ふれでぃさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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ムー (2015年3月号ライト版)
学研プラス / 学研
デジタルムー
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月刊ムーを読み始めてはや○十年
UMA、UFO、心霊、オカルト…あらゆるジャンルが興味深く
デジタルで読む場合、付録は付いていないと思いますが、その分、価格はお手ごろです。
個人的にシュメールやら超古…代文明の記事が特集されている場合、迷わず購入していました。
普段の人生に悩んでいる時、ふとムーを読み返すと妙に懐かしく落ち着いた気分になります。
電子本は普段タブレットで読んでいますが、デジタルムーも全く違和感ありません。
続きを読む投稿日:2015.06.29
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奇子(1)
手塚治虫 / 手塚プロダクション
ストーリーは重く、そして暗いです。
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「あやこ」と読みます。
時代背景が戦前戦後なので想像でしか判断できませんが
旧家で展開されるストーリーは古き良き?時代、このような状況が各地であったのであろうと思わせます。
現代とは全く違う日本の描…写、その世界観にひきつけられます。
私生児という理由で蔵に閉じ込めて監禁、ある意味、虐待に近く(虐待ですが)
描写的にも現代で許されるのか分かりませんが
一般的に子供が読む漫画ではないです。
とくに近親相姦の描写(この漫画のテーマのひとつ)
私は今は中年なのですが、当時小学生で読んでしまいました、単行本も持っています。
妙に印象に残っていた東京裁判のシーン
子供(小学生)が人形を並べて、東京裁判ごっこ?をして遊んでいる
大人(兄):人形だとしゃべれないから裁判にならないじゃないか?
↓
子供(弟):この裁判は何を言っても無駄なので人形でもいいのさ!
このような感じのやり取りが随所に見られ、何度、読み返しても感銘をうける作品です。
漫画という範疇ですが、そのストーリーの秀逸さに直木賞をとってもいいのでは?という声もありますね。
続きを読む投稿日:2015.05.15
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刃牙道 1
板垣恵介 / 週刊少年チャンピオン
刃牙は終わらない
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グラップラー刃牙→範馬刃牙→となって…刃牙道としてチャンピオン連載中
過去より蘇ったという設定はピクルとかぶっていますが 今回は宮本武蔵です。。。
伝説の剣豪の凄さは理解しますが、あまり人間離れな設…定はピクルより無理があるかと思います。
当面、サブキャラと武蔵の対決がメインになると思います。
サブであっても、皆それぞれスピンオフされている有名キャラが多く
今後は花山との握力対決があるかも、もしくは突如勇次郎が現れてめちゃくちゃになるかも。
小次郎も蘇る等のめちゃぶりもなんとなく期待しています。
格闘技の人間レベルの範疇は超えていますので闘いの中の各キャラの意外性や、ストーリー結末予想などで楽しむような感じになっています。 続きを読む投稿日:2015.04.25
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アシュラ(上)
ジョージ秋山 / 幻冬舎文庫
アシュラ(上)
ジョージ秋山
ジャンプ全盛期の中で異質な漫画
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過去に少年ジャンプで連載されていました
ジャンプ全盛期の中で、特に異質な漫画でその描写の生々しさは
子供ながら覚えております。表現上の色々な理由で、既に発行禁止のようになっています。
当時は子供ながら…感じるものは多少ありましたが、特に気にせず何となくストーリーは覚えていました。
電子書籍で読める時代になっているようです。
飢餓の時代を背景に、その描写とは「人肉を食べる」シーンですが
飢饉で追いつめられた人間の善悪やモラルを表現するのに
何が良い、悪いではなく、何が正解かもよく分からず
何かを感じる事が大事で、一方的な有害指定をする方が違和感を感じます。
映像は不可能と思いましたが、アニメ化にもなっているようですが
多少加工されていると思います(⇒みたことはありません) 原作の漫画の方がリアルで直感的です。 続きを読む投稿日:2014.12.12
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地上の記憶
白山宣之 / 漫画アクション
遺作集
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作者は既に亡くなられているようで遺作集となっています。
劇画風の絵がとても綺麗で、ストーリーと共にひきこまれます。
淡々と展開して、余韻が残るような感じも、最近の作品には無いような斬新さを受けます
映…画の一部になっても良いような感じも受けます。
個人的に短編集大好きで、大友克洋さん短編もよく読んでいました。
その大友さんがこの遺作集のカバーデザインを担当しているようです
続きを読む投稿日:2014.12.06
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『特上カバチ!!』公式副読本 大人のケンカ術 「ホーリツ的に正しい」逆襲の作法
田島隆 / 講談社
実生活で役に立つ
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週刊モーニングでずっと読んでいました「カバチたれ」の原作者です。
幼少期の体験から、どうして「法律屋(法律家ではなく)」になったかのストーリーから始まり
法律を知識として知っているという前提と、それを…いかに活用するか
を具体的に書かれていて、大変興味深かったです。
世の中には非常識な人間が大変多いと思われます。
万が一絡むことになると、法律を駆使して闘わなければなりません。
大人のケンカ術、というタイトルで
(大人が殴り合いのケンカをする訳ではありません!)
感情論で動くのではなくいかに有利に物事をすすめるか
そして「法律は正義ではない」という部分がリアルに突き刺さります。
悪知恵が有り、ごねたものが有利になる、という
善悪ではない部分の、割り切る考え方、良かれと思っても結果で負けたら何もならない。
交通事故、恋愛トラブル、ご近所トラブル等、意識してなくとも今後遭遇するであろう
そういう状況の対応力が少しでもつくと思います。
高い弁護士代を払う前に、知識として自身が知っているだけで選択肢はかなり広がります。
怒りにまかせて「訴えるぞ!」等と声を荒げる人に限って
その費用や労力がどれだけかかるか実際知っているのですか??
と、冷静に対応できるよう、これ以外でも「法律」に対する興味がかなりわきました
続きを読む投稿日:2014.11.28