
IDEA HACKS!
原尻淳一,小山龍介
東洋経済新報社
既知のアイデアも多くあるものの
視点や提案も多く一読の価値はある。問題は、有効な方法を身に付けられるかだ。
0投稿日: 2013.12.01
東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法
吉永賢一
中経出版
記憶法に関する本は多々あるけれど
有効な方法が非常に具体的に数多く説明されている。数多く方法が説明されているのは、読者に合う方法を読者自身が試しながら見つけられるように多くの提案をしているためだ。方法を赤裸々に明かしたら、商売棚上げだろうと思うかもしれないが、結局、この本全体に言えることは、人それぞれ記憶の仕方や趣向が違うので、本人に合った方法を探していかないとうまくいかず、そこに著者の職業としての役割があるから手の内を見せても大きな影響は無いということだろう。 英語学習に対する提案など、応用範囲は広い。
1投稿日: 2013.12.01
人は「暗示」で9割動く!
内藤誼人
すばる舎
あまりにも多くのアドバイスが書かれていてちょっと混乱する
たぶん、キーになるアイデアに絞れば半分以下の内容になると思われ、残りはページ数を稼ぐために書かれたような内容で、かなり限られた条件でてきおうできるような内容で賛同しかねる。 しかし、書かれている内容は具体的に書かれていて、いくつかは経験上うなずけるものもあり、一読して、なにかの気づきのきっかけになるとは思う。悪くはない。
1投稿日: 2013.12.01
世界を、こんなふうに見てごらん
日高敏隆
集英社文庫
確かに、新たな視点を指摘されてハッとするところもあり
ご自身の体験の裏付けがあるだけに説得力もあるのだが、冗長的なところもあり、もっと突き詰めて絞り込んだ方がこの本の伝えるべきところがより伝わったのではないかとも思う。
0投稿日: 2013.12.01
蹴りたい背中
綿矢りさ
河出文庫
ハツの気持ちや、にな川の行動に共感できるところは多々あるけれど
ちょっと分からないところもあり、この辺は綿矢さん世代だとしっくりくるところなんでしょうか?綿矢さんと同世代の方のレビューを読んでみたいです。 好きな小説です。
0投稿日: 2013.11.08
インストール
綿矢りさ
河出文庫
奇をてらった設定がちょっとやりすぎた感じ。
突っ込みどころ満載で、結末もなんともさりげなさ過ぎて、正直なところ、読後がいまいちだった。 けれど、思い返すと、細かい描写がいろいろと思い出されて、じわ~っと奥深さが伝わってきた。綿谷りささんがこれからどういうものを生み出すのか楽しみだ。 ところで、IEと書かずにNetscapeと書くあたり、古さを出したかったのか?でもいまどき無償でダウンロードできるし。こだわり?ん~謎だ。ご本人に確かめてみたい。
3投稿日: 2013.11.08
桐島、部活やめるってよ
朝井リョウ
集英社文庫
構成が面白い。
こういうのは、なにか古典的な原型があるんでしょうか?この構成が、いろんな見方があることや、自身と他者との見方の違いや、強さと弱さというものが簡単には説明できないことやら、さまざまな人間のサガを映し出している。小さい宇宙があつまって大きな何かを物語っているような不思議なまとまり感もある。 流行の楽曲など、あと数十年経つと古く感じるんでしょうが、ここに書かれている感情は、今の空気なのか、不変なものなのか。非常に優れた小説だと思います。
0投稿日: 2013.11.08
プロジェクトX 挑戦者たち 勝者たちの羅針盤 家電革命 トロンの衝撃
NHK「プロジェクトX」制作班
プロジェクトX 挑戦者たち
以外に知らなかったこともあり、
結構面白かった。トロンについては知っていると思っていたし、ページ数が少なく安価だという不純な動機で購入してみたのだけれど、これがどうして、ストーリーも面白く、知らなかったことも少なからずあって、プロジェクトXらしい熱い思いにぐいぐい引き込まれ最後まで楽しく読ませていただきました。
3投稿日: 2013.11.08
スティーブ・ジョブズ I
ウォルター・アイザックソン,井口耕二
講談社
Appple関連の本はかなり読んでいたので、この本はそれらをまとめたような内容なのだろうと高をくくっていた。
しかし、それは間違いだった。 巧みに計算された結果か、それともスティーブ・ジョブスのインタビューがもとになっているからか、これまで出ていた本とは違った棲み分けができている。時系列的に出来事を追うというよりも、スティーブ。ジョブスの心の様が、その時々のできごとによって語られている感じ。Apple II誕生前や、NeXT以降などを手厚く記述しているあたりも、これまでの本ではあまり描かれていない部分も多い
2投稿日: 2013.09.28
東京だより
太宰治
青空文庫
読み込みが浅いのか、タイトルと内容が結びつかない。
内容は、トカトントンでも感じたような、脈絡のない前半部分(絵を頼む心意気の意味はなんとなく分かるけれど)の後、ぐっとくる話がなんとも良い心もちで、なんというか希望のような(ん~ちょっと違うなぁ)明るさを感じさせます。
0投稿日: 2013.09.26
