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さだきよしさんのレビュー
いいね!された数109
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11

    渡航,ぽんかん8

    ガガガ文庫

    トライアングルの行方

    雪ノ下の好意が文章またはアニメで表面化した今回。 離れたり近づいてまた離れたり、人の関係性の難しさと彼等彼女等の人間模様を丁寧に描いていった俺ガイルの本締めに近づいてきました。 氷の女王のように冷徹に見通しただ正しくあろうとしていた雪ノ下が八幡の屈折した意地のわるさ(またそんな彼の優しさ)由比ヶ浜の壁を隔てない一途な好意にふれて、強く清楚な女性ではなく、弱さもある可憐な少女としての彼女のいじらしくらしさは今巻最高潮を迎えてます!ニヤけました! そんな彼女が八幡に好意を表し、また由比ヶ浜の気持ちに気づいた時どう物語は動きだすのか、楽しみでした。 選びとるのか、壊れてはなれてしまうのか、気持ちを告げずにまた違和感の日々を過ごすのか。 しかし、サブタイトルの「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹きはじめる」そして物語から、今までの八幡ではなく、だけど彼らしい答えを選ぶ。 そんな期待想わせてくれました。

    1
    投稿日: 2015.07.15
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

    渡航,ぽんかん8

    ガガガ文庫

    第3のヒロイン爆誕

    アニメ第2期放送がまじかにせまり、奉仕部の日常を深堀する今回ですが、表紙にはじまり、話の中でも一番印象に残ったの一色いろは というか今巻はいろはす~回でした。 奉仕部のメンバーに普通にとけこみ、八幡を意識しているかのような言動や計算高いあざとさが持ち味な彼女が、由比ヶ浜・雪ノ下に嫉妬に近い感情を出させたり、二人でデートしたりと、俺ガイルの作中で奉仕部や物語にも、新しい表現をあたえてくれる彼女が魅力的に描かれていて、正直な感想「うん、ラブコメだな!!」でした(良い意味で)。 そんな彼女が奉仕部にどんな影響を与え、また彼女自身がどんな影響を受けるのか そして装いを変え、ますます魅力的になったアニメーション第2期で、彼等彼女等がどのように描かれるのか楽しみです!

    10
    投稿日: 2015.03.26
  • 冴えない彼女の育てかた7

    冴えない彼女の育てかた7

    丸戸史明,深崎暮人

    富士見ファンタジア文庫

    裏切られた!

    加藤の中のサークルについてや、まさかの展開に読者として良い意味で裏切られました! クリエイターとしての彼等のあり方を熱くしかし切なかったやりとりは、作者の立場や作風を思せる素晴らしいシーンで思わず話にのめり込んでしまった。 また今回の加藤のシーンは彼女のフラットな独特のキャラクター性から垣間見れる「萌え」が滲み出ており、たまらなく可愛いかったと言いたい! 追記 電子書籍で買った人、またはまだ見ていない人は本屋等でカバー裏を見てください!

    7
    投稿日: 2015.01.02
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10

    渡航,ぽんかん8

    ガガガ文庫

    箸休めまたはラブコメ回

    今回は最近の出来事から抑えめになって、それぞれのキャラに重点を合わせた巻になってると思います。奉仕部への依頼でまたひともめしますが、一人一人のキャラクター性が良く使われてるイベントが多く、キャラ好きの私としてはとても楽しめました! また「手記」の部分が某作品を彷彿してしまい、懐かしさとこれから終盤へとさしかかったんだという寂しさを感じました。 奉仕部の人間関係の結末と「本物」とはなにか? 次巻の刊行がまちどおしいです!

