killingHeadさんのレビュー
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アフタヌーン 2016年12月号 [2016年10月25日発売]
アフタヌーン編集部, 吉田丸悠, 幸村誠, 沙村広明, すえのぶけいこ, 遠藤浩輝, 藤島康介, 千真, 園田ゆり, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 渡辺保裕, いとまん, 圓山りす, 清家雪子, 草水敏, 恵三朗, 熊倉献, 榎本俊二, 市川春子, 寺田亜太朗, 横山キムチ, 永田礼路, 鈴木ミニラ, 高橋ツトム, 秋津そたか, 芦奈野ひとし, 瀧波ユカリ, ほづみりや, 鶴田謙二, 北道正幸 / アフタヌーン
いってしまうから触るな!!
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・表紙:ライフ2
・新連載:吉田丸悠「大上さん、だだ漏れです。」カラー4Pあり
・四季賞2016年・夏の四季大賞:園山りす「グロース・フォース」100P
→作者名の「その」が難しい外字で変換できず。…
・不定期(?)連載:螺旋じかけの海、冒険エレキテ島
・休載:おおきく振りかぶって(長期休載中)、ヒストリエ、ぼくは愛を証明しようと思う。
→隔号連載はディザインズ、ヒストリエ両方なし。
・28作品、888ページ
新連載の「大上さん」は松茸とかアワビとかおいなりさんとか男性器(直球)とかの話。
とにかく絵柄が「王道的ながら洗練されている」という感じでむちゃくちゃ好み、かつ目を見張る巧さです。
もう最初の1コマ目の時点で相当な画力とセンスを感じさせ、カラーページで直感が揺るぎない確信に変わり、読み終える頃にはその独特な設定、キャラの立ち具合や綺麗な下ネタっぷりにもグイグイ惹かれて「とりあえずあと5冊分くらい読みたいな」と思う出来でした。
今後の展開に非常に期待しておきます。 続きを読む投稿日:2016.10.24
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アフタヌーン 2016年11月号 [2016年9月24日発売]
アフタヌーン編集部, 市川春子, 遠藤浩輝, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 草水敏, 恵三朗, 渡辺保裕, 藤島康介, すえのぶけいこ, 沙村広明, 榎本俊二, 鈴木ミニラ, 園田ゆり, 幸村誠, 寺田亜太朗, 鶴田謙二, 熊倉献, 千真, いとまん, 秋津そたか, 安彦良和, 五十嵐大介, 北道正幸, 清家雪子, 高橋ツトム, 瀧波ユカリ, 西尾維新, チョモラン, 芦奈野ひとし, ほづみりや, 横山キムチ / アフタヌーン
期待のニューフェイス(物理)
2
・表紙:宝石の国(巻頭カラー4Pもあり)
・特別付録:「宝石の国」マスキングシート
※電子版ではイラストとして収録。
・新連載/1:園田ゆり「あしあと探偵」カラー4Pあり
・新連載/2:熊倉献「春と…盆暗」
・新連載/3:秋津そたか「僕のクラスの織田くんは」
・四季賞特別企画:鶴田謙二氏に聞く「勝てる! 1ページ目の作り方」4P
・「冒険エレキテ島」連載再開(ひさびさ!)
・「少女回路」二本立て(安定感)
・「ヴィンランド・サガ」休載の代わりに外伝「犬SAGA」掲載、8P
・完結:天の血脈、零崎軋識の人間ノック
・休載:おおきく振りかぶって(今号から長期休載)、ヴィンランド・サガ、ぼくは愛を証明しようと思う。
・隔号連載:ヒストリエ→なし、ディザインズ→あり。
・28作品、825ページ
(備考)
「げんしけん」終了直後、新連載3本(+エレキテ島)があるものの休載も3つってことで★-1で。
*
ついでに、ちょっとしたことですがPCブラウザで確認したところ目次ページ(2P)からのジャンプ先がそれぞれ作品1ページ目の1つ次に飛ぶのがちょっとモヤッとします。
なぜかディザインズ(だけかな?)は大丈夫でしたが。
(リーダー機能の目次メニューだと正常、あとAndroid版は発生せず) 続きを読む投稿日:2016.09.23
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アフタヌーン 2016年10月号 [2016年8月25日発売]
アフタヌーン編集部, 木尾士目, 藤島康介, 沙村広明, 市川春子, 北道正幸, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 千真, 遠藤浩輝, 岩明均, 寺田亜太朗, すえのぶけいこ, 幸村誠, 渡辺保裕, 藤沢数希, 井雲くす, いとまん, ひぐちアサ, 鈴木ミニラ, 草水敏, 恵三朗, 清家雪子, 西尾維新, チョモラン, 瀧波ユカリ, 桃井ゆづき, 高橋ツトム, 横山キムチ, 芦奈野ひとし, 安彦良和, 篠房六郎, ほづみりや, 榎本俊二 / アフタヌーン
安心して部室に帰ってきてください@げんしけん二代目完結
1
・表紙/新連載:遠藤浩輝「ソフトメタルヴァンパイア」
・四季賞2016夏・高橋ツトム特別賞:桃井ゆづき「青々」32P
・げんしけん完結記念小冊子あり、20P
→内容は 現連載陣からのイラスト&メッ…セージ。
・完結:げんしけん二代目、葬送のリミット
・休載:なし(!)
