
ザ・ゴール2
エリヤフ・ゴールドラット,稲垣公夫,三本木亮
ダイヤモンド社
空想してから寝てください。
「ザ・ゴール」から10年後のユニコ社。 そこには多角事業グループの統括する副社長のアレックスがいた。 ところが、会社の業績不振を理由に事業グループの売却を通告されてしまう。 しかし、傘下の事業グループ会社には、10年前に一緒に戦った戦友ともいえるべき部下たちがいた。 前作は「思考プロセス」を生産管理に実践したが、今回は彼らと共にマーケティングへと応用することで話が展開していく。 前作は400ページを超えるボリュームだったが、今作は200ページちょっと、ボリュームダウン。展開も早く、すらっと読めるが、途中本作の「思考プロセス」であるさまざまなツリー構造を用いながら、問題を論理的に解析していくあたりは、じっくり読むべきである。 巻末に、ストーリー中に出てきた「思考プロセス」の説明があり、親切である。 また、ストーリー最後に出てくる3つの必要条件、日本の会社もかくありたいものです。 さて、次は同じエリヤフ・ゴールドラット氏の著書「クリティカルチェーン」を読みます。
0投稿日: 2014.05.22
ザ・ゴール
エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮,稲垣公夫
ダイヤモンド社
仕事と家庭、どっちが大事なのよ!
現状をどうにか変えていきたい、日本で言う「カイゼン」に苦しんでいる方には大変参考になる小説です。 工場閉鎖の危機にさらされた工場長が、TOC (theory of constraints) の思考プロセスを、チーム一丸となって試行錯誤で実践して行き解決していく姿が描かれていますが、そこに本部と部下との間にある工場長というポジションの苦悩と、2児の父という家庭でのポジションの苦悩、二つの物語が同時進行して行く様は、多くの家庭を持つ男性の皆様に「あるある」と共感を呼ぶのではないでしょうか。 思考プロセスの固いお話と思いきや、そこにラブコメディーの要素が詰まった異色の小説で、ストーリーの展開も早くて面白いです。 工場長(=アレックス)のその後が気になるので、続編も間違いなく買いです。
2投稿日: 2014.05.18
明暗
夏目漱石
青空文庫
道半ばにして巨星落つ
夏目氏の小説に多く見られる、主人と女房とその周りの人々との関係が絶妙な、未完の大作。 未完ではあるが、その後の展開を推測した↓あたりの考察など、大変勉強になる。 http://homepage2.nifty.com/LUCKY-DRAGON/kakurega-7meian.htm
1投稿日: 2014.05.06
坑夫
夏目漱石
青空文庫
こ、これは
ノーマークの小説だったが、他夏目氏の小説の中で比較しても、個人的に面白かった。 おぼっちゃんが家出(?)して、自暴自棄になって、坑夫に誘われて、その道中やら、鉱山での出来事がトントン拍子に進んでいくにゃー
3投稿日: 2014.05.06
二百十日
夏目漱石
青空文庫
こりゃよい
阿蘇山の噴火口を見に行く話。 登場人物二人の掛け合いが絶品で面白い。 短いのでさらっと読める短編小説だにゃ。
0投稿日: 2014.05.06
吾輩は猫である
夏目漱石
青空文庫
豪傑ぞろい
誰もが聞いたことがあるタイトルにも関わらず、内容を全く知らなかった自分が恥ずかしくなり、一心不乱に読んだ。 迷亭だにゃ~
1投稿日: 2013.11.29
のぼうの城 上
和田竜
小学館
信長の野望世代
上下巻とも一気に読み終わってしまった。読み終わって、実際に忍城に行ってみたくなる。 小田原攻めの裏でこのような攻城戦があったとは。 記述されている情景が目に浮かぶような小説で、登場人物の性格もよく伝わってきて、当時を偲んでしまいます。
1投稿日: 2013.11.27
今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術
西多昌規
ダイヤモンド社
完璧主義のあなたへ
仕事のやり方について、また職場での人との付き合い方について、なんとなくわかっているが、こうして本を読んでみると考えてしまう部分があることが自覚できる本。 100%のフルパワーで仕事することが実は良くない、80%にして残りを自分の勉強に費やそうかなー、と思い立ったきっかけになった。
0投稿日: 2013.11.27
