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chihiro1117さんのレビュー
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  • アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1

    アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1

    カガノミハチ

    ウルトラジャンプ

    ハンニバルのかっこよさを味わう漫画です

    戦記もので面白い漫画として紹介されていたので、読んでみると確かに面白く、一気に4巻まで読んでしまいました。 「マゴ(ハンニバルの弟)よ、覚えておけ。  遠征先で大軍の質と量を維持するために絶えず必要となるものが3つある。  兵糧、女、そして勝利だ」 この洞察にしびれました。 傭兵を中心とするハンニバル軍の弱点を、ハンニバル自身が最もよく理解しているような描写です。 続きが気になります。

    4
    投稿日: 2014.02.09
  • 統計学 2冊パックバリュー版

    統計学 2冊パックバリュー版

    西内啓,清水量介,鈴木崇久,深澤献,藤田章夫

    ダイヤモンド社

    お得感のあるパックです

    「統計学が最強の学問である」が読みたくて購入しました。 2冊目がついていてお得感がありますが、そちらはおまけといった位置づけです。 1冊目の方は、話題になっただけあってなかなか興味深く読むことができました。 いちばん印象的だったのは、統計学の起源として紹介されていた、ロンドンでの疫病の研究です。 このエピソードからは、2つの学びがありました。 一つは、問題の解決方法には、以下のミクロとマクロそれぞれから出発する方法があるということです。 ミクロから出発するのは、たとえば流行している疫病の原因となる細菌を調べ、その細菌を殺して繁殖を防ぐというものです。 一方、統計学のようにマクロから出発する方法では、細菌の性質には注目せず、どういう状況でどういった人々が疫病に感染するのかを比較し、より感染の低い条件を探します。 この紹介されていたロンドンの話では、後者のマクロから出発する統計学の考え方が、疫病の拡大を防ぐのに大いに役立ったようです。 もう一つの学んだことは、だれもが疑問をさしはさむ余地のない常識的な方法が、かえって問題の悪化を招くことがあるということです。 疫病が流行っていたロンドンで、その拡大を止めようとした役人の一人が、不衛生な都市環境にこそ疫病の原因があると考え、街の美化を徹底的に推し進めました。 その結果、疫病の菌を含んだ汚物がテムズ川に大量に流れ込み、その水を飲んだ人々の間にさらに感染が広まったそうです。

    5
    投稿日: 2014.02.09
  • ドリフターズ(3)

    ドリフターズ(3)

    平野耕太

    ヤングキングアワーズ

    戦記ものとしての面白さが深まってきます

    ジルドレってこんな武闘派だったの、というのが第一印象です。 戦争準備がすべて論とか、鉄砲で全農民を兵士に変えれる説とか、信長の先見の明が上手く表されているなあというのが第二の印象です。 あとは、人類に絶望した者が廃棄物になるっていうのは、魔法少女が魔女になる過程と似てるなあと思いました。 それで魔法少女のジャンヌ・ダルクやアナスタシアが魔女になったのかもしれません。

    1
    投稿日: 2014.01.01
  • ドリフターズ(2)

    ドリフターズ(2)

    平野耕太

    ヤングキングアワーズ

    どんどん面白くなってきます

    織田信長、島津豊久、那須与一。 信長の野望なら戦闘力平均90近くありそうなこの面子で、ファンタジー世界の国を盗りに行きます。 敵も武闘派の土方歳三や、なぜか魔法少女になっているジャンヌ・ダルクやアナスタシア・ニコラエヴナとバラエティに富んでいます。 個人的にはハンニバル・スキピオのコンビがどんな活躍を見せるのか楽しみです。

    3
    投稿日: 2014.01.01
  • ドリフターズ(1)

    ドリフターズ(1)

    平野耕太

    ヤングキングアワーズ

    面白くて3巻まで一気に読みました。

    戦記もので面白い漫画と聞いて読んでみました。 日本史、世界史の英雄が(エルフとかオークがいる)ファンタジー系の世界で戦うという設定です。 こういう設定だと「どの英雄を出すか」という人選が重要になってきますが、織田信長をはじめとする超メジャー級から、高校世界史の授業でもやらないマイナーな人物まで色々出てきて面白いです。 1巻はまだ人物紹介程度の物語展開ですが、巻を進めるごとに話が膨らんで行き、面白さも増していきます。 今後の展開にも注目です。

    4
    投稿日: 2014.01.01