視点で理論的に分析していて、とても興味深い。 それぞれの映画のどこが怖さの根源か、分析しているが、なるほど、「ジョジョ」のゾッとするシーン、グロさを感じるシーンもやはり理論的に組み立てられてるんだな、と納得した。 こういう本では映画通ぶって無名な映画を引っ張り出す人もいるが、本書に載っているのはほとんど有名な映画、ヒット作のどこがヒットの要因か、常々研究してるのがヒットメイカーたる所以だろうな。

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    投稿日: 2019.01.08
  • 戦前の大金持ち(小学館新書)

    戦前の大金持ち(小学館新書)

    出口治明,稲泉連,山川徹

    小学館新書

    戦前の大金持ちダイジェスト

    戦前の色んな大金持ちを、短めに沢山紹介。興味を持ったら紹介するそれぞれの詳細な伝記へ読み進んでください、という構成です。 さすがにみんなキャラが濃くて、詳しく知りたくなる人物ばかりですが、共通しているのは時代を読む力、「今はこれが売れる!次はこれの時代が来る!」という空気を、敏感に察知出来る人物だけが成功するんだなぁ。

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    投稿日: 2019.01.08
  • ロジスティクスから見た「失敗の本質」

    ロジスティクスから見た「失敗の本質」

    谷光太郎

    パンダ・パブリッシング

    歴史や戦争を語るなら必読の本

    「戦争とは補給である!」という事実を、古今東西の歴史的事実を例として語っている本。 日本軍は織田信長の「桶狭間の奇襲戦」(現代では強襲が正しいのでは?と言われてますが)のような、少数で大群を打ち破る「戦術」ばかりこだわって、戦争全体をどうするか?という「戦略眼」が無かった。実際、奇襲は一時的なもの、信長も桶狭間以降は敵を圧倒する物量戦しかしていない。(信長のすごさはそれだけの物量を揃えられる経済運営能力だったのだ!) また、日露戦争でも、米軍の湾岸戦争でも、何ヶ月も、あるいは何年も補給を整える準備をし、先の見通しを建ててから戦争を始めている。感情に任せて勢いで戦争をすれば、負けて当然なのだ。 兵器のカタログ性能ばかり追いかけて戦争がわかったつもりになっている、ニワカ軍事ヲタには、是非本書を読んで頂きたい。

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    投稿日: 2018.10.11
  • 知られざる縄文ライフ

    知られざる縄文ライフ

    譽田亜紀子,武藤康弘

    誠文堂新光社

    歴史は変わる

    小学生でも読みやすいイラスト図解たっぷりの本なのだが、昭和のおじさんには目からウロコの新知識がいっぱいで、勉強になった。子供にも是非おすすめの一冊だが、あと20年ぐらいしたら新発見で内容がまた変わってくるのかな?

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    投稿日: 2018.10.11