→隔号連載はディザインズ:なし、ヒストリエ:あり。
・29作品、868ページ+小冊子分20ページ
◆げんしけん完結:クッチー史上まれに見る優しい世界であった
(何年空いてもいいから三代目を待ってるぞっと)
◆新連載:内容や初回84Pというボリュームよりオリビア・ニュートン・ジョンのテンションの高さが予想外でした。次の近況も楽しみです。
(なんとなく今回からあんまり長く書かないようにします)
(備考)
・ヒストリエは単行本作業のため少なくとも次回休載
・おお振りは作者出産のため2017年7月ごろまで長期休載 続きを読む投稿日:2016.08.24
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アフタヌーン 2016年9月号 [2016年7月25日発売]
アフタヌーン編集部, 尾崎かおり, ひぐちアサ, すえのぶけいこ, 寺田亜太朗, 藤島康介, 千真, 草水敏, 恵三朗, 渡辺保裕, 北道正幸, 木尾士目, 鈴木ミニラ, 幸村誠, 市川春子, 五十嵐大介, 藤沢数希, 井雲くす, 手石ロウ, 瀧波ユカリ, 芝村裕吏, キムラダイスケ, いとまん, 高橋ツトム, 横山キムチ, 清家雪子, 安彦良和, 西尾維新, チョモラン, 外木寸, 芦奈野ひとし, ほづみりや, 榎本俊二 / アフタヌーン
鍛えまくって(画力で)ボコる選択肢
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・表紙:フラジャイル
・新連載/1:寺田亜太郎「あやつき」55P、カラー2Pあり
・新連載/2:鈴木ミニラ「聖域コンシェルジュ」28P、カラー2Pあり
・四季大賞@2016年・夏:手石ロウ「兄鬼爆弾」…52P
・読切:尾崎かおり「ラブレター」53P
・完結:探偵プロビデンス
・休載:葬送のリミット、波よ聞いてくれ
→隔号連載はディザインズ:あり(待ってた)、ヒストリエ:なし。
・28作品、936ページ
前号の予告にありましたが、アフタヌーンは現在7ヶ月連続で新連載が始まっています。
うち2つ(+今月1つ)は短期連載ですでに完結しているものの、2016年3月号の「発症区」から今号までですでに十作というハイペースぶりです。(単行本の数も毎月すごい)
読者としては正直ちょっと大丈夫かなという気持ちもありますが、四季賞を目指す方にとってはこれほど心強い雑誌もそうそう無いんじゃないでしょうか。
もちろんラインナップ的には新人ばかりではなく「トップウGP」「ライフ2」のようなものもあるし、次号も何やら非常に期待できそうなものが控えているので楽しみです(主に作者近況が)。
しかしまあ新作をざっと見た感じ、堀北のどうとかはたとえネタでも言っちゃいかんとか、劣化ラブやん?(首長え)とか、えっいぬやしきからのガンツ?とか……さすがにちょっとどうかなと思ったので★-1。
ただ四季大賞の「兄鬼爆弾」は憎悪や恐怖の表現が狂気じみた迫力で非常に読み応えがありました。
(キモい画風なのかと思ったら爽やかなイケメンも描けるようで底が知れない……)
なお、某作者が先日話題になった例の件についてスルーせずに(形だけでも)触れていたのを見てなんとなく安心しました。(重要)
そして個人的には、「ラブやん」を引き継ぐかのように巻末が定位置になりつつある「アンダー3」が来月も読めることを確認して胸をなでおろしました。(超重要) 続きを読む投稿日:2016.07.24
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アフタヌーン 2016年8月号 [2016年6月25日発売]
アフタヌーン編集部, すえのぶけいこ, 藤島康介, ひぐちアサ, 岩明均, 芝村裕吏, キムラダイスケ, 沙村広明, 千真, 木尾士目, ヤマシタトモコ, 渡辺保裕, 幸村誠, 草水敏, 恵三朗, 北道正幸, 芦奈野ひとし, 市川春子, 小林嵩人, 藤沢数希, 井雲くす, 清家雪子, いとまん, 榎本俊二, 安彦良和, 外木寸, 西尾維新, チョモラン, 高橋ツトム, 横山キムチ, ほづみりや, 瀧波ユカリ, 篠房六郎 / アフタヌーン
田渡塁審の野球ライフはまだ終了してないぜ
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・表紙&新連載:すえのぶけいこ「ライフ2 ギバーテイカー」(Giver / Taker)初回は116P(!?)
