さだきよしさんのレビュー
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109
このユーザーのレビュー
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8
渡航, ぽんかん8 / ガガガ文庫
三度くる、ターニングポイント
6
7巻の後を引いて、全体的に重たい感じがする8巻です。目次から怪しい感じがし、前回の「嘘告白」が尾を引いて、奉仕部の間に壁ができてしまったのが見ていてとてもつらく、6巻の最後から絆を深めていくものばかり…と思っていた人にはショックだと思います。真意を言えず悩む雪ノ下、物事の選択に悩む八幡、奉仕部の壁に悩む由比ヶ浜、またこれに関連してか周りの人の心情に変化していており、特に葉山の行動は賛否が分かれると思います。しかし、この人間関係のすれ違いや思わぬ再開をとうして八幡に微妙な変化があり、物語のターニングポイントにもなっています。また、材木座、川崎、戸塚達のシーンは前の空気と比べて明るく、彼等もこの作品になくてわ欠かせない奴等だと救われ気持ちになりました。どう転ぶかわからない展開が目まぐるしく続いて、早く9巻と雪ノ下のデレ(本命)がみたくてたまりません(>_<) 続きを読む
投稿日:2013.11.28
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10
渡航, ぽんかん8 / ガガガ文庫
箸休めまたはラブコメ回
6
今回は最近の出来事から抑えめになって、それぞれのキャラに重点を合わせた巻になってると思います。奉仕部への依頼でまたひともめしますが、一人一人のキャラクター性が良く使われてるイベントが多く、キャラ好きの…私としてはとても楽しめました!
また「手記」の部分が某作品を彷彿してしまい、懐かしさとこれから終盤へとさしかかったんだという寂しさを感じました。
奉仕部の人間関係の結末と「本物」とはなにか?
次巻の刊行がまちどおしいです!
続きを読む投稿日:2014.11.27
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我妻さんは俺のヨメ(1)
蔵石ユウ, 西木田景志 / 週刊少年マガジン
マガジンらしい良きラブコメ
6
この作品を見て感じたことは、良い意味でマガジンだな~でした。
才色兼備で学園の人気者の我妻さんに憧れる主人公は、眠ると起こるタイムスリップで彼女が将来の奥さんという未来を見て、実現するために奮闘する物…語で、バタフライエフェクトよろしく、行い方で未来が変わってしまい、意外に展開が読めたり読めなかったり、話の続きがきになるストーリーと、男軍団の表情豊か(顔芸)で許可をとったパロネタと妄想と嫉妬まじりの馬鹿な行いがツボにはまりました。
表紙の我妻さんに一目惚れしたなら買って損はしません!
続きを読む投稿日:2014.04.06
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“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】
野村美月, 竹岡美穂 / ファミ通文庫
名作
4
この作品の上手い所は、物語を下敷きにしてはなしを展開していくところです。
ストーリーは、その物語を意識させるように展開していくのですが、その物語を素のままに使うのではなく、その裏にはこのような場景があ…ったのではないのか? 救いがあったのではないのか? だから作者、この物語を書いたのではないか?のようなストーリーで進んでいき、その話の開き方が逸材で、先が読みにくく続きが読みたくなる面白さがあります。
また、遠子先輩(ヒロイン)の文学作品の感想が特殊で、「紙をごはん」にする性質のせいでストーリーの「キュンとする、切ない」等の感覚表現を「甘い、苦い、辛い」等の味覚表現で、表す所が逆にわかりやすく手に取って見たくなってしまいます。
そしてなにより、竹岡さんのキャラデサと野村さんのキャラクターの描き方がとてもマッチしており、可愛いく神秘的な少女を描くと、1,2を争えるレベルです!! 続きを読む投稿日:2013.09.30
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
渡航, ぽんかん8 / ガガガ文庫
思わず考察したくなる
4
この作品は、友達がいない「ぼっち」の比企谷八幡、才色兼備で少し傍若無人な雪ノ下雪乃、「コミュ力」が高く周りに明るい八方美人の由比ヶ浜結衣達が送る残念青春ラブコメで間違いないと思います。
この巻は前者…で言った残念系ラノベの毛色が強いですが、地文の逸脱さや共感してしまいそうな「ぼっちネタ」や「教室内カースト」等、読者の心をくすぐったり、殴ったりする話はハマると面白く、そこに多くのファンがついたのだと思われます。
だけどこの作品の魅力はそこだけではありません!
巻を積んでいくごとにわかる彼等やそれをとりまく人物の微妙な関係、そこから歩み寄りゆっくりだけど距離が近づくのを丁寧に描く過程、また一人称だからこそわからない隠れた好意や想いを考察するのはこの作品の醍醐味だと思います。
文章がまわりくどい感じもあるとおもいますが、彼等の行く末とぽんかん⑧の進化を見てもらいたいです。 続きを読む投稿日:2013.12.17
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ディメンション W1巻
岩原裕二 / ヤングガンガン
岩原先生さすがです
3
DTBのマンガで、先生の作品にハマり今回の作品を読みましたが、面白い!
先生のアメコミのような描き方と、アクリルのような色の塗り方はとてもスタイリッシュで、好きな人にはたまらない絵柄です。
ストーリー…は、「コイル」という異次元からエネルギーを取り出す装置に潜む陰謀と謎に主人公が闘争する近未来SFですが、この作品のツボは「おっさん×ロボ娘」コンビだと私は思います。岩原先生の作品だと「おっさん×少女」や「少女×動物」であまりないコンビが多いですが、この作品の主役のコンビもとても良く、素っ気ないが根は良い主人公とロボットの癖に純真で人間らしい心を持った少女という組み合わせが織りなすストーリーがこの作品の肝だと私はおもいます。 続きを読む投稿日:2013.09.30