    6
    投稿日: 2014.11.27
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9

    渡航,ぽんかん8

    ガガガ文庫

    感情移入してしまいました

    初の表紙を飾った平塚先生の絵を眺めてからの、口絵のSD化された八幡といろはで読書欲を沸き立たせ、いざ本編を読むと前回のラストからの表面をなぞった何かが壊れた奉仕部が描かれていて、またいたたまれない気持ちなりました。 いろはからの依頼を八幡独断で受けてしまうのですが、その過程が別の人物のデジャブを見るかのよで、見ていられなく、また奉仕部のすれ違いも重なって潰すよに彼を追い詰めていく。 自分で自分がわからなくなってる中、ある人物があらわれます。 本巻は431ページという俺ガイルのなかでも、トップをほこる文章量ですが、八幡の一言、そのたった一言が全てをものがったています。 そしてぜひ,307ページ、342・343ページ、そして巻末を見て欲しい。 本巻は6巻とまた違う素晴らしい読後感でラブコメとしては、間違っているのだろうけど、爽やかな、そして温かい気持ちになりました。

    12
    投稿日: 2014.04.24
  • 我妻さんは俺のヨメ(1)

    我妻さんは俺のヨメ(1)

    蔵石ユウ,西木田景志

    週刊少年マガジン

    マガジンらしい良きラブコメ

    この作品を見て感じたことは、良い意味でマガジンだな~でした。 才色兼備で学園の人気者の我妻さんに憧れる主人公は、眠ると起こるタイムスリップで彼女が将来の奥さんという未来を見て、実現するために奮闘する物語で、バタフライエフェクトよろしく、行い方で未来が変わってしまい、意外に展開が読めたり読めなかったり、話の続きがきになるストーリーと、男軍団の表情豊か(顔芸)で許可をとったパロネタと妄想と嫉妬まじりの馬鹿な行いがツボにはまりました。 表紙の我妻さんに一目惚れしたなら買って損はしません!

    6
    投稿日: 2014.04.06
  • 冴えない彼女の育てかた(1)

    冴えない彼女の育てかた(1)

    丸戸史明,守姫武士,深崎暮人

    月刊ドラゴンエイジ

    アレンジが上手ですごくいい!!

    絵柄もとてもいいけど、原作にないシーンが追加されていて、そのアレンジがコミック版だからこその持ち味になってます。 原作を見る前にこちらから入るのもありですね!

    7
    投稿日: 2014.03.25
  • マンガで分かる心療内科(1)

    マンガで分かる心療内科(1)

    ゆうきゆう,ソウ

    ヤングキング

    1割のエロと3割の心療内科と6割のギャグでできたマンガ

    心理的病気の事例をギャグマンガで描いているのが、すごく面白い!!(ギャグが) 両方がボケられのがすごく好きです。

    1
    投稿日: 2014.02.01
  • 聲の形(1)

    聲の形(1)

    大今良時

    週刊少年マガジン

    どうしてこうなった?

    手のひらかえすように態度をかえるクラスメート、問題に加入できるはずの教師の見てみぬ振り、もとい加害者としての参入は目を疑いたくなるほどひどかった 「気持ちはわかるよ」とか悟ったようで、無責任なこと言うなと!!(しかしその言葉を出してしまうのはわからなくもないと思ってしまった) そして最後の顛末は胸くそ悪くて救いようがない…… 読み切り時はここで終わっしまったらしいから衝撃的だ。 本当に連載してくれて良かったです

    18
    投稿日: 2014.01.16
  • “文学少女”と死にたがりの道化1巻

    “文学少女”と死にたがりの道化1巻

    野村美月 ファミ通文庫(株式会社KADOKAWA エンターブレイン刊),竹岡美穂,高坂りと

    月刊少年ガンガン増刊ガンガンパワード

    原作とマッチしたコミック版

    “文学少女”シリーズのコミック版ですが、残念ながら原作の2巻まで完結してしまいました。 竹岡さんの色彩に近いとても再現度がたかい画風でとても良かったのに残念です。 もし原作に興味をもたれている人がいればぜひ読んで欲しいです。

    1
    投稿日: 2014.01.09