・新連載:渡辺保裕「球場三食」(きゅうじょうさじき)カラー4Pあり
・四季賞出身作家… 特別対談:沙村広明×五十嵐大介、4P ※モアイ公式で全文公開中。
・特別付録:「ライフまるごと一冊小冊子」※単行本1巻の内容を収録した小冊子
※もちろん電子版にも付いてるよ!
・完結:花井沢町公民館便り(……!)
・休載:なし
→隔号連載はヒストリエ:あり、ディザインズ:なし。(無いのか……)
・28作品、948ページ+「ライフ」小冊子分209ページ
ドロドロいじめ漫画「ライフ」の名を冠したまさかの続編(?)は、いきなり116ページで開始。
とりあえず主人公は女刑事なので学園ものではないみたい。
初回は過去の出来事~顔見せという感じで、これからライバル役がどの程度のガチクズぶりを発揮するのかは未知数。
(どうせなら時計じかけのオレンジかファニーゲームくらいやってもいいんだぜ)
まあ正直ちょっと心配になるくらい見開きページの使いっぷりが豪快で、ページ数ほどには話が進まない印象。(次号も74Pだとか)
もうひとつの新連載「球場三食」ですが、これが意外にも非常に良かったです。
要するに「野球観戦マンガ」なんですが、コアなファンにしか通じないようなネタをていねいに紹介/解説していく方向性なので読みやすいです。
「今年も12球団すべてのFCに入会済みだ」とか、三塁審判のマイク(謎の小指)に号泣するとかいうあたりには狂おしい愛と熱量が感じられます。
球場内の食べ物描写まで異様に気合が入っていたりもするので、(自分みたいに)野球そのものには大して興味が無いとしても、ちょっと変化球なグルメマンガや日常モノとして楽しめると思います。
(備考)
書籍説明が『ライフ2 キバーテイカー』になってて、なんだよキバーって秋葉原か新木場あたりの隠語かよと思いました。
※修正されたようです 続きを読む投稿日:2016.06.24
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HUNTER×HUNTER モノクロ版 33
冨樫義博 / 週刊少年ジャンプ
待つさ いくらでもな
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2012年12月の32巻ラストで暗黒大陸編が始動してから3年半を経て待望の最新巻。
どうも今月(2016年6月)はドリフターズ、ベルセルクも出るという奇跡の月だとして騒然となったとかなってないとか。
…しかしどれだけ休載があろうとも、書店を通れば ハンターハンター! 最新巻! を連呼する呼び込みや告知ポスターを見かけたりと、その存在の大きさを改めて感じます。
肝心の内容ですが、まず一体何が起きているのかというくらい絵柄の安定感や密度がハネ上がっています。
ハンターハンターと言えば連載中は落書きのような状態で掲載されることがあり、それをコミックスで「最低限」の修正を加えることが有名。
ただ、たとえば32巻の339話と、33巻344話の同じ部屋を見比べると加筆がどうとかいうレベルを越えて歴然とした差があります。
他にも暗黒大陸の描写や(少ないけど)戦闘シーンでも凄まじい迫力で、待たせるだけのことはあるな、という出来です。
(人物では、黒服と化したクラピカがむちゃくちゃかっこいいです)
そしてストーリーのほうは、もう語り尽くせないほどの壮大な始まりに立ち会っているようなワクワク感に満ちています。
デスノート以上のセリフ量もあって読むのにも理解するのにもかなり時間がかかりました。
例によって「暗黒大陸編」と一口に言っても、
・協会vsビヨンド
・ジンvsパリストン
・厄災の脅威
・「フリークス」の謎
・14名の王位継承戦
・壺中卵の守護霊獣
……といった内容が同時展開しているため、この巻だけでもとんでもない数の新キャラやキーワードが登場しています。
あまりにも馬鹿デカすぎる大風呂敷がだばだばだばーっと広げられたわけですが、これまでを考えれば一見重要ではない脇役の一人ひとりに至るまでここ一番の役割や伏線が散りばめられていることでしょう。
なお、余白ページにある「危険生物 ランク表」の定義や「3世代口座」の概念といった詳細な解説も新章の深みを増しています。
本作を振り返ると、GI編では仮想ゲームやカードゲームをルールブック付きで、キメラアント編では新種の生物の生態や繁殖の過程を創造していたように思います(大げさか)。
そして今回は、これまでを上回るスケールで「未知の世界」そのものを描き始めているのかなと。
すでにアルカ(=アイ?)の件だけでも念能力を越える未知の一端がかいま見えますが、今後どれほど壮大な展開に至るのかもはやまったく想像できません。
まあつまりなんていうか、この時代に生まれてよかったです。 続きを読む投稿日:2016.06.05